「重い」と「軽い」、子どもたちにどうやって教えたらわかりやすい?
小さい子にとって、「重い」「軽い」っていうのはちょっと頭を悩ます問題。
見た目で理解しやすい“シーソー”も、危険だからとかいう理由で設置されていない公園が増えていて、重さを体感するチャンスが減っています。
「大きい」「小さい」っていう数の感覚も一緒で、こういう基本的なことのほうが意外と難しいんですよね。

でも、これらの概念って算数の基本だし、小学校入試でもよく出るから、しっかりと理解させたいところ!
そんな時に役立つのが、ボーネルンド(インビクタ社)の「ピエロのびっくりはかり」。
我が家ではおもちゃサブスクサービスで知育玩具をレンタルしているのですが、ちょうどこのはかりもラインナップにあったので借りて遊んでみました。



これを使えば、遊びながら自然と「重い」「軽い」が学べちゃう!
この記事では、「ピエロのびっくりはかり」をレビューし、遊び方や知育ポイントをご紹介していきます。
ボーネルンドのおもちゃは
サブスクが豊富


成長に合わせたおもちゃを届けてもらえる、おもちゃレンタルのサブスクでは、学研の取扱数が多い!
特にChaChaCha(チャチャチャ)
▼サブスクおすすめ会社まとめ
ボーネルンド「ピエロのびっくりはかり」とはこんな知育玩具


商品名 | ピエロのびっくりはかり |
---|---|
メーカー | インビクタ(メーカー国イギリス、生産中国) |
本体サイズ | 23cm×17cm×4.5cm |
パッケージサイズ | W23cm×H18cm×D5cm |
重量 | 290g |
素材 | ポリスチレン、ポリプロピレン |
セット内容 | ピエロのはかり×1個、1~10までの数字のおもり×各2個、バケツのパーツ×2個 |
組み立て | 不要 |
購入 | ボーネルンドや各種ECサイト(Amazon、楽天、Yahoo!ショッピング) |
「ピエロのびっくりはかり」は、イギリスの知育メーカー・インビクタ社が開発し、ボーネルンドが取り扱っている数と重さの学びをサポートするおもちゃ。
ピエロの左右の手にバケツをセットし、おもりを入れることでシーソーのようにバランスを取る仕組みになっています。
学べること
- 数字の大小・重さの比較
- たし算・ひき算の仕組み
- バランス感覚と量的感覚
- 数と量を直感で理解する力
見た目のユニークさに反して、内容はかなり本格派!
遊びながら「この数字は重たい」「こっちは軽いから足してみよう」など、言葉では説明しにくい量の感覚を、自然と身につけることができます。
実は、ボーネルンドの遊び場に行くのでこのおもちゃは店頭でよく見ていましたが、単に「足し算・引き算を練習するおもちゃ」くらいにしかとらえていなくて、スルーしていたんですよね。
でも、娘が「こぐま会」の教材で学習したり、幼児通信教育「モコモコゼミ」や「ふでまる道場」の知能テストの中で、シーソー問題にけっこう時間がかかったり苦戦していたことで、なんとなくわかってるじゃなく、“本当に理解してる?”と気づかされて。



なんか、まぐれ正解もありそう???
そんな時、おもちゃサブスク「ChaChaCha(チャチャチャ)」で再び見かけたのが、このピエロのはかりでした。
あらためておもちゃの説明を見てみると、重さや数の大小などいろいろ学べそう。これは絶好の機会だと思い、早速レンタルしてみることにしました。
セット内容
まずはセット内容をチェック。




- ピエロのはかり×1個
- 1~10までの数字のおもり×各2個
- バケツのパーツ×2個
- 説明書




おもりはすべて数字=重さでできていて、たとえば「1」は1g、「2」は2g、「10」は10g。つまり、数の大小がそのまま重さに反映されているんです!



この仕組みがスゴイ!
実は我が家には、アルビスブラン社の天秤おもちゃもあるのですが、どちらかというと見た目がおしゃれで楽しい感じ。




ところがこのピエロのはかりは、たった1gの差でもハッキリと傾くんです。



びっくりするほど精度が高い!
「この子、ちゃんと重さの違いがわかってるのかな?」と感じたときに、感覚で理解できる教材ってありがたいんですよね。
おもりのサイズも子どもの手になじむ大きさで、扱いやすいのもポイントです◎


ボーネルンド「ピエロのびっくりはかり」は何歳から遊べる?
「ピエロのびっくりはかり」は、4歳ころから遊べます。
この時期の子どもは、数を数えたり「大きい」「小さい」「多い」「少ない」といった違いに興味を持ち始めるタイミング。
そんな数の感覚が芽生えてくる頃だからこそ、遊びながら「重さ」や「数の大小」を体感できるこのおもちゃがぴったりなんです。
小学校の算数にもつながる


実はこのピエロのはかり、遊びながら将来の算数にも役立つ土台をつくってくれます。
たとえば小1の夏休み明けくらいに登場する「さくらんぼ計算」(10のまとまりをつくって考える計算)も、数を組み合わせてちょうど10にするという感覚が必要になりますよね。
↓さくらんぼ計算については、アメブロで解説しています。


そのためには、まずは具体物を使って「同じくらいの量ってこういうことか!」と実感する体験がとても大事。
おうちでこんな学びができるなんて、ちょっと得した気分になりますよ♪



「勉強っぽさゼロ」で遊びながら学べるのが、このおもちゃの魅力です◎
たぶん、ピエロがゆるい雰囲気なのも一役買っています(笑)。
ボーネルンド「ピエロのびっくりはかり」の遊び方


まずは基本の使い方から。
ピエロの両手に数字のおもりをかけると、数字が大きい方の手がスッと下がります。
この動きで、子どもは「重いほうが下がるんだ!」という基本のルールを目で見て体感できるんですね。
左右のバケツに「同じ合計の重さ」をかけると、ピエロがバランスよくピタッ!と止まります。
ちょうどネクタイの✓マークが真ん中に来るので、「やったー!合ってる!」と達成感があるのも嬉しいポイント。
目に見える正解があることで、遊びながらどんどん数や重さの感覚が育っていきます◎


それでは次に、実際にどんなふうに遊べるのか、具体的なアイディアを紹介していきます!
STEP1)数の大小を知る(目安:4歳〜)


お子さんが4歳くらいなら、このステップから始めてみましょう。
まずは「どっちが重いかな?」「どっちが多いかな?」を体験するところから。
お風呂で「1、2、3……」と数を数えるのとはちょっと違って、実際のモノの数や数字の大小を理解するには、こういった具体的な遊びがぴったりなんです。
たとえば、
- はかりの左に「3」をかけて、「この数字より軽い(または重い)数はどれかな?」とクイズ形式にする
- 「3を左手に、5を右手にかけたら、どっちが傾くかな?」と聞いてみる
→数字の大小を、体感で覚えていけます!
STEP2)足し算をする
ここからは足し算にチャレンジ。
たとえば、左手に「2」と「3」をかけて、「右手にはどんな数字を1つかけたら、左手とバランスが取れるかな?」と問題を出してみましょう。
→「5!」と気づけたら、それは立派な足し算の理解です◎
単純な足し算に慣れてきたら、ちょっと難易度を上げてみましょう。
「左手には4をかけて、右手にはどんな数字を2枚かけたらバランスが取れるかな?」って聞いてみるんです。
そうすると、「1と3」や「2と2」みたいに、複数の答えが出てくる足し算の遊びができるんですよ。


こんな風にして、遊びながら足し算のいろんなパターンを学べるんです。
STEP3)引き算をする
引き算も、ピエロのびっくりはかりでならスムーズ。
たとえば、左手に「2」と「4」をかけ、右手には「3」をかけてみましょう。「右手の『3』とバランスを取るために、左手の数字をどう変えたらいいかな?」と問題を出してみてください。
左手は「2 + 4 = 6」ですよね。
だから、左手の「4」を「1」に変えると、ちょうどバランスが取れるんです。「2 + 4 – 3 = 3」になるわけです。
式ではなくバランスで体験することで、引き算のイメージが頭に残るんです。
STEP4)推理遊びをする
ちょっと高度な遊び方がこれ。
付属の「バケツカード」を使って数字を隠しながら、推理ゲームに挑戦できます。
たとえばこんな問題を出してみましょう。「右手とバランスを取る左手の数字を当ててみてね」。
子どもは右手の数字を見ずに、手元の数字を左手にかけて、徐々に答えを絞り込んでいきます。「5より重くて10より軽い」といった感じで、答えを探っていくんです。




上からのぞこうとしても、数字の厚みがそれほどないので、バレにくいです(笑)。


「5回のチャンスで答えを見つけてね」というルールを設けると、さらにゲームが盛り上がります。
もし複数の数字を持っている場合、問題を作る方は楽しいですが、答える方はパターンが多くて難しいかも……。



すぐに当てるのはなかなかの挑戦になりますが、それがまた楽しいんです。
ヒントをもとに絞り込む力、仮説を立てて検証する力=論理的思考力が自然と育ちます!
- STEP1:数字の大小・重さの感覚をつかむ
- STEP2:足し算の組み合わせを考える
- STEP3:引き算の仕組みを理解する
- STEP4:論理的思考・推理力にチャレンジ!
どの遊びも、「やらせる」じゃなくて、「遊びながら自然に身につく」設計が魅力。
子ども自身の「できた!」を増やしてあげられるおもちゃです◎
ボーネルンド「ピエロのびっくりはかり」の良かったところ・メリット


「ピエロのびっくりはかり」の良かったところ・メリットは以下のとおり。
- 基本的な算数の土台がしっかり育つ
- 数字とグラムが連動 → 1gの差まで体感できる!
- バケツカードで数字を隠せることで遊びの幅が広い
- 親子のコミュニケーションがはかどる
- 問題解決能力アップ
基本的な算数の土台がしっかり育つ
このおもちゃ、ただの重さ比べで終わりません!
- 重いものが下に、軽いものが上に行くというシンプルな原理を通じて、「重い」「軽い」の感覚が視覚でわかる
- 足し算・引き算のしくみが自然と身につく
- つりあった時のチェックマークが「できた!」感覚に◎
小学校の算数につながる基本スキルが、遊びながらいつの間にか育っている感覚でした。
数字とグラムが連動 → 1gの差まで体感できる!


それぞれのおもりは、数字=重さ(例:3=3g)。このわかりやすさ&リアルな感触がすごく効果的でした。
小学校で「g(グラム)」や「kg(キログラム)」といった「単位」を習うときに、ピンとこない子って多いんですよね……。



「kg」の単位はお米や体重などでなんとなく理解できますが、もっと軽い「gって具体的にどれくらい?」という質問には答えられなかったりしませんか?
学校の授業では、「g」や「kg」を机上で学ぶだけでその実感が伴わないため、理解が難しいのです。
でもピエロのはかりで1gから10gの重さを手で感じておくと、机上の勉強もスッと理解できそうです。



やはり実体験は強い!
バケツカードで数字を隠せることで遊びの幅が広い




バケツカードを使えば、数字を隠して当てっこクイズができます。
「どの数字を使ってると思う?」
「あと何を足したらバランス取れるかな?」といったひらめき&考える遊びにも発展!
同じ道具でまったく別の遊び方ができるので、飽きずに長く楽しめるおもちゃだと思いました◎
親子のコミュニケーションがはかどる
ひとりでもじっくり遊べるけれど、やっぱり「一緒に考える」遊びが楽しい!
ママやパパが問題を出して、子どもが答える。
そんなやりとりを通して、
- 子どもの思考のクセが見えてきたり
- お互いの「なるほど!」が増えたり
ただ遊ぶだけじゃない、学びと会話が生まれる時間になりますよ。
問題解決能力アップ
「どうしたらバランスが取れるかな?」と考えるたびに、自分で試行錯誤する力が育っていきます。
遊びの中で答えを見つける経験を積めるのって、将来的にもすごく大事ですよね。
\知育と遊びのバランスが絶妙!/
ピエロのびっくりはかりは、「数って楽しい!」を引き出してくれる知育おもちゃでした。
ボーネルンド「ピエロのびっくりはかり」のイマイチなところ・デメリット


「ピエロのびっくりはかり」のイマイチなところ・デメリットは以下のとおり。
とても良くできた知育おもちゃではありますが、実際に遊んでみて「ちょっと気になるかも?」と感じた点もいくつかありました。
とはいえ、大半は工夫次第で解消できるレベルなので、参考までにチェックしてみてくださいね!
- 2枚以上かけた時の重なり問題
- ピエロのデザインが奇抜(笑)
- 収納箱の必要性
2枚以上かけた時の重なり問題
おもりのカードは2枚以上を重ねてピエロの手にかけることができますが、カード同士が重なってしまうと数字が見えづらくなることも。


特に足し算や引き算を学ぶ際には、「何がかかってるの?」と混乱のもとになることもあります。
例:「4」と「3」をかけたつもりが、見た目では1枚しか確認できない!
そんなときは、
- 「ここには4と3があるね」と親が一言補足する
- カードの並び方を少しずらしてかけてみる
など、ちょっとした工夫でかなり解決できます◎
ちなみに、同じような天秤型おもちゃにHape(ハペ)の「てんびんモンスター」という製品もありますが、そちらはおもりが1枚ずつで視認性は良い反面、遊びのバリエーションはやや少なめです。
たくさんの数でいろんな計算を試したいなら、やっぱりピエロのほうがおすすめ!


ピエロのデザインが奇抜(笑)


パッと目を引くこのデザイン、「子どもウケはどうかな?」と気になる方もいるかもしれません。



カラフルで楽しげ!
でも、おでこにシワ!?(笑)
▼こういう、ザ・おもちゃって感じの色で可愛い!








ピエロが苦手なお子さんには少し抵抗があるかもしれませんし、「シンプルでおしゃれなデザインが好き!」というママにはちょっと派手に感じるかも。
ただし、デザイン以上に内容が優秀なのがこのおもちゃ。
「まずは子どもが気に入るかどうか知りたい」という場合には、おもちゃのサブスクリプションサービスでのお試し利用がおすすめ!
\わが家もここでレンタル/
例えば「ChaChaCha(チャチャチャ)」では、希望のおもちゃをリクエストでき、ピエロのびっくりはかりもレンタル可能です。
収納箱の必要性
これは盲点でしたが、セットを遊びやすいように収納しておける箱はついていません。
おもりはカラフルでかわいい反面、小さいのでバラバラになりがち。
ピエロの本体はそのまま棚に飾って、数字のおもりは小さめのタッパーなどに収納すると管理しやすいです。
口コミでも、
購入者の口コミ
数字を収納する箱などを用意しなければなりません。
ピエロのびっくりはかり: ボーネルンド オンラインショップ
しかし、子供は面白がってかけてるので、購入してよかったと思っています。
という声があったように、収納面だけちょっと工夫すれば◎という印象です。
- 数字が見づらい→声かけや置き方でカバーできる
- ピエロの見た目→子どもウケが合えば問題なし!
- 収納→自宅にあるもので十分代用可能
こんなふうに、多少のデメリットはあるものの、知育効果や遊びの自由度を考えると、それを上回る価値あり!
「まずはちょっと試してみたい……。」という方は、サブスクでのお試し利用をぜひどうぞ♪ 次の章で詳しく紹介しますね。
ボーネルンド「ピエロのびっくりはかり」はレンタルも可能
「ピエロのびっくりはかり、ちょっと気になるけど、いきなり買うのは不安かも?」
そんな方には、おもちゃレンタルのサブスクリプションサービスの利用がおすすめです!
我が家は「ChaChaCha(チャチャチャ)」でレンタルしました


実際に我が家が利用したのは、「ChaChaCha(チャチャチャ)」というサブスク。
ChaChaCha(チャチャチャ)ではボーネルンドのおもちゃをはじめとした知育に強いアイテムが豊富にそろっていて、高価格帯のおもちゃでもお得に試すことができるんです◎
しかもリクエストも可能なので、「ピエロのびっくりはかりが気になっていて……。」と伝えれば、届く可能性大!
ピエロのはかりって、ちょっとクセのあるデザインだからこそ「子どもが気に入るかな?」と不安になることもありますよね。
そんなとき、実際に家で遊んでみて様子を見られるのがサブスクの良いところ。
気に入ったら買い取りもできるし、他のおもちゃも一緒に楽しめるのでとってもお得です♪
\実際に借りてよかった!/
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ボーネルンド「ピエロのびっくりはかり」|まとめ
ボーネルンド「ピエロのびっくりはかり」は、重さの概念や数の大小、足し算・引き算など、算数の基礎を体感しながら学べる知育玩具。
遊びの延長で学べるので、幼児期から小学校低学年のお子さんにぴったりです。
- 数字と重さが連動しているので、目に見える・手に感じる算数の土台づくりに◎
- 推理遊びやゲーム感覚で、論理的思考力や集中力も育つ
少しクセのあるデザインや、カード収納のひと工夫などは必要ですが、総じて「買ってよかった」「遊びながら学べる!」という声が多いのも納得のおもちゃです。
気になるけど、いきなり買うのはちょっとという方には、おもちゃサブスクでのお試し利用が断然おすすめ!
\わが家もここでレンタル/
例えば「ChaChaCha(チャチャチャ)」では、希望のおもちゃをリクエストでき、ピエロのびっくりはかりもレンタル可能です。
気軽に取り入れられて、算数へのつまずきを減らすきっかけにもなる「ピエロのびっくりはかり」。
ぜひご家庭でも活用して、お子さんの楽しい学びにつなげてみてくださいね。
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