



この記事では、手作りおもちゃ「ポットン落とし」の簡単な作り方を写真で詳しく解説しています。
穴から色々なものを落として遊ぶ、その名も「ポットン落とし」。単純ですが集中力や観察力が身につく、立派な知育おもちゃなんです。
ぽとん、と落ちるのが楽しいんだ♪
▼ミルク缶カバーのポットン落としを見たい方は、こちらの記事をどうぞ。本記事ではタッパーから作成します。
ベネッセ幼児教材公式アンバサダー/明治クラフトアンバサダー/Yahoo!をはじめとする各種メディアで執筆中/元教師
ポットン落としは、そのものズバリ、モノを穴からポットン、と落として楽しむ知育玩具です。
対象月齢は、0歳10か月ころ~1歳、2歳くらいまで。乳児期は手指が発達する時期で、おもちゃをポットンと落とすブームがきます。
モンテッソーリ教育でも、1~2歳の「運動の敏感期」のおもちゃとして推奨されています。
運動の敏感期
動作・動きに興味を持ち、集中して同じことに取り組む限定された期間のこと。
ぜひそのときに作ってあげましょう!
我が家の娘も、生後10か月ころに突然「ポットンブーム」が来ました!
他にも、入れたものを出してみたり、マラカスのように振ってみたり。
単純ですが遊びが広がる発展性もあり、子どもが夢中になって遊んでくれますよ。
我が家では、赤ちゃんのためのモンテッソーリ式おもちゃ収納棚にすぐ遊べるように設置しています。
市販だと以下のような商品がポットン落としに近いです。くもんの人気おもちゃランキングでもランクインしていた人気のおもちゃですね。
落とす以外にも動きを見たりなどいろいろな要素が含まれています。
ポットン落としの手作りアイディアを遊びの難易度が低い順に紹介します。
すでにモノを口に入れなくなったというお子さんも、幼児期まではふとしたときに入れることがあるので、落とすものは慎重に選びましょう。
くれぐれも誤飲の可能性がある大きさのものは入れないようにね~。
0歳後半から遊べるのが、ボール落としや玉落とし。
容器に大きめの穴を一個開けておき、ボールを落として遊びます。
月齢が若いうちは、大きなものをすなおにポトンと入れられるようにすると楽しいと思います。
▼ミルク缶を使ったボール落としおもちゃの作り方を以下の記事で紹介しています。
▼ミルク缶に被せて使え、ボール落とし以外にも活用できるカバーの作り方を以下の記事で紹介しています。
お気に入りの布で作れば、毎日遊ぶのも楽しくなっちゃいますね!
ボール落とし・玉落としを卒業したら遊びたいのが、より小さなペットボトルキャップを落とす遊び。
作り方を解説します。
タッパーは100円ショップのキッチン用品・食品保存容器のコーナーにあります。
透明や半透明だと入ったものが見えるので、できた! という達成感にもつながりますよ。
透明テープは、保育業界では定番の保護テープ。はがれや汚れからカバーしたいところに貼ります。
これを貼っておくと、持ちが全然ちがいます。
そんなに高いものでもないので、おもちゃを手作りされる方は必携!
ペットボトルキャップの形に合わせてカッターで切り取ります。
カッターで切ったところがやや鋭利なのと、目立たせる(落とすところをわかりやすくする)意味から、シールやビニールテープで切り口を覆います。
ケガをしないように、しっかり貼ろう!
私は丸シールを使って、お花の形にアレンジしてみました。
さらに、上から透明テープを貼りカバーすることで簡単にははがれにくくなります。
もし他にも装飾を入れる場合は、シールや折り紙・画用紙などで作り、上から透明テープでカバーしてください。
タッパーのフタをしたら、入れ物は完成。
ペットボトルキャップは、ビニールテープを巻いて縦につなげます。
最初は4個つなげた長さが安心。4個つなげると、容易に喉まで入らない大きさになります。
慣れてきたら2個にしてみてください。
入れ物にポットンできるか試してみましょう。
中がいっぱいになったり、全部のペットボトルキャップが入ったら、フタを開けて中身を取り出してあげます。
ペットボトルキャップ落としの次におすすめなのが「ストロー落とし」。
容器のふたにカッターで穴を開け、ストローを入れて遊びます。
100円ショップに穴の開いたジャーやタンブラーが売っているので、それを使うととても簡単。
作り方は、ストローをタンブラーに入る長さにカットし、ストック容器に入れるだけ。タンブラー付属のストローは使いません。
切ったところがなめらかになるように、できるだけきれいに切ってくださいね。
最初はただ穴にストローを落として遊びますが、ストローの色を基本的なものにしておけば、「〇色を入れて」「〇色を〇本入れて」といったように発展させて遊ぶこともできますよ。
ストローをお子さんの利き手側にセットし、タンブラーの穴に狙いを定め、ストローをポトン!
中がいっぱいになったり、全部のストローが入ったら、フタを開けて中身を取り出してあげます。
ストローがうまくつまめない場合、タピオカ用の極太ストローから始めるとやりやすいです。
つまむというより「つかむ」といった感じです。
入れ物も、ペットボトルのような口が大きなものを使用します。
ペットボトルは倒れやすいので、片手で持たせるか、保護者が持ってサポートしてあげると良さそうです。
ストロー落としの次におすすめなのが「スティック落とし」。より細いものを入れるので、集中力がつきます。
使うのは、100円ショップでも購入できるロリポップスティック(あめ用のスティック)です。
100円ショップのスパイスボトルはちょうどいい穴が開いていて流用しやすいですよ。
穴の大きさを変えられる場合は、固定したい位置にしてテープを巻いて動かないようにしてください。
フタ自体は取り外せるので、全部のスティックが入ったら、フタを開けて中身を取り出してあげます。
スティック落としの次におすすめなのが「コイン落とし」。
市販の貯金箱に硬貨やタグを落として遊びます。単純な穴ではなく、“向き”がついているところがレベルアップしています。
我が家は100円ショップセリアの透明ブタさん貯金箱を使いました。容器のふたにカッターで穴を開けて作ってもOKです。
タグは100円ショップの「ネームキーホルダー」のリングを取って使います。
ネームキーホルダーはリングをフックに「掛ける」練習にも使えるので、取っておくといいですよ。
コイン落としと同時期におすすめなのが「タグ落とし」。
同じように穴が細いものになっていますが、角度をつけているので、手首をうまく動かすことが必要になります。
買ってよかった1歳おもちゃでも紹介したポストボックスを参考に、容器のふたにカッターで穴を開けて作りました。
タグ落としで落とすものは、番号札や厚めのカード。番号札は一枚40円ほどで文房具屋さんに大量にあります。
色が豊富だから色を学んだりもできて知育にお役立ち。
我が家にもたくさんありますよ♪
文具屋さんがお近くにない方は通販でも買えますよ。
また、1歳で買ってよかったおもちゃでも紹介した「エデュコチェーン」もおすすめです。我が子は色々なスキマを見つけては落としていました。
コイン落とし・タグ落としの次におすすめなのが「デコレーションボール落とし」。
手芸用のデコレーションボールをサイズピッタリの穴に入れると、気持ちよく落ちていきます。このボールと容器も100円ショップで購入できます。
ムギュッと感がクセになる♪
押し込むときに指先の力を入れる練習にもなりますよ。
最初は、ママやパパがお手本を見せてあげましょう。
全部入ったらフタを外してまた最初から。
遊ぶうちに、自分でモノを取り出して取り組めるようになります。
少し大きくなったら、制限時間を設けて、時間内にいくつ入れられるか競争するといった遊びもおすすめですよ。
赤ちゃんの成長とともに遊び方が広がる楽しさがありますね。
我が子は生後10か月でポットン落としデビューをしました。
お手本を見せてあげると、さっそく真似をしてポットンしはじめました。
たくさん入れたら容器を振って音を楽しんだり。ハンカチなど長いものを入れてひっぱってみたり。
自ら色々な遊びに発展させていく様子に驚きました!
1歳半ころになると、もっと難しいストロー落としやタグ落としに移行しましたが、2歳を過ぎてからはペットボトルキャップ落としでまた遊ぶようになりました。
入るものをじぶんで探して入れているよね~。
観察力がとってもついた~!
このように、子どもが夢中になって遊びつくすことができるおもちゃなんですね。
簡単に作れる単純なおもちゃなのに、とことん遊べて実は奥が深~い「ポットン落とし」おもちゃ。
ぜひ作ってみてくださいね!
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