【型紙配布】キッキングボールの簡単な作り方。触るモビールで足腰のトレーニングをしよう♪

この記事では、モンテッソーリ教育でも使われる「キッキングボール」の作り方を詳しくご紹介しています。
一見作り方はとても難しそうですが、パーツさえたくさん作れば意外と組み合わせるのは簡単!
型紙も無料でシェアしていますので、ぜひご活用ください。
他にもモビールの型紙を配布しています。
もちろん、モンテッソーリ教育をされている方だけではなく、普通の赤ちゃんのおもちゃとしても使えますよ。

ねんねの時期からたっちの時期以降も、ひとつあるとずーっと遊べます!
ぜひ参考になさってくださいね。
キッキングボールは長~く使えて赤ちゃんの発達を促すパートナー!
のサイズ感.jpg)
キッキングボールは、貝のような形の三角のパーツを12個使って作るボール。
幾何学的な模様がとても美しいですよね。
もしかしたら、キッキングボールではなく「回転ゴマ」という名前の方がピンとくる方が多いかもしれません。
もともと日本では、同じ見た目の「回転ゴマ」が存在していました。

回転ゴマはちりめんを使って作る和小物です。
ボールのようにして遊んだり飾ったりします。
見た目のパターンとしては伝統的なもののようで、世代を超えて受け継がれているようですね。
クラッチボール、パズルボール、アーミッシュパズルボール、タカネボール、カドリーボールなどなど……
さまざまな呼び名がつけられています。
モンテッソーリ教具としてキッキングボールが使われるようになった経緯は、はっきりしません。
が、“タカネボール”という呼び名があるように、もともと日本の材料メーカーの経営主である“タカネ”さんが妻のモンテッソーリ学校で使うためにデザインした、との記述が見つかりました。
The Kicking Ball I was shown how to make was originally designed by a material maker in Japan by the last name Takane who, along with his wife runs a Montessori school there.
Beautiful Sun Montessori: Kicking Ball Tutorial-ish. Hear Ye mothers who want to make soccer players out of your babies.
モンテッソーリ教育では赤ちゃんのおすすめ教具としてモビールをおすすめしており、キッキングボールもその一環。
最初は上から吊るして蹴って遊びます。

自分が動くことによって環境が動く(ボールも動く)ことを発見し、「もっとやってみたい!」という意欲を高めたり、運動機能を高めるねらいがあります。
詳しい遊び方は、使い方のところでご紹介しています。
ボールを作る前にもチェックしてみてくださいね。

むずかしいことぬきに、単純にボールとして遊ぶのも楽しいよ!
キッキングボールの材料と作り方
直径約13cm
- 布
- 綿(200gくらいあると安心)
の材料と道具.jpg)
用意する材料は、シンプルにこれだけです(笑)。
綿は100gでは足りなくて、途中買い足しました。
200gあると安心です。

扇形と葉っぱ型の部分の布を変えると、見た目に可愛いですよ。
完全にバラバラな柄を使ってパッチワークのようにするのも楽しいと思います!
うちは娘が好き&息子が良く反応する青色の布で作りました!
- 針と糸
- ミシン(あると便利)
- チャコペン
- 定規
- 型紙⇒型紙は当サイトでも配布しています。
の型紙.jpg)
パーツの作り方
型紙を使って、布に印をつけ、カットします。

A:24枚
B:12枚
Aは円を書いて4等分すると早いです。

型紙を使用しない場合、コンパスを使って以下のように図を書いてみてください。
の型紙の作り方.jpg)
AとBを中表に合わせ、半分縫い合わせます。
縫いはじめと縫い終わりは返し縫いを忘れずに。


縫い代は5mm~7mm程度にしてください。
縫うと裏側はこんな感じです。

Aを上に折り、下にもう1枚Aを重ねて縫います。


Bを真ん中で折ります。


写真のように、返し口を残して縫います。
こちらも縫いはじめと縫い終わりは返し縫いを忘れずにしてください。

返し口から表に返します。


チャコペンの先を使って返すとやりやすい!
綿を詰めます。
ココもチャコペンで押しながら入れるとやりやすいです。


パンパンに詰めすぎると、継ぎ目で破裂することがあります。
適度な硬さが得られるまでにしてくださいね。
返し口をはしご縫いで閉じます。

これを12個分作ります。

最初は難しく感じるかもしれませんが、だんだんと慣れてスピードアップできるはずです。
頑張ってください!
組み合わせ方~まさにパズル!
パーツが12個できたら、組み合わせていきます。
言葉で説明するのが難しいので写真をご覧いただきたいのですが、
1:左右の頂点だけをつなげたもの
2:左右の頂点をすべてつなぎ、中心は2個だけつなげたもの
3:すべての頂点をつなげたもの

それぞれパーツを4個使い、3個の大きな円を作ります。


糸は2本取りでしっかり縫ってください。
赤ちゃんが遊んでいるうちに取れてしまうのを防げます。
で、ここからが「パズルボール」とも言われる所以なのですが……
まず、3に2をかぶせます。

少し形を整えて、さらに1をかぶせ、中心を内側にはめ込んだら……



なんと!
すべて縫い合わせなくてもボールができました!


組み立てるだけでOKなので、洗うときも外してすみずみまできれいにできるんです◎
キッキングボールの使い方
キッキングボールは、赤ちゃんの視覚や把握力、平衡感覚の発達を促し、意欲を育みます。
ねんね期とおすわり期以降に分けて、使い方を解説します。
ねんね期の赤ちゃんのキッキングボールの使い方
寝ている赤ちゃんの上、手や足が当たるところに吊るします。
パーツのスキマからひもやリボン、ゴムを入れることができますよ。
おすすめは、ベビージムに吊るす方法です。
に手を伸ばす赤ちゃん.jpg)
我が家では、IKEAのベビージムに吊るしました。
IKEAのベビージムは脚がしっかりしているので、赤ちゃんが押しても倒れることがないんですよね。
寝返りが始まってからも手でパンチしたりしています。



当たっても痛くないのが嬉しい!
ゴムで吊るすと引っ張って楽しむこともできるから良さそうです◎
最初は寝ているだけの存在だった赤ちゃんが、自分が動いたことで環境が変化する(ボールが動く)ことを知ることで自信を持ち、「もっとやってみたい!」という意欲が生まれます。

サッカーが得意になっちゃうかもね~♪
おすわり期以降の赤ちゃんのキッキングボールの使い方
おすわりができるようになると、赤ちゃんの目の前にボールをぶら下げることができます。
指をひっかけるところがあるので、小さな赤ちゃんの手でも持ちやすいです。
ズリバイが始まったら、転がしてあげると楽しいです。

まんまるのボールよりも動きが緩やかで、まだ視力がそれほど育っていない&動きがゆっくりの赤ちゃんが追いかけるのにもちょうど良いです。
キッキングボールのお手入れ・洗濯方法
キッキングボールは赤ちゃんのよだれや手の皮脂で汚れます。
なので、お手入れは必須!

うちの息子もよだれが多いから、そのままにしておいたらカビが生えちゃうかも……!
使わないときは天日干し または 洗濯をしてきれいにしましょう。
洗濯する際は、洗濯ネットに入れて、中性洗剤で優しく手洗いしてください。
いつでもきれいに使うために、お手入れはこまめにしましょうね。
キッキングボールの作り方まとめ
この記事では、キッキングボールの作り方をご紹介してきました。
はじめは目のトレーニング、後々になってからは運動用と、幅広く活躍してくれるキッキングボール。
2歳半のお姉ちゃんも、キャッチボールしたり転がしたりして一緒になって遊んでいます。

パーツが多い分作るのはちょっと大変ですが、何かと楽しめる素敵な教具です。
ちりめんや和布で作ると、日本の伝統行事をお祝いする機会や和室の飾りとしても使えますよ。
ぜひ作ってみてくださいね。
キッキングボールの型紙
の型紙.jpg)
▼赤ちゃんのモンテッソーリ教具の作り方を色々ご紹介しています。
▼おうちモンテにおすすめの本をご紹介。海外で大人気&日本語翻訳版がやっと出たモンテ本もおすすめです!
コメント