お正月絵本の乳児~3歳向けおすすめ!読み聞かせで新年を明るく楽しく迎えよう
年が明けるとお正月! お正月は家族みんなで集まってゆったり過ごしたいですよね。
そんなときに読んであげたい、お正月絵本!
この記事では、0歳~3歳くらいの赤ちゃんや小さい子でも楽しめるおすすめのお正月絵本をピックアップしました。
だるまやおもちなど、お正月にちなんだものをジャンル別に紹介していきます。
お正月だ~い好き!
新年を迎える前に読んであげても、これからお正月をどんな風に楽しめるのか先取りできてワクワクできちゃいますよ!
幼児でも楽しめる絵本ですが、中身はどれも充実しています。ですので小さい子以外でも参考にしていただけると思います!
お正月を遊びつくしたい方は、昔ながらの遊びの種類や遊びグッズをまとめた記事もあるので後で参考にしてくださいね。
お正月に食べる「おもち」の絵本
お正月の食べ物といえば? そう、おもち。
まだ小さい子は食べられませんし、大きくなっても気を付けながら食べないといけません。
だからこそ、おもちは子どもの憧れです!
『おもち!』石津 ちひろ 作/村上 康成 絵
0歳~(乳児向け)
赤ちゃんから楽しめるおもちの絵本なら、コレ! 表紙の伸びたおもちが目を引きますよね。
今日は楽しいおもちつきの日!
こねこね ぺったん ぺたぺったん
ぺたぺた ぺったん ぺたぺったん
もちもち もっちり のびのび~ん
おもちをついていると、びよよ~んと伸びてうさぎのかたちになっちゃった!
今度は何に変身するかな?
おもちつきの様子がリズミカルに表現されています。
声に出して読むとおもちつきをしている気分になって、とっても楽しい!
小さい子なら音で楽しめますし、2歳くらいからはどんな形になるか想像しても楽しいかも。
おもちがどうやってできあがるのか知っていると、お正月に食べるおもちもいっそうおいしいものになります。
家族みんなで楽しみましょう!
『おもちのきもち』かがくい ひろし 作・絵
3歳くらいから
第27回講談社絵本新人賞受賞作。
おもちだって、いろいろなやみがあるんです。お正月の象徴である鏡餅が、おもちの気持ちを告白するお話です。
おもちにも気持ちがあるんだね!
おもちつきでは何度も頭を叩かれたり。のしぼうでぺったんこに伸ばされたり。
プッチンとちぎられたり……もう散々ですよね。
ついにはペロリと人間に食べられてしまうことを恐れて、家から逃げ出してしまいます。
それー ビロンビロンビローン。
おもちが走って逃げる様子がとっても面白いです。
本当におもちが逃げたら、こんな形になるのかしらね!
なんとも奇想天外なストーリーですが、楽しめること間違いなし♪ 初笑いにもおすすめの絵本です。
『ピピとキキの もちつきぺったん』きしら まゆこ 作・絵
現在、どこの書店も品切れ中のようです。
とても素敵な作品なので、図書館で見つけた際はぜひ借りてみてくださいね!
0歳~(乳児向け)
赤ちゃんも楽しめる、しかけいっぱいの絵本です。
ウサギのピピとキキがもちつきをします。リズミカルに、「ぺったん はい」!
ページを何度も繰り返しめくることで、おもちつきが再現されます。
何度も楽しめちゃうんだな~!
他にもしかけがたくさん!
型抜きのページでお口におもちを入れてあげたり。伸びる布素材の裏側から指を入れると、おもちをふくらませたりもできます。
おもちをたくさん食べた2人のおなかもぷく~っ! その様子がとっても可愛いんです!
ボードブック仕様なので、赤ちゃんが触れても安心です。
おもちつきの気分を一緒に味わってくださいね。
お正月のシンボル「十二支」の絵本
新年を迎えると、干支が新しくなります。
十二支は年賀状にも必ずと言っていいほど登場してくるお正月定番のシンボル。
動物が出てくるので、小さい子でも楽しめるんですよ。
『十二支のかぞえうた』さいとう しのぶ 作・絵
2歳くらいから
歌で楽しく干支を覚えたいなら、この絵本!
1月1日(いちがつついたち)
1じに ねずみが もち食べた
いくつ 食べた?2月2日(にがつふつか)
2じに うしが チョコ食べた
いくつ 食べた?
干支が順番に登場します。
「かごめかごめ」のメロディーに乗せて歌うと、楽しく覚えることができます。
干支だけでなく、冬の食べ物・日付・時間・数などもまとめて楽しめるのがポイント。色々な切り口があるので、知育効果もありそうです。
さいとうしのぶさんは、『あっちゃんあがつく たべものあいうえお』など、食べ物を美味しく描いてくれる作家さんとして大人気!
美味しそうな食べ物にも注目ですよ。
『十二支のはじまり』中脇 初枝 文/椛島 義夫・すずき えりな 絵
3歳くらいから
絵がハッキリクッキリなので、見るのは1歳くらいからでもOK!
自分の生まれがどの動物の年かは多くの人がご存知ですよね。では、その由来はいかがでしょうか?
意外と知らない十二支の伝説が、小さな子どもにもわかりやすく描かれています。
イラストもアニメみたいでかわいい!
絵を楽しむのなら、1歳くらいからでもおすすめ!
他では書かれていない、「イタチ」に関するエピソードも載っています。実は一番良い思いをしているのは、イタチなのかも……?
以前はベネッセの全員無料プレゼント企画の対象本でした。
▼現在、十二支の本はないですが、たくさんの本を選べます。応募方法は以下の記事を参考になさってくださいね。
お正月の縁起物「だるま」の絵本
初詣に行くと縁起物として売られているのが「だるま」です。
新しい年の願い事や目標を込めて飾ります。
真っ赤な体に太い眉、大きな目のだるまには、思わず子どもも注目!
そんなだるまが出てくるおすすめ絵本を集めました。
『だるまさん』シリーズかがくい ひろし 作・絵
0歳~(乳児向け)
赤ちゃんにとって初めての絵本「ファーストブック」の定番としても有名な『だるまさん』シリーズがおすすめです。
だるまさんのハッキリした大きなお顔にリズミカルな文章がとても楽しい!
親子で体遊びをしながら読むことができるので、寒い冬の日にもぴったりだと言えますね。
『だるまだ!』高畠 那生 作・絵
3歳くらいから
笑えるユーモア絵本をたくさん出されている、高畠那生(たかばたけなお)さんの作品。もちろんこの本も面白くて笑えます。
あれは なんでしょう? 大量のだるまが海岸に流れ着くところから始まるこの絵本。
思わず「ええっ!?」となっちゃうよ?!
気が付くと、街中がだるまブームになっています。
えっ……
あるだるまは、ボクシングのグローブとして使われたり。また別のだるまは、犬のおもちゃになったり。
しまいには、だるまで家を建てた人までも!
ずいずいっ ざざざっ
ずいずいっ ざざざっ
使い勝手が良いのかは疑問ですが、だるまがどんどん広がっていく様子が面白いです。
小さい子なら、だるまがどこにいるか探して楽しめますよ。
ぜひ不思議な世界を体験してみてください!
大人も頭を空っぽにして楽しみましょう♪
お正月の風物詩を楽しむ絵本
お正月といえば思い浮かぶ風物詩の数々をテーマにした絵本も選んでみました。
- 凧あげ
- 初日の出
- お餅つき
- 福笑い
- 年越しパーティー
読んでいるとお正月の気分を味わえます。
『すいすいたこたこ』とよた かずひこ 作・絵
2歳くらいから
ももんちゃんシリーズでお馴染み、とよかかずひこさんの絵本です。
表紙が可愛い♪
たこあげ、羽根つきで遊んだり、獅子舞を見たり。動物さんたちと一緒にお正月の遊びを楽しみましょう!
でもたこあげで飛ばしているのは凧じゃなくて「水の中にいるタコ」!?
ゆる~い感じとシュールな感じが同居して、のんびりお正月に読むのにぴったりです。
『おひさま ずんずん』卯月 俊光 作・絵
現在、どこの書店も品切れ中のようです。
とても素敵な作品なので、図書館で見つけた際はぜひ借りてみてくださいね!
0歳~(乳児向け)
お正月の絵本ではないのですが、初日の出を思わせるパワーにあふれる作品です。
ずんずん、ずんずん、と昇っていく太陽がとっても力強い!
繰り返しのリズムも楽しくて、新年を心地よく始められること請け合いです。
赤ちゃんや子どもは初日の出の時間に起きていられないかもしれません。
新年初のおひさまパワーをぜひこの本から受け取ってみてください!
▼前川かずおさんの『おひさま あはは』もおひさまパワーがもらえる絵本。思わず笑顔になっちゃうこと請け合いです!
『もちつきぺったん』きむら ゆういち 作/いもと ようこ 絵
3歳くらいから
いもとようこさんの可愛らしい絵が素敵! 子どもとの行事をもりあげる「12か月のしかけえほん」シリーズの第一作です。
おもちつきの他にも、お正月の風物詩がたくさん出てきますよ!
お正月の朝にうさぎのぴっぴとみいみが目を覚ますと、どこからかドシンドシンという音が。
二人はなんの音なのか確かめに行くことにしました。
途中でお正月遊びをしているお友達と出会いながらたどりついた場所では、何が起きていたんでしょうか?
元気いっぱいのお正月遊びを楽しめます!
『かおノート』tupera tupera(ツペラツペラ) 作・絵
家族みんなで、何歳でも!
自分で楽しむなら2歳くらいから
お正月の遊び、福笑いを家族みんなで楽しむならコレ!
普通は目隠しして顔のパーツを並べますが、小さな子が遊ぶとパーツが飛んでいったり目隠しできないので大変ですよね。
そこで、福笑いの代わりに『かおノート』で遊んじゃいましょう!
シールをペタペタ貼れば、自然と面白い顔ができますよ!
かおノートは数種類あるので、お好みのものを選んでみてください♪
『Happy New Year, Spot!』Eric Hill 作・絵
3歳くらいから
ご存知の方も多い? とっても可愛い子犬の“コロちゃん”の絵本です。
原著は英語。和訳版は見つからなかったのですが、簡単な英語のみなのでこちらをご紹介します。
コロちゃんたちの年末年始の風景が描かれていますよ。
コロちゃんはお友達と一緒にニューイヤーズイブ(大晦日)のパーティーをしています。
みんなで来年の抱負を書いた飾りを作ったら、そのままお泊り!
お友達と一緒に新年を迎えます。
幸せな新年の雰囲気が楽しめる一冊です。
お正月絵本の読み聞かせで素敵な一年を始めよう
気持ち良く一年を過ごすためにはお正月の過ごし方がとっても大事です。
ゆったり絵本を読みながらお正月の風情を楽しめば、きっと素敵な新年になるはず!
今回紹介した本は、新年最初の一冊としておすすめできる本ばかりです。
絵本で素敵なお正月を過ごしましょう!
▼お正月を遊びつくす!昔ながらの遊びの種類や遊びグッズをまとめた記事もあります。
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