



この記事では、ミルク缶カバーの作り方を写真で詳しくご紹介します。
丈夫で良い音が鳴るミルク缶は、おもちゃにぴったりの素材。
定期的に買っていると、どんどん缶が増えてきちゃうのよね。
ただ、パッケージそのままだと見た目が可愛くない……。そこで、可愛い専用のミルク缶カバーを作っちゃいましょう!
カバーがあるだけで色んな遊び方ができる、知育玩具&収納ボックスに大変身しちゃいますよ。
型紙不要なくらい簡単で、初心者も安心!
ミルク缶カバーを使った遊び方も紹介していきますね。
ちゃみ( インスタ @charmytoko)
Instagramフォロワー11.2万人。
知育・おもちゃクリエイターママで、モンテッソーリ教具本にも知識を提供。教材研究が得意。娘は年中・年長で偏差値70。
ベネッセ幼児教材公式アンバサダー/明治クラフトアンバサダー/Yahoo!をはじめとする各種メディアで執筆中/元教師
手作りミルク缶カバーに必要な材料と道具を解説します。
ゴムの長さは最後の工程で調節するので、ひとまず50cmあればOKです。私は100均ダイソーで10mのものを調達しました。
必要になる布のサイズはミルク缶の大きさによりますが、このくらいとっておくと安心です。
横:ミルク缶の円周+2cm(キルトなど分厚いものは+3cm)
縦:ミルク缶の高さ+12cm
今回は41cm×17cmの「はいはい」を使いましたので、44cm×29cmの布を用意しました。
手芸屋さんで、丈夫な布を選んでみてくださいね。キルトもおすすめです。
▼デコレクションズ楽天市場店の布が可愛くておすすめ。赤ちゃんの布おもちゃ(下の写真はモンテッソーリのにぎにぎ)や、レッスンバッグ等にいつも使っています。
ゴムひも通しは写真のようなもので、これがあるとゴムひもが格段に通しやすくなります。
100円ショップでも購入できますが、メーカー品の方が簡単にできる印象です。
ミルク缶カバーの作り方を写真で説明していきます。
中表になるように、真ん中で布を折ります。
折っていないほうの布の端から縫い代を1cm取り、直線縫い。縫い始めと縫い終わりは返し縫いでしっかり縫いましょう。
ここで布をミルク缶にかぶせ、ちょうど良いサイズか確認します。
余裕があってブカブカになりすぎてしまう場合は、内側を縫って調節しましょう。
布の上端と下端をゴムが通る幅で1回折ります。
折ったところを2枚目の写真のように、筒になるように直線縫いします。
縫い始めはどこでもOK。ゴム通し口を1cmくらい開けておきます。
ミシンで筒になるようにぐるっと直線縫いしていってくださいね。
布の上端と下端にゴムひもを通します。
ゴムひもが足りなくなるのを避けるために、最初から切らずにそのまま通すのがおすすめです。
ゴムを通し終わったら、先をゆるく結んで抜けないようにします。
フタをとったミルク缶に布を被せ、ゴムひもを絞って調節します。
手を入れる方は絞りすぎ注意!
かといってユルユルだと手を入れたときに手応えがなくなってしまうので、ある程度絞った方が楽しめそうです。
ゴムひもの端は結び、ゴムひも通し穴の中に入れましょう。
以上で完成です。
缶の上
缶の下
汚れたらゴムを広げて外し、洗うこともできます。
ミルク缶にカバーをつけるだけで、たくさんの遊び方ができるようになります。いくつかご紹介しますね。
おもちゃを落として、ポットン落としやストロー落としの要領で遊べます。
穴が大きめなので、まだ手先がそれほど器用ではない赤ちゃんにおすすめ。全部落としても、ゴム部分を広げて取り出せば何度でも遊べます。
落としたときに良い音がするので、耳でも楽しめます。
遊べるおもちゃ箱になるよ~。
お片付けも楽しくなっちゃう!
▼モンテッソーリ教育で使われる教具でもミルク缶の「玉落とし」を推奨しています。
中に動物のお人形を入れます。パパやママが鳴き真似をしたり、触ってもらって何の動物か当ててみましょう。
お人形がたくさんあると楽しめます。
うちで遊んでいたお人形は幼児通信教育「こどもちゃれんじ」の付録。
ほかにおすすめするなら、マンチカンの水でっぽうセットが同じような大きさで良い感じです。上の写真のニワトリとブタがそれです。
ソフトな感触で赤ちゃんでもOK。
缶の中からチェーンや布が出てくる出てくる!
チェーンは再び入れるとジャラジャラと面白い音がします。
チェーンは100円ショップで買えますよ。DIY用品売り場にあることが多いです。
布の取り出しもおすすめです。
リトミックなどで使われるシフォンスカーフを何枚か結んでつなげ、入れればOK。
うちの子は、色が変わるのが楽しいようで、どんどん出していました。
シフォンスカーフなどの「遊び布」は多用途に使えてとてもおすすめなおもちゃで、0歳で買ってよかったおもちゃにもランクインしています。
最初はただふわふわと感触を楽しむだけでも喜んでくれますよ。
▼シフォンスカーフについては、以下の記事もご覧ください。
自分で缶を抱えられるようになったら、ものを入れて振って遊ぶこともできます。
色々なものが中でガシャガシャ音を出すのも楽しいみたい!
気軽に音を楽しめるおもちゃにもなっちゃうんですね。
ハイハイできるようになったら、缶を転がして追いかけて遊べます。
ハイハイスピードがアップするかも?!
▼ミルク缶で作る太鼓も、ただ叩くだけでなく赤ちゃんが転がしたり追いかけて遊べます。
普段買っている家では放っておくとどんどん増えていくミルク缶。かさばるし捨てるのも大変ですよね。
そんなミルク缶ですが、カバーをつけるだけで色んな遊び方ができて使い方が広がります。
ミルク缶そのままだと気になる錆も、カバーをすることで家具につくのを防げるところも見逃せません。
遊ばなくなったら、赤ちゃん時代の想い出のモノを入れて取っておいても良いかもしれませんね。
シンプルだけど応用の効くミルク缶カバー。
1枚持っておくだけでお役立ちのアイテムです。
手作りモンテッソーリ記事
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