モコモコゼミ年少コース1年受講レポ。意外と簡単?そう見せかけて実は奥が深い
モコモコゼミは小学校受験対策ができるハイレベル幼児通信教育教材。
我が家の娘(上の子)は1歳~2歳向けのプチコース、2歳~3歳向けのプレコースときて、年長まで継続してモコモコゼミに取り組んできました。
毎月ワークを終えた後、娘からは「他の教材に比べてちょっと疲れる」という率直な感想を聞くことがあります。これはモコモコゼミが適度な挑戦具合で、思考力が鍛えられている証拠だからかもしれません。
しっかりとした学習効果も出ていますよ。
今回は、そんなモコモコゼミの年少コースをうちの子が実体験した上でのレビューと、SNS上の口コミをあわせて紹介していきます。
今なら1か月分が無料で受講できるので、気になる方はまずは教材を取り寄せてみてくださいね。
合わなかったら無料!
期限内退会申請で無料だから、気軽に申し込める
モコモコゼミ年少コースは簡単って本当?でも実は……
モコモコゼミ年少コース を検討している方は、小学校受験対策として役立つかどうかが一番気になっているはず。気になるレベル感としては、意外と解けちゃう印象!
娘は生まれ月が早いのもありますが、幼児通信教育教材をいろいろとお試しする中でも、こどもちゃれんじや幼児ポピーは1学年上を選ぶレベルです。
ものは試しと、モコモコゼミも1学年先取りして取り組みましたが、意外にできちゃう!
問題数も各月20問程度とそれほど多くありません(ワーク中心でないタイプの教材よりは多いですが)。
もしかしてちょっと簡単すぎる……?
平均的な出題レベルのこどもちゃれんじ(年少向け「ほっぷ」)と比較してみました。
同じ月の号を見てみても、全部でいくつ、順序を表す数、形合わせや位置など、年少のカリキュラム的には似ているかも。
ただ、モコモコゼミは解かせ方が特徴的でした。なんとすべて書かせるorことばで説明させる問題!
他の教材はまだ年少さんだとシールが多いけど、モコモコゼミはそうじゃないんだね~。
シールは基本的に全部解いた後でくっつける「よくできましたシール」のみとなっています。
また、こどもちゃれんじ等の教材ではだいたい鉛筆で取り組みますよね。
が、モコモコゼミは各問題色の指定あり!
例えば間違い探しでちがうところに赤で丸を付けるとか、数を数えてその分だけ緑で丸を書くとか。
単に知識を問うたり直観だけで見つけるのではなくて、試験で大切な注意深さや集中力をつけるために、人の話を聞く・自分でよく読むことを推奨しているからかもしれません。
この点は小学校受験向けと言えますね。
うちの子たちは勢いで挑もうとするので、しっかり付き添って問題を読ませています。
合わなかったら無料!
期限内退会申請で無料だから、気軽に申し込める
▼他コースも含めたモコモコゼミの紹介はこちらの記事をご参照ください。辛口と称していますが、なかなかの教材です!
ひとつ上の年中コースの感想・口コミもこのブログに書いていますので、コース選びにお悩みなら読んでみてくださいね。
モコモコゼミ年少コース、こんな問題が出ます
取り組めることは取り組める、モコモコゼミ年少コース の問題。
娘にモコモコゼミのワークの感想を聞いたことがあるんですが、「ほかのよりも疲れる~~」と言っていました。
かなり頭を使っているからみたい。
娘の反応としては、なかなか手ごたえを感じているようです!
教材なのですべてはお見せできませんが、こんな問題が出ます。
頭を使う「おはなしの問題」
イラストに描かれているものについて説明する問題。例えば、7月号ではこんな問題が。
ネコは何をしているところかな?
ネコは虫取りしてるところ!
何の虫を取っているのかな?
セミだよ~。
状況を説明するのは意外と難しいですよね。
いわゆる5W1H※をある程度理解しつつ、自分の言葉で話す必要があります。
※5W1Hとは、何が、誰が、いつ、どこで、なぜ、どうやってを表す言葉。
しっかり意見を言えるようになるためにはきちんと頭の中で言葉をまとめなければいけないので、かなり頭を使っているようです。
注意深さや傾聴力が付く「色の指定がある問題」
はじめてモコモコゼミに取り組んだときに印象的だったのは、回答する色に指定があること。
ほかの教材だと基本的に普通の鉛筆で書くから新鮮!
その関係で、複数の色を使って回答する場合もあります。
例えば葉っぱやキノコなどの数をかぞえて、それぞれ緑と赤でその数の分だけ丸を書くとか。
問題をしっかり読んだり聞いたりしていないと色を間違ったりしてしまうので、そうした注意深さや傾聴力が身につくようになっているんですね。
丁寧さ・やり遂げる力が付く「塗り絵や工作ワーク」
毎回塗り絵orはさみのワーク用紙がついてきます。
お楽しみ要素と見せかけて、実は受験対策でもあるみたい。
実際、小学校受験では「制作活動」という塗り絵や工作の出題があります。その意図は、創造性、手先の器用さ、指示に対する理解力といった多面的な能力を評価するため。
モコモコゼミでは指定された塗り方や線の引き方があったりするので、油断なりません。
いっぱいぬるからたいへ~ん。
書くこと、描くことを重視しているモコモコゼミらしさと言えます。
いつもみたいに勢いで塗っていっていますが……。
可愛いモチーフで楽しみながら塗り絵や工作に取り組むことは受験対策としてもとても有効なので、良い付録だなと思います。
▼小学校受験で問われる制作活動におすすめの市販キットを紹介した記事もあります。気になる方はあわせてご覧ください。
合わなかったら無料!
期限内退会申請で無料だから、気軽に申し込める
モコモコゼミ、年少コースが簡単すぎる真実
冒頭でも「モコモコゼミの年少は意外と解ける」と書きましたが、実のところこういう話を聞くと、
1歳下でも一応理解できるというのは(良教材なことを割り引いても)簡単すぎるんじゃない?
と思うかもしれません。
実際、我が家でも娘(年少)は年中コースでもできましたし、年少コースの問題の意図は2歳の息子でも理解でき進められるものが多かったです。
モコモコゼミ公式サイトのQ&Aでも先取り受講できるのかどうかという質問が出ていて、これについては可能と書いてありました。
Q. 1つ上の年齢(学年)のコースを受講することはできますか。
A. できます。
よくあるご質問 | こぐま会教材、提携SAPIX(サピックス)ピグマの幼児通信教育モコモコゼミ
ほかの人もけっこう先取りしてるなら、割と楽にできちゃうんじゃないか……そんな気がしてしまうのでは。
ただし、モコモコゼミの先取り受講について公式のモコモコゼミ事務局に質問してみたところ以下のような回答をいただきました。
教材は進学塾の教材であり、基本的に進学塾において飛び級は滅多にございません。
モコモコゼミ事務局からいただいたメッセージ
また、年中以下のコースは基礎編であり、難易度を落としてありますので1学年下のお子様でも取り組み可能かもしれませんが、その先の年長コースは応用編であり相当難易度の高いコースとなりますため、1学年下のお子様にはかなり厳しい内容となり、年長コース到達時に挫折してしまいます。
つまり、あくまでもプチコースから年中コースまでのメインとなる目的は基礎固め。
簡単に感じたとしても、あくまでも思考力の土台を作ることがコンセプトとなっているわけです。
難しすぎて勉強嫌いになってしまったら元も子もありません。それに簡単なようでいて、何気に重要な要素を含んでいます。
子どもと取り組んでいるときに気づいたのですが、プレコースの時点で図形問題に立体の要素が入ってきており、年少コースでも同様。
これは実際の受験でも出てくる問題にもつながってきます。
例えば桐光学園小学校の受験例題、図形②のところに以下のような問題が。
【例題】左の部屋の積み木を上から見ると,どんな形に見えますか。右の部屋から選んで○をつけましょう。
桐光学園小学校 入学試験問題 例題集4ページ図形②より
これは立体がわかってないとムズカシイね! そんなところもカバーしているんだね~!
さらに絶妙な取り組みやすさで自己肯定感を高めたり、勉強を好きになってもらうという意味合いもあるようですよ。
平易な内容からしっかりと理解できるから、理解した上でステップアップできてつまずきにくい。
そんなメリットもあるようです。
さらに、こちらの方が言っているように受験直前となる年長コースはかなりの高難度。
取り組むには相応に基礎ができていないと大変です。
モコモコゼミ、以前買ってた年少はまあほぼできそうだと思って、年中と年長を一括購入してみた。年中より先に年長が届いていてしまった。 年長は相当難しい気がする。
Twitterより引用
モコモコゼミ、以前買ってた年少はまあほぼできそうだと思って、年中と年長を一括購入してみた。年中より先に年長が届いていてしまった。
— すみっこ (@mum_in_tokyo) March 6, 2022
年長は相当難しい気がする。
年長コース、実際にはこんな感じです。
幼稚園児がこのレベルに取り組むのってすごい!
実は、すでにモコモコゼミ年中コースからこんな長い文章題も出ているんですよね……。
ちなみに他の幼児教材もそうですが、モコモコゼミもタイミングがなければ大きくリニューアルしません。
※下の子用にも取ってみたところ、大きな変更はありませんでした。
そのため年中コースを一回取った後で年長コースに入って難しかったとしても、間にリニューアルのお知らせでもなければ年中コースを再度取り直すことはしなくても良いのかなとは思います。
モコモコゼミ年少でどんな力がついた?
モコモコゼミ年少コース では、娘のやり抜く力が特に伸びました。- やり抜く力
- 集中力
- 数的感覚や図形感覚アップ
もともと、直感的に問題を解くのが得意で、手早く課題をこなすタイプでしたが、反面、集中力が続かないという課題も。
特にややこしい問題や時間を要するものになるとすぐに飽きてしまい、取り組むのをやめてしまうことがしばしばありました。
立ち去ってたね~(笑)
その点ではモコモコゼミの問題は色を指定するなどの工夫が施されていて、ちょっと考える問題が多いです。
ときに娘を試練にさらしましたw
そのため、始めのうちは途中で投げ出したがることもありましたが、ときに励ましながら続けるうちに、徐々に最後まで取り組めるようになっていきました。
せっかちなところ、飽きっぽいところはまだまだ改善の余地ありですが、年少の1年間で明らかに成長したと感じています。
特に塗り絵では、以前に比べて最後まであきらめずに完成させることができるようになりました。
また、数の数え方や増減の理解といった数的感覚、図形に関する理解はもともとけっこう得意でしたが、モコモコゼミを通じてさらにパワーアップ!
図形構成の問題では完璧に解けるようになり、よくある積み木の構造を示した図をもとにして積み木の配置や特定の角度から見たときの形を回答するものなんかもスラスラ解いています。
ちなみに、このようなチカラのアップには、くもんの知育玩具(「図形キューブつみき」)も大いに役立ちました。
積み木やレゴなんかでもいいのですが、構造物をさまざまな角度から観察するように促してみるといいですね。
最初は、モコモコゼミで出てきた積み木の構造を一緒に作ったり、同じものを作って並べさせる取り組みをしていました。
小学校受験の準備として、いろんな力を楽しみながら身につけることができるよう、日常的に知育玩具を使った活動を取り入れることもおすすめです。
▼知育ママ200人以上が教えてくれたくもんおもちゃおすすめランキングはこちら。知育効果が高いものが並んでいるので、気になる方はぜひご覧ください。
モコモコゼミ年少コースを経験し、娘の成長を実感できたため、年中コースも継続して受講しています。
年少(新年中)の春休みに受験した幼児知能テスト「ふでまる道場」でも、初回から成績上位者に選ばれるほどでした。
この1年間で娘が得た「やり抜く力」は、今後の学習においても大きな財産になるはず!
▼モコモコゼミ年中コース1年受講レポはこちらから読めます。
モコモコゼミ年少の口コミ・評判
辛口コメントが多い口コミサイト「みん評」で見ると、モコモコゼミ年少コースはかなりの高評価!
惣兵衛さん 投稿日:2020.10.29
4.00癒しのゆるキャラだが、中身は濃い
息子が年少になったので、年少コースを受講。以前は別の幼児教材を利用していました。そちらは付録のおもちゃが毎月送られてきますが、こちらは中身が非常にシンプル。
モコモコゼミの口コミ・評判 | みん評
今までのおもちゃに慣れてしまった息子は興味を示してくれるのだろうかと心配でしたが、どこか既視感のある、ゆるいキャラクターがふんだんに描かれているので、とても楽しくワークに取り組んでくれました。
小学校受験に強い会社が制作しているということもあり、中身はお勉強感が強いですが、公式などを覚えさせるというよりは、「考え方」を問うような問題が多いので、後々この考え方が生きてくるのではないかと思いました。しばらくは継続してみようと思います。
みん評の仕様でレビュー件数が少ない分のマイナス補正があるのか全体の評価は2.8となっていますが、レビュー全体を見ると全9件中星3が2人であとは全員4か5。
割と辛口コメントが多いみん評において、これってけっこうすごいのでは。
モコモコゼミ年少の教材
モコモコゼミ年少コースは、毎月1回、以下の教材が届きます。
- 冊子教材(20問)
- 塗り絵 or 工作用紙
- 付録教材
- 学習の手引き(保護者向け解説書)
- 出席簿とシール(冊子教材裏表紙)
冊子教材(20問)
毎月20問で1冊のワークです。オールカラーでイラストのクオリティも高く、ぱっと見の印象は子どもにとても受けます!
A4ヨコサイズでガバッと開く、みやすい構成になっていますよ。
どんなことを学ぶかについては、モコモコゼミ年少コースのカリキュラムのところで解説しています。
塗り絵 or 工作用紙
毎月、白黒の塗り絵か、自分で色を塗ってから作る工作用紙がついてきます。
小学校受験では、制作活動と言っていわゆる塗り絵や工作の出題もあります。
むらなく丁寧な色塗りや線に沿ってきれいにはさみで切れることが要求されるので、毎回こうしたワークが付いてくるのがとても良いと思いました。
実際、毎回取り組むうちに根気強く塗れるようになって感動です!
\成長を感じる……/
季節感がある内容になっているので、内容をもとにして親子で季節の話をすることもできます。
▼はさみの練習方法やおすすめのはさみについての記事もあるので、気になる方はご覧くださいね。
付録教材
付録は、カード教材が中心です。
何回か、マグネットシートのような三角パズルが含まれます。
付録教材についてはオマケ程度という意見もあるようですが、毎回ちがう内容で楽しませてくれます。
例えば、
- 5までの数を絵で学ぶカード
- 絵の大きさを比べるカード
- 絵の数を比べるカード
- 見本と同じ位置に絵のカードを置くゲーム
- 仲間探しカード
このような内容になっています。
いろんな問題をだしてくれるから、あきないよ!
うちの子は何回も取り組むくらいお気に入り!
また遊び方の解説書も詳しくて、親も勉強になります。
▼モコモコゼミでもたくさん取り組む三角パズルは、もっとやりたい場合は「くもんNEWさんかくたんぐらむ」を使うのがおすすめです。問題数が多く、モチーフも可愛いです。
学習の手引き(保護者向け解説書)
モコモコゼミといえば、「がくしゅうのてびき」という方もいるようです。
内容はシンプルかつ詳細な問題の解説!
充実しすぎて内容はお見せできませんが、小学校受験に取り組む親御さんなら問題のねらいと解説を理解しておきたいところ。
子どもに説明するにあたって、親もきちんと理解できますね。
出席簿とシール(冊子教材裏表紙)
シールはオマケ程度です。
バラバラになってしまうので、我が家では新しい号が届き次第すぐ貼ってしまっています……。
以上の内容で、月会費2,420円・入会金無料です。
合わないと感じたら、退会で初月無料になるので、まずは丸ごと一号取り寄せてみてください!
合わなかったら無料!
期限内退会申請で無料だから、気軽に申し込める
モコモコゼミ年少コースのカリキュラムは?
モコモコゼミ年少コースのカリキュラムは、こちらの画像のとおり。
年間を通して大きさ、多さ、長さを比べる課題が繰り返し出てきますね。
他の項目も毎月ステップアップしていきます。
内容は全体として覚えることより考えることを優先していることが見て取れます。
季節や理科的な常識については出てきますが、「ひらがなカタカナの書き取り」とかはありません。
考える力を最重要視しているといえるでしょう。
他社の年少向け通信教育教材も比較のため取り寄せる場合は、いま人気・おすすめの幼児通信教育教材をまとめた記事から一覧をご覧ください。
モコモコゼミ年少コース、こんな家庭におすすめ!
モコモコゼミ年少コースがおすすめなのはこんなご家庭。
- 受験に向けて基礎固めをしたい家庭
- 受験しなくても確かな思考力を伸ばしたい家庭
- かわいいキャラで取り組みたい子がいる家庭
- パパママもレベルアップしたい家庭
モコモコゼミの公式の狙いとしても、この時期はしっかり基礎固めを進める時期。かなり考える力をつけてくれる内容となっています。
今後受験する予定がないとしても、モコモコゼミの教材は思考力の成長が見込めます。
考える力を伸ばしていきたい方は要チェック!
さらに、かわいいキャラがいるとテンションが上がるお子さんがいたらこれもまたオススメ。
Twitterなどでは男の子より女の子の方がモコモコゼミにハマる率が高かった印象です。
またパパママもレベルアップしたい家庭にも。
なにしろ解説がしっかりしているから、子どもに教えてあげるときしっかり説明してあげられます。
子どもと一緒に学ぶことができるから、説得力も増しますね!
合わなかったら無料!
期限内退会申請で無料だから、気軽に申し込める
モコモコゼミ年少コースで受験にもつながる基礎力をつけよう
モコモコゼミ年少コース、確かに力がつく内容です。
やや問題数が少ないようにも思えますが、無理なく色々と考えて取り組むことができる良問揃い。
取り組みやすい難易度でありつつも、押さえるべきポイントが押さえられている関係で子どももよく考えてくれます。
年少さんからスタートさせてあげることで、受験準備や思考力アップにつながる体験をさせてあげられますよ。
コメント
コメント一覧 (1件)
Great article!