時計の教え方:子供に読み方どう教える?一年生までに楽しく身につく具体的な方法
時計の読み方、どう教えるべき? 子どもが時計に興味を持ったり小学校入学をひかえる時期になると、時計の読み方を教えるべきか迷いますよね。
確かに、時計が読めなくても、学校生活や日常生活を送ることは可能です。小学校ではチャイムやみんなに合わせて行動すればいいですもんね。
ですが、時計が読めるようになると自分で時間を管理できるようになり、より自立した行動ができるようになります。
例えば、好きなテレビ番組の時間を自分で確認したり、遊びの時間と勉強の時間を自分で決めたりといったことが可能になります。
つまり、時計の読み方は、単に時間を知るだけでなく、子どもの生活習慣を育む上でとっても大切なこと!
当記事では、小学校入学前に時計の読み方をマスターしたいと考えているご家庭に向けて、遊び感覚で楽しく学べる時計の読み方の教え方を、具体的な方法とともに詳しく解説します。
時計の読み方を子供に教えるのはいつから?
時計の読み方、いつから子どもに教えればいい?
そんな風に悩んでいるママやパパもいるのではないでしょうか。
少し前までは小学校2年生で習っていた時計の読み方ですが、2018年度に改訂された学習指導要領では、なんと小学校1年生から学ぶことになったんです。それはなぜでしょうか?
小学校に入学すると、授業の始まりや終わりの時間、休み時間など、時間通りに行動することが求められます。
時計が読めると自分で時間を管理できるようになり、「次は教室移動だ」「昼休みはあとどれくらい遊べるかな?」など、時間の流れを意識して、より主体的に過ごせるようになるんです。
小学校入学前には読み方がわかると安心というわけですね。
一般的に、時計の読み方を教えるのは、子どもが10や12までの数を数えられるようになった頃が目安とされています。
ですが、時計の概念は大人にとっては当たり前のことでも、子どもにとっては抽象的で難しいもの。そこで、遊び感覚を取り入れながら、少しずつ教えてあげることが大切です。
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時計の読み方を教える前にしたいこと
時計の読み方を教える前に、大切なことがあります。それは、お子さんが時計に興味を持ち、時間という概念を身近に感じること!
いきなり数字や針を教えるのではなく、時計が私たちの生活にどのように関わっているのかを理解してもらうことが大切です。
例えば、毎日の生活の中で時計を見つけるゲームをしたり、時計の絵本を読んだりするなど、遊び感覚で時計に親しむ機会を作りましょう。
そうすることで、自然と時計に興味を持つようになりますよ。
- 時計の役割について教える
- 時計と生活をリンクさせる
- 時計への興味を引き出す
- 時計で遊ぶ
時計の役割について教える
時計の読み方を教える前に、まずは時計の役割についてお話してみましょう。
お子さんと一緒に家にある時計を探してみてくださいね。掛け時計、腕時計、キッチンタイマーなど、様々な種類があるはずです。
「これは何のために使われていると思う?」と尋ねて、お子さんの考えを聞いてみましょう。
そして「これは時計と言って、時間がわかるための大切な道具なんだよ。」と教えてあげましょう。
「もし、時計がなかったら、どうなると思う?」
「幼稚園にいつ行けばいいのかわからなくなっちゃうね。」
「ご飯の時間もわからなくて、お腹がすいちゃうかもね。」
このように、お子さんの身近な生活と結びつけて説明することで、時計の大切さをより理解しやすくなります。
時計ってべんりだな~、って思えるといいよね~。
- 時計は、みんなが一緒に楽しく過ごすためにとても役に立つもの
- 時計を見て、みんなで一緒にご飯を食べたり、遊びに行ったりできる etc.……
時計が、生活をスムーズにし、楽しい時間を共有するための道具であることを伝えましょう。
お子さんが時計の役割を理解することで、時計の読み方を学ぶことに対する意欲が高まるはずです。
時計と生活をリンクさせる
リビングなど、お子さんがよく過ごす場所や目につく場所にアナログ時計を置いてみましょう。
「8時になったら、幼稚園のバスが来るよ!」
「3時になったら、おやつにしようね!」
など、具体的な時間と行動を結びつけることで、時計が単なる道具ではなく、生活を楽しくするものであることを理解させましょう。
数字が苦手な子には、好きなキャラクターやモチーフのシールを時計の数字の外側に貼るのもおすすめです。
「パンダさんのところに針がきたら、おやつタイムだよ!」
のように、視覚的に分かりやすく伝えることで、数字への抵抗感をなくし、楽しく学習を進めることができます。
我が家では、腕時計タイプの知育時計も使ってお出かけの際に確認させていました。
<知育時計のおすすめは別記事を作成中>
時計への興味を引き出す
時計をテーマにした絵本を読むのもおすすめの活動です。
時計の針がどのように動くのか、時間が経つにつれて何が起こるのかを、分かりやすい言葉と絵で表現している絵本を選びましょう。
日常生活に関連した、例えば「朝起きて幼稚園に行く」や「ご飯を食べる」といった場面を描いた絵本は、より興味を持ちやすいですよ。
時計で遊ぶ
ごっこ遊びやゲームも取り入れ、さらに時間に親しみましょう。
ここでおすすめなのが、時計のおもちゃ。子どもの想像力を刺激し、遊びの世界を広げてくれます。
▼うちは自由に針が動くタイプ(GOKI社のラーニングタイムクロック)を買いましたが、できたら短針長針が連動しているものが良いです。
例えば、お店屋さんごっこで時計を使い、「ケーキは3時にお渡しします」など、時間に関する言葉を使う遊びを取り入れてみましょう。
お人形遊びで、時計を見ながら「お人形さんは今、おやつを食べている時間かな?」と、時間の流れを意識させるのも良いですね。
また、時計のおもちゃを使って、実際に針を動かしてみましょう。
まずは、ママパパと同じ時間を作るところからスタートします。ホワイトボードでも紙でも何でもいいので時計の絵を描き、「ママと同じ時間を作ってみよう!」と声かけをして、一緒に時計の針を動かしましょう。
12時から始めて、「3時で止まってみよう」「6時で止まってみよう」と、ゲームのように動かしてみるのもおすすめです。
時計の読み方を教える順番
時計の読み方を教える際は、以下のステップで進めていくとスムーズです。
下の子は5分刻みよりもそのまま数字を読むほうが好きだったため、飛ばしています。
理解度に合わせて、焦らずゆっくりと進めていきましょう。
1.まずは「ちょうど」の時間から
2.30分をマスターしよう
3.15分と45分をマスターしよう
4.5分刻みをマスターしよう
5.1分単位の読み方へ
1.まずは「ちょうど」の時間から
時計の短い針が「○時」、長い針が「12」のところにある時を「○時ちょうど」と教えます。
「3時のところを短い針が指しているね。長い針が12のところにあるから、3時ちょうどだよ」
のように、具体的な言葉で説明してあげましょう。
2.30分をマスターしよう
「ちょうど」の時間が理解できたら、次は30分です。
「長い針が6のところにあると30分だよ」と教えてあげましょう。
「3時30分」のように、時間と分を組み合わせて言えるように練習しましょう。
3.15分と45分をマスターしよう
30分が理解できたら、15分と45分を教えます。
「3時15分」は、3時のところを短い針が指し、3のところを長い針が指すことを教えます。
「4時45分」は、4時のところを短い針が指し、9のところを長い針が指すことを教えます。
15分の区切りを、休憩の時間など身近な体験と結びつけて説明するとわかりやすいかと思います。
4.5分刻みをマスターしよう
時計の数字の部分に長い針が来たときが5分刻みです。数字と時間が対応していることを視覚的に捉えられます。
5分刻みは5の倍数分になっているので、「5飛び」を数える練習をしておくと時計の読み方がスムーズになりますよ。
5、10、15、20……
百玉そろばんや、お風呂の中で「5飛び」で数える取り組みもおすすめです。
実は、5分刻みは時間の流れを把握する上で重要な単位。日常でも「あと5分で出発だよ」といった使い方をすることが多くないですか?
この「5分」は時間の感覚を養いやすいので、ぜひ意識して使っていきましょう。
ついでに九九の5の段も覚えられるね~。
▼100玉そろばんの詳しい使い方は以下の記事をご覧ください。
5.1分単位の読み方へ
最後に、1分単位で時刻が読めるように練習します。
今まで出てきた「30分」「15分」「45分」や「5分刻み」が理解できていれば、1分単位の読み方もスムーズにできるでしょう。
時計の読みはこれらの繰り返しです。
もし、まだ難しいようであれば、数の学習とともに、時計の読み方を教える前にしたいことのところに戻って取り組んでみてください。
時計の読み方をマスターして、楽しい一年生生活を!
時計の読み方は、子どもにとって最初は難しいものかもしれませんが、遊びを取り入れながら少しずつ教えてあげれば、きっとマスターできるはずです。
時計が読めるようになると、
- 自分で時間を管理できるようになる
- 予定を立てて行動できるようになる
- 生活リズムが整う
- 時間の大切さを学ぶ
など、様々なメリットがあります。
時計の読み方をマスターして、もっと楽しい毎日を送りましょう!
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