


この記事では、ハロウィン独特の世界を感じられるおすすめ絵本を厳選してご紹介します。
秋の一大イベント、ハロウィン!
そんなハロウィンならではの雰囲気を絵本でも楽しんでみませんか?
おばけや魔女など、仮装(コスプレ)を楽しんだり、「トリック・オア・トリート!」でお菓子をやり取りしたり。
ハロウィンはここ数年で大きく盛り上がるようになってきましたよね。
日本ではなじみの薄い文化的な背景もありますが、単純にお祭りとしての人気が出てきています。
ニュースでも話題になるくらいだもんね。
読み聞かせが楽しくなるものをご紹介していますので、ぜひ参考になさってくださいね^^
ハロウィンにちなんだ工作をしたい方は、ハロウィン折り紙の記事も後で参考にしてくださいね。
ベネッセ幼児教材公式アンバサダー/明治クラフトアンバサダー/Yahoo!をはじめとする各種メディアで執筆中/元教師
今回は以下のようなテーマを持つ絵本を選書してみました。
ハロウィンの隠れた主役(?)こうもりは、日本だとあまりなじみがないかもしれませんね。
絵本で色々な描かれ方をしているので、読んでみると面白いですよ♪
まずは、ハロウィンにちなんだ仕掛け絵本を紹介します。
ハロウィンといえばミステリアスで、非日常的な体験ができる日ですよね。
仕掛け絵本でそんな特別感を楽しんじゃいましょう!
対象年齢:0歳~
ページをめくるたびにドアを開けている気分が味わえて、ドキドキ!
かぼちゃのお面でも遊べます。
とんとんとん。
ハロウィンの夜にドアをノックするお客さんは、だあれ?
ガラス越しに映るシルエットで、誰が来たかを考えるようになっています。
おばけさんやオオカミ男など、ハロウィンのおなじみメンバーが続々登場!
ガラス越しだと怖いのに、ドアを開けたらニコニコ笑顔なんですね。
ハラハラするけど、ニッコリしてる顔を見るとホッとするね!
最後は、ほうきに乗ったあの人が登場します!
なんと、表紙と同じ「ジャック・オー・ランタン」のお面を持ってきてくれるんですよ。
目と口の部分がくりぬかれているので、実際に顔に当てて遊ぶことができます。
表紙にはキラキラした装飾が施されているので、ハロウィンの不思議な雰囲気を盛り上げてくれるでしょう。
それぞれのキャラクターの声真似をしてみても面白いですね!
対象年齢:0~2歳
仕掛けをめくると、ハロウィンにちなんだものが続々登場!
擬音やカラフルな絵で、小さな子でも楽しめます。
いしかわこうじさんの「かたぬき絵本シリーズ」のうちの一冊。
かたぬき絵本は、累計230万部を突破(2019年時点)した、大人気シリーズなんです。
こちらは、さまざまな形の穴が開いたページをめくると、ハロウィンにちなんだものが現れるという仕掛け絵本です。
魔女の帽子からはじまって、月、コウモリ、黒猫、ジャック・オー・ランタンなどがたくさん登場します。
普段あまり目にしないものもあるので、子どもたちの想像力をかきたててくれますよ。
まさにハロウィン、って感じね!
つん つん つん、ひゅる ひゅる ひゅる といった擬音も楽しい!
ものの名前、英語、色も学べます。
ぜひ親子で楽しんでほしいと思います^^
対象年齢:2歳頃~
登場人物と一緒に「トリック オア トリート!」と声を出すうちに気分が盛り上がります。
最後のページは暗いところで光るので、大興奮!
ハロウィンの日、子どもたち4人が仮装してお菓子をもらいに出かけます。
「トリック オア トリート おかしくれなきゃ いたずらしちゃうぞ!」が合言葉。
おうちのドアを叩くと、どんな人が出てきてどんなお菓子をもらえるかな?
出てくる人もまた凝った仮装をしていて、面白いお菓子をくれます。
“パポピポ ペポパポ ウーウー!” ←!?
宇宙人がくれるお菓子もとってもおいしそうなんです。
思わず食べたくなっちゃうな~
夜になり、4人のポケットがお菓子でいっぱいになったころ、ドクロのマークがついたお屋敷のドアを叩くと……?
次のページは蓄光になっていて、暗闇でおばけが光ります!
子どもが楽しめる工夫がたくさんしてある良書です。
最初に“みんなも いっしょに いってね!”とあるので、自分も参加している気になっちゃうのも良いですね。
対象年齢:1歳~
絵を動かして遊べる仕掛けつき!
ボードブックなので小さい子でもOKです。
くまくまくんと一緒に、可愛くてこわ~いハロウィンの世界を感じられます。
ハロウィンの日、魔法使いに変装したくまくまくんは、おばけやしきにやってきます。
誰かがこっちを見ているような?
階段がギシギシいったり、窓の外で何かが通ったり。
ドキドキする展開がいっぱいです。
たくさん描きこまれたハロウィン屋敷の様子にも注目です。
どんなものが登場するか探してみるのも楽しいですよ。
すべてのページに引き出して遊べる仕掛けが付いていて、スライドして遊べます。
赤ちゃんでもハロウィンの雰囲気を味わえる、可愛い絵本です^^
対象年齢:0~2歳
仕掛けをめくると、ハロウィンにちなんだものが続々登場!
擬音やカラフルな絵で、小さな子でも楽しめます。
いしかわこうじさんの「かたぬき絵本シリーズ」のうちの一冊。
かたぬき絵本は、累計230万部を突破(2019年時点)した、大人気シリーズなんです。
こちらは、さまざまな形の穴が開いたページをめくると、ハロウィンにちなんだものが現れるという仕掛け絵本です。
魔女の帽子からはじまって、月、コウモリ、黒猫、ジャック・オー・ランタンなどがたくさん登場します。
普段あまり目にしないものもあるので、子どもたちの想像力をかきたててくれますよ。
まさにハロウィン、って感じね!
つん つん つん、ひゅる ひゅる ひゅる といった擬音も楽しい!
ものの名前、英語、色も学べます。
ぜひ親子で楽しんでほしいと思います^^
対象年齢:1~3歳
ハロウィンの象徴ガイコツが、可愛い&陽気なイメージで登場!
しかけもあり、小さな子でも楽しく読めます^^
ガイコツってハロウィンに登場しますが、怖いイメージですよね……。
でもこの絵本は大丈夫。
スキップしながら陽気にハロウィンを楽しむガイコツやおばけだらけ。
なんとなく笑っているような顔も可愛い♪
ガイコツもおばけも、みんな楽しめるハロウィンって最高ですね!
ハロウィンって、もともとはどんなイベントなのかご存知ですか?
日本でいうお盆みたいなもの、という説明をしたりしていることもありますよね。
意外と知らないハロウィンの由来や豆知識が、絵本を読むだけでわかっちゃいますよ。
対象年齢:4歳頃~
ハロウィンに役立つ豆知識つき!
お話も楽しい、子どものためのハロウィン辞典。
おばけや悪霊といったものが苦手な、怖がり屋のレイくんが主人公。
もちろん、ハロウィンも気絶しそうになるくらい大嫌いなんです。
そんな中、こわがりおばけのシェイクと出会って、いじめっ子のドラキュラをやっつけることに!
タイトルどおりドキドキする内容ですが、たちもとみちこさんの可愛い絵のおかげで、和やかな雰囲気です。
この絵本のおすすめポイントは、ハロウィンの豆知識つきなところ!
由来については、欄外に少し書かれています。
ハロウィンの日におばけを家に入れないためには、玄関に動物の絵を飾っておくんですって!
ハロウィンについて色々知ると、もっと楽しくなりますね!
絵本の試し読みサイト【絵本ナビ】でもTOP3%に入る人気絵本です。
対象年齢:大人と読むなら4歳~
ちびっこ魔女ビビと一緒に楽しくハロウィンが学べる!
フランスの絵本を訳したものになります。
ハロウィーンが近づくにつれて、みんなかぼちゃを抱えてソワソワ……。
そんな様子を不思議そうに見ているのは、ちびっこ魔女のビビです。
ビビと一緒にハロウィーンを楽しみましょう。
「ハロウィーンってなぁに?」という疑問には、ビビのおばあちゃんが答えてくれます。
物語を読み進めていくと、ハロウィーンの由来が分かるストーリーになっていますよ。
他にも、こんな内容が載っています。
ハロウィンにちなんだものを子どもと一緒に作ってみても楽しいと思います。
これでぼくたちもハロウィンはかせ!
少し文章量が多いので、読み聞かせは4歳くらいからがおすすめ。
ぜひビビとおばあちゃんのように、お膝で一緒に楽しんでほしいと思います。
こちらも、絵本の試し読みサイト【絵本ナビ】でTOP3%に入る人気絵本です。
対象年齢:3歳~
ハロウィンらしい変わったお菓子がいっぱい!
絵が大きいので、見て楽しめます。
面白い発想とおしゃれな絵で人気の「ザ・キャビンカンパニー」の絵本です。
字は小さめですが、大きな絵で楽しませてくれます。
今日はハロウィン!
子どもたちはそれぞれお化けに変身してお菓子をもらいに出かけます。
おばあさんの家にやってくると、変わったお菓子をいっぱいもらいます。
コウモリクッキー!
『おかしな?ハロウィン』
はやく たべなきゃ とんでいくわよ
他にも、おおかみのふんチョコなどとっておきのお菓子をくれるおばあさん。
これには、お化けに化けた子どもたちもびっくりです!
さて、おばあさんの正体は誰なんでしょう……?
ハロウィンといえばお菓子がつきものですよね。
この絵本にはお菓子がたくさん出てくるので子どもも楽しめるはず。
どんなおかしをもらえるのかな~、ワクワク!
絵本を読んだら、ぜひ近所のハロウィンイベントに出かけてみましょう!
ドキドキワクワクを楽しんでほしいと思います。
対象年齢:大人と読むなら4歳~
本物のお化けのパーティーに来てしまった主人公。ドキドキの物語が始まる!
日本人作家さんの作品ですが、海外が舞台。
ハロウィンの日に、学校でおばけが怖がるランプづくりをすることになったジーナ。
でも、お友だちがほめられるばかりでうまくいきません。
そんなとき、本物のお化けのパーティーに来てしまい……
どうなるの?!
日本だと仮装がメインですが、街の飾りつけの様子も楽しめるのが良いところ。
なかなか見られない光景ですよね!
しかもリアルだと怖いけど、絵本なら楽しい!
お話を楽しみながらもハロウィンの行事を知ることができます。
巻末には子どもでもわかる、簡単な解説も載っています。
ハロウィンといえば、かぼちゃですよね!
町中にかぼちゃのランタンや飾りが広がる風景はハロウィンならでは。
秋はかぼちゃがおいしい時期でもありますし、かぼちゃだらけの季節です。
この際、思い切って絵本でもかぼちゃを楽しんでみませんか?
対象年齢:3歳頃~
絵は怖いけど、ユーモラスで楽しい世界! 一緒にかぼちゃを引き抜こう!
魔女が育てた大きなかぼちゃ。
パンプキンパイにするために収穫しようとしましたが、大きすぎてなかなか抜けません!
途中、幽霊にドラキュラ、ミイラが登場して抜こうとしますが、それでもびくとも動きません。
そうして現れたのは一匹のこうもり。
小さなこうもりでも、賢い考えがありました……。
みんな自分だけでやりたがるのは、なんとなくモンスターっぽいわね。
なんだかあの『おおきなかぶ』を彷彿とさせる内容ですよね!
最後はみんなでパンプキンパイを食べてめでたしめでたし。
絵はおどろおどろしいのですが、登場人物がみんなユーモラスで和ませる魅力があります。
ぐいっ ぐぐぐいっ! うぐっ うぐっ ういーっ!
『おおきなかぼちゃ』
一緒にかぼちゃを引っ張る真似をしても楽しめそうですね。
対象年齢:3歳~
ユーモアたっぷりで、お話が理解できる年頃には絶対楽しめる絵本!
どうしてかぼちゃに足が生えて走っているの? と、子どもの興味を引くはずです。
ポルトガルの昔話がもとになっている絵本です。
田舎に住むおばあさんが主人公。
ある日、孫娘から結婚式のお知らせが届き、出かけていきました。
途中、オオカミとクマとライオンが現れ、「ばあさん、おまえを くってやる!」と襲われそうに!
「これから結婚式に行くから、帰りにはもっと太っているよ」と、なんとかその場をやり過ごします。
楽しいパーティーも終わり……。
帰る頃になると、3匹のことを思い出して怖くなるおばあさん。
そこで孫娘が考えた方法が、大きなかぼちゃをおばあさんにかぶせること!
果たしてうまく逃げられるのでしょうか……?!
網タイツと赤いヒールにかぼちゃの組み合わせがミスマッチで面白いです。
ほんとにこんなかぼちゃで大丈夫なの~!?
このおばあさん、かぼちゃを被っていなくてもなかなか個性的で面白いですよ!
ハロウィン飾りでかぼちゃに次いでたくさん登場するものといえば?
そう、コウモリですよね!
黒くて怖そうなイメージもありますが、絵本などではけっこう色々な性格で描かれています。
バットマンはかっこいいよね!
そんなコウモリたちを主役にした絵本を紹介していきます。
対象年齢:3歳~
コウモリのルーファスくんがけなげ!
夜と昼の絵のコントラストも、ハッキリクッキリで美しいです。
名作絵本『すてきな三にんぐみ』で有名なトミー・ウンゲラーの絵本。
いつも「夜のいろ」の中で暮らしてきた、コウモリのルーファス。
自分の黒い衣装にうんざりしています。
あるとき、原っぱで上映されているカラー映画を観て、明るくてきれいな色のある世界にあこがれます。
誰かが忘れた絵の具で自分の体に色を塗り、ごきげんで日の光の中に飛び出していったのですが……。
ちょっとかわいそうな展開もありますが、ルーファスはその経験から自分を見つめなおしていきます。
いつもと違う世界に足を踏み入れることは、なかなか勇気がいりますよね。
子どもも大人も、誰にとっても大切なことだと思います。
その結果として元の世界に戻ってくるとしても、何かを得ることができれば世界が広がったことになりますよね。
読んだらルーファスのチャレンジに感化されて、何か変化を求めたくなっちゃうかも?
対象年齢:3歳~
イソップ童話でコウモリのことが分かる!
こちらは主役は主役でも、ちょっと自分勝手なコウモリのお話です。
昔々、けものと鳥の一族が争っていた時代。
コウモリはどちらにも似ていることを利用して、勝っている方の味方になります。
そうやってどっちつかずの態度を取っていたせいで、最後には誰も味方してもらえなくなってしまうという説話です。
ぼくは、けものの一族だなあ……。
コウモリがどうして今の暮らしをしているのか、という理由も描かれています。
教訓めいたところもありますが、面白いのでお説教臭いところはありません。
昔から読み継がれているだけのことはありますよ!
楽しいイメージが先行するハロウィンですが、ちょっぴり不気味な感じもハロウィンの特徴。
普段なら人を害する魔女やお化け、モンスターといった存在がいっぱい登場しますもんね。
日本作品にはファンシー&コミカルなものが多いですが、英語絵本にはちょっぴり不気味さを押し出している本も多いです。
日本で言うと……なまはげ?
英語絵本で本場のハロウィンの雰囲気を感じてみましょう!
対象年齢:3歳頃~
左と右、どちらを開ける? ドキドキ感が何度でも楽しめる!
ベネッセの英語教材「ワールドワイドキッズ」を受講中の方ならご存知、『A Cheese and Tomato Spider』のNick Sharrattさんの絵本です。
『What’s in the Witch’s Kitchen?』は、“魔女のキッチンにある冷蔵庫には何が入ってる?”という意味。
全ページ、めくって遊べる仕掛け付きになっています。
魔女がいない隙に家の中に入って、冷蔵庫を開けてみましょう!
左に開ける? 右に開ける?
開けた向きで入っているものが違っていて、片方は嬉しくなるもの、もう片方はゲッ!と叫ぶような嫌なものが入っています。
ギャー! でも笑っちゃうよ~
例えば魔女のボウルは、
左からを開けると toffee popcorn(キャラメルのポップコーン)、
右から開けると slimy frogspawn(ヌルヌルのカエルの卵)。
お茶のポットは、
左からを開けると strawberry tea(イチゴの紅茶)、
右から開けると goblin’s wee(ゴブリンのおしっこ)と言った具合!
ドキドキ感が何度でも楽しめます。
最後はもっと驚く仕掛けがついているんですよ。
どちらを開けるか子どもに選んでもらうと、より楽しめます。
複数人で読むととても盛り上がりそうですね!
対象年齢:1歳頃~
幅広い年齢が楽しめる仕掛け絵本。
Go away!でモンスターを退治しよう。
小さい赤ちゃんでも見て楽しめる仕掛け絵本です。
“Big Green Monster has two big yellow eyes”(大きな緑のモンスターは黄色い大きな目を2つ持っている)
から始まり、
“a long bluish-greenish nose”(長い青っぽい緑の鼻)
“a big red mouth with sharp white teeth”(鋭い白い歯の大きな赤い口)……
と、くり抜かれた顔のパーツが一つずつ増え、おそろしいBig Green Monsterが完成!
完成したところから、今度は “Go away”(あっちに行け)とページをめくります。
すると、髪の毛がなくなって、最後は2つの黒目がちょんちょん、と描かれているだけに!
あんなに怖いモンスターが、とっても可愛い姿になっちゃうんです。
前半と後半でパーツの組み合わせがちがうけど、こんなに印象が変わるのね!
小さい子は見ているだけでも楽しめます。
顔のパーツに加え、色や数、形容詞など色々な表現が学べるのも良いところ。
普段あまり聞かない表現も出てくるので、本格的に英語に取り組み始めたお子さんにも良いですよ。
いかがでしたか?
どの絵本もハロウィンの楽しさを倍増させてくれること間違いなしです。
トリック・オア・リード!
読んでくれないといたずらしちゃうよ~!
海外由来のイベントの中でも異彩を放つハロウィンだからこそ、特別感ある楽しみ方ができると思います。
いつもの暮らしにファンタジーをもたらしてくれるハロウィン絵本。
秋の夜長に、親子で読んでみてくださいね。
▼簡単に仮装できるエプロンはすぐに雰囲気が出ておすすめです♪
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