子どもの工作用品を工作ワゴンに収納した実例!モンテッソーリ式で効果抜群!
ゴチャゴチャしがちな工作グッズ、どう収納するのが正解?!
工作活動は、子どもの創造性を刺激し、手先の器用さや集中力を育む絶好の機会。
ですが、色鉛筆、絵具、はさみ、紙など、散らかりがちな工作グッズをどのように整理し、いつでも手軽に使えるようにするかは難しい課題ですよね。
そこでこの記事では、子どもが自分で工作グッズを取り出し、片付けることができる「工作ワゴン」の活用法をご紹介します。
モンテッソーリ教育法に基づいたこの方法は、子どもの自立心を育みながら、クリエイティブな活動をより手軽で楽しいものに変えてくれますよ。
お子さんが自由にアートを楽しめる環境作りの参考になれば幸いです。
モンテッソーリ式の子どものクリエイティビティを育む環境
我が家が工作ワゴンを作るのに参考にしたのは海外の「アートカート(Art Cart)」。
子どもの画材をまとめて収納できるワゴンです。
アートカートの例
スッキリ収まって使いやすそう!
そんなアートカートにはモンテッソーリ教育の考え方が取り入れられており、子どもたちの自立心や創造性、アートへの興味を育むための効果的なツールとして機能しています。
モンテッソーリ教育法とは
モンテッソーリ教育法は、イタリアの教育者マリア・モンテッソーリによって開発された、子どもの自主性と自然な学びを重視する教育アプローチ。
子どもたちが自分のペースで学び、自分の興味に従って活動を選ぶことを奨励しているのが特長です。
モンテッソーリの環境は、シンプルに整理されていて子どものサイズに合わせて設計されており、自分で物を取り、使い、片付けることができるようになっています。
このアプローチによって子どもは自分の選択と行動に責任を持つことを学び、自立心と自己管理能力が育ちます。
子どもが自分で必要な工作グッズを手に取ることができるアートカートには、モンテッソーリ教育法の考え方が取り入れられているということですね。
実例紹介:我が家の工作ワゴン
我が家の工作ワゴンを紹介します。動画を撮ってみたので、ぜひご覧ください。
ワゴンの配置と環境
工作ワゴンはリビングダイニングの境目あたりに置いています。
ワゴンをここに置くことで、ダイニングテーブルでも折りたたみテーブルでも工作活動に取り組むことができます。
親的にも子どもの活動が見やすい位置ですし、必要に応じて支援することができます。
壁付けにしてしまえば、部屋の動線も妨げませんよ。
工作ワゴンに収納しているもの
工作ワゴンに収納しているものを紹介します。
最下段
- 粘土(プレイ・ドー)、粘土板
- モール
- ガムテープやクラフトテープ
粘土の型はバラバラになりやすいので、ジップバッグに入れてから置いています。
▼粘土セット「プレイ・ドーねんどでいぬのおいしゃさん」もスッキリ収納できていますよ。
中段
- 指絵の具・ペイント用品(シャトルアート)
- 固形絵の具(アンゴラ社)、バケツ
- ドットマーカー(シャトルアート)
- ポンポンなど手芸用品
- シール
- 折り紙
折り紙収納は100均の蛇腹ファイルにひと手間加えて作りました。動画で作り方を解説していますので、ぜひご覧ください。
最上段
- セロハンテープ(コクヨ「カルカット」)
- スタンプ類
- マーカーペン(BICKIDS)
- 色鉛筆(ファーバーカステル)
- ラメ入り絵の具(IKEA「MÅLA」)
- 子ども2人それぞれの筆記用具
- 水塗り絵
我が家は子どもが2人おり、それぞれ日常的に使う文房具がちがうため、個人用の収納スペースも用意しています。
ダイソーの積み重ね収納ボックスが取っ手もついていて使いやすいですよ。
リビング学習をするときは、ボックスごと出してしまえば使いやすい!
側面
ワゴンの外周部分にS字フックでホウキやバッグを吊り下げています。工作後に出たゴミを自分でお掃除する習慣もついてきましたよ。
また本体がスチール製なので、側面にマグネットがくっつきます。マグネットケースにビーズ類を入れています。
バッグにはスケッチブックや画用紙、下の子のはさみ練習セットを入れています。
大きくてかさばる紙類も、バッグで吊り下げ収納にすればスッキリ収まります。
▼幼児向け文具のおすすめ記事もぜひご覧ください。
モンテッソーリ式工作ワゴンを作ってよかった点
モンテッソーリ式工作ワゴンを作ってよかった点は以下のとおり。実用性と柔軟性が最高でした!
- どこでも使える
- 整理整頓される
- 見やすく取りやすい
- 自立心がつく
- それほどスペースを必要としない
どこでも使える
ワゴンはキャスター付きなので、移動が容易。子どもがどこにいても必要な工作グッズを手に取ることができます。
我が家はダイニングテーブルでお絵描きをすることが増えてきたのですが、コロコロ転がしてテーブルにつけたら、サッと簡単に必要な材料を選べます。
▼ダイニングでの学習椅子はバランスチェアで人気の「バランスイージー」を使っています。
整理整頓される
ワゴンはたくさんのものをスッキリ収納できる!
100均のボックスなどで仕切れば、さまざまな種類の工作グッズを整理して収納することができます。
子どもも何があるか見やすいので、物の整理方法が学べますし、自分のスペースをきれいに保つことができます。
見やすく取りやすい
ワゴンはオープン収納。フタや扉がないのでどこに何が入っているのか一目瞭然です。
必要なものをすぐに見つけて取ることができますよ。
見つからなくてイライラすることがなくなったよ~!
自立心がつく
子どもたちが自分のモノを管理し、必要なものを自分で取り出し、使った後に片付けることは、自立心と責任感を育てます。
モンテッソーリ教育法としても核心的な部分であり、子どもの自己管理能力を高めてくれます。
それほどスペースを必要としない
ワゴンはスペースを取りすぎず、必要ないときは片隅に移動させることができます。
我が家はあまり広くないので、工作コーナー(棚やラック)を新規設置することはできなかったのですが、ワゴンは限られたスペースを最大限に活用できて良かったです。
このように、工作ワゴンは子どもたちの創造力を刺激したり自立心を育てるための効果的なツールとして、うまいこと機能してくれました!
親としても、ごちゃつきがちな子どものモノが整理できて、家の中をすっきりと保てるようになったので良かったです!
IKEA?ニトリ?工作ワゴンの選び方【比較表】
工作ワゴンは、「キッチンワゴン」や「トローリー」という名称で売られていることが多く、本来はキッチンでの使用を想定されて作られたもののようです。
様々なメーカーから発売されていますが、特に人気があるのは「IKEA」「ニトリ」「山善」の3社。
それぞれのスペックを表にしてみました。
IKEA | ニトリ | 山善 | |
---|---|---|---|
商品名 | RÅSKOG ロースコグワゴン | 高さ調節ができるスチールワゴン トロリ2 | キッチンワゴン 高さを変えられる バスケットトローリー キャスター付き |
ワゴン全体のサイズ | 奥行35cm×幅45cm×高さ78cm | 奥行38cm×幅46cm×高さ89cm | 奥行38cm×幅46cm×高さ81cm |
バスケットのサイズ(1個) | 深さ9cm | 奥行30cm×幅38.5cm×深さ8.5cm | 奥行29.5cm×幅39cm×深さ8.5cm |
カラー展開 | 7色 | 3色 | 8色 |
棚の位置変更 | 中段のみOK | 全段OK | 全段OK |
耐荷重 | 1段あたり:6kg | 全体:16kg 1段あたり:5kg 小物入れ:1kg | 1段あたり:20kg | 全体:60kg
キャスターロック | なし | あり | なし |
組み立て | 必要 | 約20分 | 約20分 |
価格 | 4,499円 | 4,490円 | 5,499円 |
公式サイト | 詳細を見る | 詳細を見る | 詳細を見る |
これら3つを比較すると、幅と奥行にはそれほど差はありません。
高さはけっこうちがい、ニトリがIKEAより11cmも高いです。
またIKEAは棚位置が中段しか動かせませんが、ニトリと山善は全段自由に動かせます。
比較した中で、我が家は山善のキッチンワゴンを選びました。
山善はニトリと内寸がほぼ同じなんですよね。
そのうえでこちらを選んだのは、ダイニングテーブルに合う高さだったということと、足の片方が開いており壁付けにしたときにもモップや掃除機が入るという点にあります。
ニトリもいちおう最上段の棚を下げることはできます。
ですが店頭でお試しさせてもらったところ、棒の出っ張りができるため、子どもがやりにくいと言っていたんです。逆にフックのようにもできそうではあるんですが……。
あとは好みの色があるかで選んでもそう変わらない気もしました!
モンテッソーリ式の工作ワゴン|まとめ
モンテッソーリ式のアプローチを取り入れた工作ワゴンは、工作グッズが管理しやすくなるだけでなく、子どもの創造性と自立心を育むための強力なツールになることがわかりました。
見た目的にも片付いて、親としても嬉しいことばかり!
工作グッズの収納にお悩みなら、ぜひ一度導入を検討してみてくださいね。
参考文献:https://playfulnotes.com/how-to-create-an-art-cart-for-kids/
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