ジスターの類似品５種を比較！遊びやすさや作れるものの違いは？

ジスターは“遊びながら天才脳になる”がコンセプトの知育おもちゃ！

子どもたちの創造力と空間認識能力を養うことができるおもちゃとして、とても人気があります。

一度でも調べたことがある方ならご存じだと思いますが、見た目がそっくりだったり、類似のコンセプトや機能を持つおもちゃってけっこうあるんですよね……。

こんなお悩みをお持ちの方向けに、この記事ではジスターと類似品の特徴や違いについて解説し、どのように選ぶべきかについて提案してみました。

けっこう違いがあるので、ジスター系おもちゃを検討中の方はぜひ参考にしてくださいね。

ジスターも実は後発品

ジスターの類似品についてはよくネット検索されているようですが、ジスターって実は後発品なんです。

ジスターが販売されたのは2018年ごろ、それよりも前にアメリカのブレインフレークス社が「Brain Flakes（ブレインフレークス）」というそっくりなおもちゃを販売しています。

ブレインフレークスも後発品で、創業者が中国で見つけたおもちゃ（台湾の「智慧雪花片」？）を参考に改良＆特許を取り販売開始したものなんです。

また、実はさらにさらに昔から、ドイツのレナ社が「ロンディ」というつなげるおもちゃを出しています。

ロンディの販売開始年はハッキリしませんが、ドイツのすぐれたおもちゃの認証であるspiel gutを2011年に取得していますので、少なくともそれより前からは存在します。

商品としてはブレインフレークスが当たり、その成功により、同コンセプトやデザインを取り入れた類似品が市場に登場したという感じです。

これらの類似品は、そっくりなものもありますし、独自の特徴やデザインを持ちながらブレインフレークスと同様の教育的価値や遊びの楽しさを提供してくれます。

価格帯やセット内容の違いによって、さまざまな消費者のニーズに応えることができるという利点もあるので、それぞれの商品の特徴をチェックしてみてください。

ジスターの類似品主なものを紹介

ここでは、ジスターの類似品で有名＆人気のものを5つ紹介します。

ブレインフレークスはジスターとほぼ同じですので、Amazonショップにてご確認ください。
⇒Amazonのブレインフレークス公式でチェック

ロンディ

商品名	ロンディ
メーカー	レナ（ドイツ）
対象年齢	2歳から（大サイズ、特大サイズ）
サイズ	直径10cm（特大）、4.5cm（大）、2.5cm（小）
素材	ポリエチレン、柔らかい

ヨーロッパでの人気ナンバーワン！

spiel gut、TÜV認定などおもちゃとして賞や認定をたくさん受けているすぐれた商品です。百町森さんなど、日本の著名なおもちゃ屋さんもおすすめしています。

大きさは特大・大・小がありますが、特大は買えるところが限られているので、ここでは大と小を取り上げます。

大は溝が多く、ジスター（8個）の2倍の16個！

放射状にたくさんつなげられるので、創作の幅が広く、作りたい意欲が刺激されます！

大と小は混ぜても遊べます。

ロンディはお試しセットも売られているので、ちょっと試したい方にも向きます。お試しでもかなり入っているので、作品作りが楽しめますよ。

▼大と小のお試しパックでバランスよくはいっているのがこちらです。

フロリーナ

商品名	フロリーナ
メーカー	デュシマ（ドイツ）
対象年齢	3歳から
サイズ	直径2.5cm（花）
内容	花、葉、茎など、約200ピース、透明6角ケース入り
素材	プラスチック、柔らかい

フロリーナは、アクリル積み木やジュエル積み木が人気のデュシマ社のおもちゃ。

ロンディの小さいサイズと似ていますが、お花をかたどった切り込みのあるパーツと、中心の丸いパーツ、葉っぱ、茎がセットになっています。

最初はくっついているので、自分で切り離すかたちです。

お花同士の組み合わせを考えるのも楽しいですし、中心のパーツや茎、葉っぱを足すことで仕上がりも美しくインテリアとして楽しめますよ。

ほかのものに比べて、手指の多彩な動きが鍛えられそうです。

ECサイトだと、楽天の「りとるまみい」さんで買えます。口コミ◎

オクトンズ

商品名	オクトンズ
メーカー	ガルト（イギリス最古の知育玩具メーカー）
対象年齢	2歳ころから
サイズ	直径5.5cm（厚み3mm）
素材	ABS樹脂、かたい

透明感が美しいオクトンズ！

ややカクカクした見た目で、八角形を意味する「オクタゴン」と、ラテン語で光の粒子を意味する「フォトン」が商品名の由来になっています。

ボーネルンドのお店で買うことができます。ネットでも一部あります。

色を重ねたときもきれいに混色ができ、影もきれいなので、部屋のライトや太陽の光など、光がある場所で遊ぶのがオススメ！

＼見て！　2つつなげただけなのに、影で3つ目の花ができています／

他方、ピース数が少なめなので、あまりたくさんのものは作れないのがネック。2セット以上用意しないと、かなり抽象的なものしか作れません。

ですがやはりきれいで目を引き、うちの子もよく遊びます。

水遊びで水に浮かべても楽しいですよ。

テグミー

商品名	テグミー
メーカー	株式会社エドギフト（名古屋大学の学生スタートアップ）
対象年齢	4歳から
サイズ	最小サイズ：2×4cm～最大サイズ：4×8cm（厚み2mm）
素材	PP（ポリプロピレン）、かたい

テグミーは、名古屋大学院生が開発したおもちゃ！

丸いパーツはジスターに似ていますが、四角いパーツやヒトの形のパーツが多いのが特徴。デザイン特許も取得しています。

この四角形がなかなか使えるやつで、例えばベンチやテーブルといった面が必要な作品を作りやすいんですよね。

日本製ということで（？）組み立て説明書がとても親切だったり、お片付け用の袋がついていたりと、本体以外の部分もよく考えられた素敵なおもちゃです。

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ジスターについての詳細は、以下の記事をご覧くださいね。

ジスターと類似品の特徴と違いを比較

ジスターと各類似品の特徴と違いを、5つの視点から比較してみたいと思います。

形状のちがい

基本の円形で比較してみます。

ロンディ	フロリーナ	オクトンズ	テグミー	ジスター
大：溝16 小：溝8	溝8	溝8	溝6	溝8

形状はジスターとロンディ（小）、フロリーナが溝8つでほとんどソックリです。

ロンディ（大）は、長い溝が8つ、浅い溝が8つの、合計16個。

テグミーのみ溝6個で少なめです。

ロンディ（大）は溝の数が多く、深さも長いのと短いのがあり、また大と小で組み合わせも可能なので、この中では複雑なものが作りやすい印象です。

▼ロンディのつなげ方

大きさのちがい

ロンディ	フロリーナ	オクトンズ	テグミー	ジスター
特大：直径10cm 大：4.5cm 小：2.5cm	直径2.5cm（花）	直径5.5cm（厚み3mm）	最小サイズ：2×4cm 最大サイズ：4×8cm（厚み2mm）	直径3.3cm

一番大きなものが、ロンディの特大。10cmもありますが、販売店が少なく、保育施設などが主な導入先だそう。

次に大きなのがオクトンズ。厚みも3mmでしっかりあるので、ジスターと比べるとずいぶん大きく感じます！

最小サイズはフロリーナの2.5cmです。

フロリーナは葉っぱもかなり小さいので、しっかり遊べるのは小学低学年～大人かなと思います。

硬さのちがい

ロンディ	フロリーナ	オクトンズ	テグミー	ジスター
柔らかい	柔らかい	めちゃくちゃ硬い	硬い	硬い

ロンディとフロリーナは柔軟性があり、力を入れると曲がります。

一番硬いのはオクトンズで、厚みもあるので当たったりすると痛いです！

テグミーとジスターはこの中間くらいの質感です。

色のちがい

ロンディ	フロリーナ	オクトンズ	テグミー	ジスター
青、赤、黄、緑、白の5色	水色、赤、黄、緑、白、ピンク、紫の7色	青、赤、黄、緑、オレンジ、紫の6色	青、赤、黄、緑、白の5色	13色 ※パステルカラーもあり

どの商品も色が多めで楽しい！

ロンディとテグミーは青、赤、黄、緑、白の基本的ともいえる5色。

ジスターは13色（赤、オレンジ、黄、黄緑、緑、水色、青、紫、赤紫、ピンク、黒、茶、白）となっています。

最近パステルカラー13色版も出ました。

ジスターはカラーが多く、ピース数も各色40個入っているので、多彩な表現ができそうですね。

価格のちがい（コスパ）

ロンディ	フロリーナ	オクトンズ	テグミー	ジスター
3,960円（500g約160ピース）	2,420円（200ピース）	2,640円（48ピース）	4,480円（ベーシックセット 104ピース）	3,490円（520ピース＆収納ケース＆ひも＆棒刺し土台＆ピン）

パーツの大きさの違い等もあるため一概にコスパでは比較できませんが……。

ジスターは520ピースも入っていて、収納ケースやひも通し用のひも、棒刺しなどもついて3,490円！

コスパがいいといえるでしょう。

ジスターと類似品の互換性

溝同士をつなげて遊ぶおもちゃなので、互換性も気になるところ。

ジスターと類似品は互換性があります。ここで紹介したものでしたら、オクトンズ以外ならつなげられます。

ロンディは楽天でお試しパックも売っているので、ジスターを買った後に買い足してもいいかもしれませんね。

ロンディは同じレナ社のレナモザイクと一緒に遊ぶことも多いと思いますが、ジスターの穴はレナモザイクのペグとは合いません。入るのは入りますが、穴が大きいためゆるゆるです。

レナモザイク

レナモザイクもやりたいなら、ロンディを選ぶべきだと思います。

▼ロンディ大と小のお試しパックでバランスよくはいっているのがこちらです。

ジスターと類似品おすすめの選び方

ジスターと類似品おすすめの選び方を解説します。

子どもの年齢や興味に合わせた選び方

類似品を選ぶ際も、子どもの年齢や興味を考慮することが重要です。

年齢に適したパーツの大きさや難易度を持つ商品を選ぶことで、楽しく遊びながら学習効果を最大限に引き出すことができます。

この中だと、ヒトのような小さなパーツがあるテグミーは4歳から。茎や葉が小さいフロリーナは3歳からになっています。

遊びつくすなら、やはり対象年齢は見ておくべき点といえるでしょう。

また、子どもの興味や好みに合わせたテーマやデザインの商品を選ぶことで、遊びがさらに楽しくなります。

お花が好きならフロリーナ、カクカクしたカッコイイデザインのものが作りたいならテグミー、パステルカラーなど可愛いものが好きならジスターのパステルカラー……といった選び方ができますね。

予算に応じた選び方

ロンディ	フロリーナ	オクトンズ	テグミー	ジスター
3,960円（500g約160ピース）	2,420円（200ピース）	2,640円（48ピース）	4,480円（ベーシックセット 104ピース）	3,490円（520ピース＆収納ケース＆ひも＆棒刺し土台＆ピン）

類似品を選ぶ際も、予算は重要な要素！

上の表は比較のところでも掲載しましたが、同じものをここにも載せておきます。

予算内で最も適切な商品を選ぶためには、商品の内容や機能を比較検討し、価格とのバランスを見極めることが大切です。

比べてみると、やはりジスターが一番コスパがよさそう。

オクトンズはすごくきれいですがピース数が少ないため、2セット以上買うのがおすすめです。

ロンディはお試しがあるのが魅力ですね。

ジスターと類似品の違いまとめ

知育的な価値を持つおもちゃを選ぶことは、子どものスキルの向上につながります。

ジスターや類似品は、立体的な思考力や問題解決力、手先の器用さアップなど、さまざまな教育的な効果が期待できるため、とっても意義深い選択になることうけあい！

もちろんそれぞれに特徴があるので、よく比べておくことが肝心です。

この記事で解説した特徴をもう一度チェックして、ご家庭に合うものを選んでみてくださいね♪

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