ネフスピールの積み方ガイド:難易度別パターンを攻略して積みマスターになろう
ネフ社の「ネフスピール」は、特徴的な形と多様な遊び方で世界的にも有名な積み木。
特徴的な形なので、積むときに考えさせられるのが面白いところです。
この記事では「ネフスピールの遊び方・積み方ガイド」と題して色々な積み方を紹介しています。
- 基本的な積み方のパターン
- 難易度別・応用的な積み方のパターン
従来の積み木とは一線を画す、驚きのパターンも含まれていますよ。
ぜひ色々なパターンに挑戦して、ネフスピールマスターになっちゃいましょう♪
ネフスピールってこんな積み木
ネフスピールは、スイス・ネフ社の創業者クルト・ネフ(Kurt Naef)氏によってデザインされた積み木です。
1つが5cmの立方体に切り込みが入ったリボン型。
パッと見た時に「これでどんな形ができるんだろう??」と不思議に思っちゃいますよね!
この特徴的な形はタワーにしたり凸凹を噛み合わせたり、遊びを創造するのにふさわしい形をしているんです。
積み木って子どものおもちゃでしょ?
そう思うかもしれませんが、思いもよらない積み方ができるからこその難しさがあるのがネフスピール。だから大人も楽しめますよ♪
これからご紹介するパターンを参考に、デザインセンスあふれる作品を作ってみてください!
▼ネフスピール初心者の方は、まずは以下のネフスピール完全ガイドをご覧ください。1歳からの遊び方ステップアップ、収納方法までを詳しく解説しています。
ネフスピールの積み方:基本パターン7つ
遊び方の基本は少ない数から!
というわけで、2つのブロックで作れる7つの形を紹介します。
積み方は勝手に命名しました!
1.面積み
面と面を重ね合わせる積み方。
比較的安定した形で、積みやすいのが特徴です。
ある意味では普通の積み木っぽい形となっています。
2.クロス積み
上下の凸凹を重ね合わせる積み方。
たぶん一番安定する積み方です。
我が家は上の子が1歳のときにネフスピールで遊び始めたのですが、1歳時はこの形が一番積みやすかったみたいで量産していました。何度か手助けしてあげて、このやり方を覚えました。
3.角積み
四隅の角を合わせる積み方。
リボンが上につながったデザインになります。
少しでもずれると積めないので、集中力が必要!
4.横置き積み
リボンの上に90度回転させたブロックを乗せる積み方。
見た目に反して、比較的安定しています。
この90度がぴったりハマるんですね。
5.交互積み
リボンの上に砂時計が乗ったような形になる積み方。
四隅の角に乗せるので、少しでもずれると崩れてしまうので注意が必要です。
ちょい難易度高めになっています。
6.ずらし積み
上のブロックを半分ずらして乗せる積み方です。
重心をピッタリさせないと崩れてしまうので、慣れるまで大変な形。
別のブロックで上から押さえると安定しますが、難しい積み方です。
7.ひっかけ積み
リボンの凸に凹を噛ませたアクロバティックな積み方。
一目でわかるとおり、基本の積み方では一番難しいんです。
使いどころも難しいのですが、マスターするともっと幅が広がります!
このほかにも、上下を入れ替えれば積み方のパターン数を増やすことができます。
最初に2個のブロックを積むことができたら、残りの14個も自由に積んだり並べたりしてみましょう。
全16個を一度に考えすぎると、ややこしく感じることがあります。
どんなことにも共通することですが、遊びのコツは少量から始めること。少しずつ順を追って理解を深めていくことが、上達への近道ですよ。
2個で形ができたなら、次は3個でどんな形を作れるか考えてみてくださいね!
ネフスピールの積み方:応用パターン
ここからは、3個以上を組み合わせた応用パターンを紹介します。
基本の積み方で遊んでいった集大成が、このような応用パターンになります。
1:縦に伸ばす
難易度1
基本の形の上に、同じようにブロックを積んでみましょう。
基本の16個でも全部のブロックを縦に積むと、けっこうな高さになります。
基本の形によってはなかなか難しいものも。ずらし積みなどは油断するとすぐ崩れますので、大人でも歯ごたえがありますよ。
1歳の娘はもっぱらクロス積みを伸ばすように積んでいます。基本パターンでもご紹介した通り、一番安定するんですよね。
全部積み上げたら崩したり、上の数個分を取り分けて新たなロケットにしたり。
大人には簡単かもしれませんが、子どもにはちょうどいい難しさみたいです。
2:ななめに伸ばす
難易度2
ずらし積みを応用して、ななめ上にブロックを伸ばしてみましょう。
うまく行かないときはブロックを横に90度回転させて置いてみるのも手です。
どうしてもぐらつくときは、浮いたブロックを押さえながら上にブロックを乗せると安定しますよ。
たまご型
ネフスピールの中でもよく見るパターン。
一番の難関は真ん中の段。
真ん中の段からは空中にはみ出さないので積みやすくなりますが、油断するとバラバラに崩れちゃうので要注意です!
アーチ
ずらし積みを応用して、アーチを作ります。
一番上の連結部分が安定しないので、2つの塔を作ってから最後に2個のブロックを乗せて連結すると楽かも。
ここまでは子どもでも作りやすい形となります。
3:横断して積む
難易度4
角積みなどの応用で、2個のブロックの上を横断する形でブロックを積みます。
積み方は単純なものの、集中力が必要とされる形です。
これを活用した積み上げ例は大人でも難しいものばかり!
角積みで作った山
角積みの応用で作った山です。
ぱっと見ではシンプルなので簡単そうに見えるかもしれませんが、けっこう大変。
一番下の段がまっすぐになっていないと、すぐバランスを崩して倒れてしまうんです。
土台をしっかり作ってチャレンジしましょう!
ロケット
こちらも人気図案のひとつ、ロケットです。
横置き積みしたブロックの上に、また横置きしています。
これがすぐに滑って安定しない!
壁を使えば楽にできましたが、壁を使わないで積もうとするのはめちゃくちゃ難しいです。
ダイアモンドアーチ
一番下がダイアモンド。横倒しにしたブロックの角だけを使って立たせたアーチです。
面ではなく線で支えているので一見アンバランスですよね。
実は、上にブロックを乗せてしまえば不思議と安定するんです。
手で押さえながら積むと良いですよ。
クリアできたら、ダイアモンドの土台を3つに増やしてつなげてみてください。
組体操
組体操の富士山のようなこの形。
最初に真ん中の柱を組み立ててから、一番下の段を端まで並べていきます。
後は残りのブロックを組み合わせるだけ。
手で押さえながら積まないとまたたく間に崩壊するので注意!
このようにイチから組み立てることもできますが、実は先ほど紹介した「たまご型」を横に倒すことでも作れるんです!
剣みたいなロケット
これまたロケットです。ポイントは下から2段目の段。
これをどうやって作るのかというと……。
↓
↓
↓
左右からブロックを抜く前
先に3つのブロックで土台を作って、上を組み立ててから左右のブロックを抜いているんです。
ジェンガみたいでヒヤヒヤするんですが、意外と安定していてスルッと抜けました。
4:アクロバティック積み
難易度5
斜めに乗せたり角度をつけたり、アクロバティックな積み方の組み合わせです。
私はアクロバティックに積むのが苦手で何度か崩しましたが、繰り返しているうちにうまくできました。
上で紹介した壁で支える裏技(ズルワザ?)も活用すると良い感じにできますよ。
ロボット?リース?
土台の上に乗った輪っかのようなデザインです。
一見アンバランスな形ですが、うまく組みあがると意外とがっしり。
そこにたどり着くまでがなかなか大変なんだよね……。
花火
見るからにバランスが悪そうな「花火」。
下の2段以降は意外とスイスイいけちゃいます。
花火本体の部分(上の5段分)は別で組み立てて後からドッキングしたら崩れました……。下から順に積み上げるのをおすすめします。
このパターンでは、下の写真の緑の部分をぐらつきないように積めているかが大切です。
土台が安定していると、アクロバティックな積み方でも想像以上に崩れにくいのが面白いですよ!
ネフスピールの積み方のコツは?
ネフスピールはちょっとしたコツを押さえておくことで、崩さず積み重ねやすくなります!
滑らない床の上で遊ぶ
まず、前提として、ネフスピールを楽しむ際には滑らない床の上で遊ぶことが重要です。
一応、フローリングの上でも遊べますが、アクロバティックな積み方に挑戦する場合は安定せず崩れます。
そのため、できればコルクやジョイントマット、カーペットなどの床材で行いましょう。積み上げた構造が安定しやすくなります。
コルクのジョイントマットもありますが、より手軽に机上で遊びたいのであれば、100円ショップに45cm×30cmのコルクボードがありますので、これを使うのもよいですよ。
適切な床材の選択が成功の鍵!
角をピッタリそろえる
多くの積み木は面で支えるものですが、ネフスピールの場合は点で支える積み方もたくさんあります。
角が正確に合っていると、全体の構造が安定し、高く積み上げることができます。
だからこそ、点が少しずれるだけで崩れることも……。ピッタリ角をそろえて積みましょう。
片手で支える、モノで支える
単純に縦に積むだけでも、だんだんバランスを取るのが難しくなってきます。
そんなときは、うまく片手で本体側を支えながら積む方法が効果的。
特にずらし積みのような一部を浮かす置き方をするときは、一発でバラバラになってしまいがちです。
乗せた後に上から別のブロックで挟むことで、バランスを保てるような形もあります。うまく手で支える練習をしておきましょう。
背面に壁があれば、それを押さえにすることも一つのテクニックです。
大型の積み方をするときは、壁があると崩れにくくなって便利ですよ。
ネフスピールで色んな積み方にチャレンジしよう
ネフスピールは基本的な積み方から難しい積み方まで、色々な積み方があります。
この記事でご紹介したパターンに挑戦するのも良いですし、自分で積み方を考えて表現するのも大切な遊びです。
どんな積み方をしても動きがあって面白いですよ。
ぜひ楽しい遊び方を引き出してみてくださいね!
▼ネフスピール初心者の方は、まずは以下のネフスピール完全ガイドをご覧ください。1歳からの遊び方ステップアップ、収納方法までを詳しく解説しています。
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