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モンテッソーリ教育の敏感期とは?月齢別に成長に活かすヒントを詳しくご紹介します

モンテッソーリ教育の敏感期とは?月齢別に成長に活かすヒントを詳しくご紹介します
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子どもが一つのことにこだわったり、いつも同じ場所や順番でないととてつもなく嫌がるとき。

もしかしたら、モンテッソーリ教育でいう「敏感期」かもしれません。

この敏感期を知ることで、子どもがする行動の理由がよく見えるようになって、子育てにもゆとりが出てくるようになりますよ!

ちいくまま

単なる“ワガママ”ではなく、「あっ今が敏感期なんだ!」と納得することができます。

この記事では、モンテッソーリ教育の敏感期について、どんなものかを解説。

敏感期を子供の成長に活かすための、おうちでできる子育てのヒントについても月齢別にまとめています。

目次
この記事の著者
ちゃみ

ちゃみ(ちいくまま)

元教師で司書。知育おもちゃプランナー&クリエイターママ。
オウチーク!の運営者でもあります。
たくさんの教育書や論文から取り入れた確かな情報をお届けします。

モンテッソーリ教育の敏感期とはどんなもの?

モンテッソーリ教育の敏感期とはどんなもの?

モンテッソーリ教育は、イタリアの女性医師マリア・モンテッソーリによって構築された教育法です。

マリアは知的トラブルを抱えた子どもたちの治療教育の経験から、子どもの集中する力を発見しました。

子どもたちの好奇心を観察し、それに応える環境や教具を準備したところ、大人の常識では考えられない姿を見せたといいます。

幼少期は周りの環境と関わり合いながら将来にわたって必要な力を得ようとする時期。

そして環境の中から、今自分はどんな能力を伸ばせばよいのか、必要な要素を探すための感受性が豊かになっている時期があります。

自分を伸ばそうとしてひとつのことに夢中になる時期

これを敏感期と呼びます。

我が家の例……
娘が珍しく静かだな~と思い様子を見てみると、ママの化粧ポーチのファスナーを何度も開け閉めしているところでした。

3歳くらいまでは手指を使ってみたいという衝動に駆られる「運動の敏感期」にあります。

ファスナーを開け閉めするのは、“今自分はつまみを引っ張る練習をしなければならない!”という課題をこなしている最中だったのです。

敏感期にはどんなものがある?種類を表で解説

敏感期は、子どもが「成長したい!」とひとつのことに夢中になる時期ということが分かりました。

成長に従って内面の変化があり、夢中になる対象も変わりますので、敏感期の形も変わってきます。

ここでは、7つの種類を表でご紹介します。

書籍によっては、もっとざっくりまとめたもの、細かく分けたものがありますが、おおよそ下記の表のとおりです。

モンテッソーリの敏感期の表

敏感期の種類

  1. 秩序
  2. 運動
  3. 言語
  4. 文字
  5. 感覚
  6. 文化と礼儀

秩序の敏感期

期間:生後6ヶ月~4歳くらい

順番・場所・習慣や所有物にこだわりがある時期。

まっさらな状態で生まれた赤ちゃんは、世の中を秩序付けて理解していきます。

この秩序が乱れると不機嫌になってしまうので、いつもと同じ順番・場所などを守ってあげることがポイントになります。

ちいくまま

うちの娘も、いつもと違うスプーンからは食べなかったことがありました。
これが“秩序”かも。

モンテッソーリ教育では、2歳ごろにみられるイヤイヤ期も秩序の敏感期で理解できるとしています。

大人はなるべく「いつもと同じ!」。
これを心がけましょう。

運動の敏感期

期間:生後6ヶ月~4歳半くらい
※0歳~3歳は運動機能の敏感期、3歳~6歳はより洗練・調整された運動の敏感期

生活に必要な運動能力を獲得しようとする時期。
自分の意志で体を動かせるようになるように練習しています。

0歳~3歳では、はいはいや歩くなど全身を使った運動能力を獲得し、徐々に手指を使った微細な運動能力も獲得していきます。

行動のあらわれとしては、「いたずら」があります。

ちいくまちゃん

夢中になっていたずらをするのは、運動の敏感期だからなんだ!
大人になるためにぼくたち必要なことなんだよ!

この時期に必要な運動を獲得していると、その後より複雑な運動にチャレンジしたいという意欲にも繋がってきます。

▼手指の動きをグングン伸ばす「手指遊び」を色々ご紹介しています。

言語の敏感期

期間:胎生7ヶ月~5歳半くらい

母国語をどんどん吸収する時期。

赤ちゃんはお腹の中にいるときからママやパパの声を聞いて過ごし、3歳くらいで言語活動が活発になってきます。
おおむね3歳までに母国語をほぼ習得するといわれています。

ちいくまま

おなかの中にいるときから言葉を吸収しているのね。

▼赤ちゃんへの言葉の教え方って? 我が家が取り組んだことをまとめました。

文字の敏感期

期間:3歳~5歳半くらい

あるとき、“自分の周りには文字があふれている!”ということに気が付きます。

文字の敏感期は読みと書きに分かれます。

書きは3歳~5歳くらい
読みは4歳~5歳半くらい

書きの敏感期は読みよりも早くやってきます。
絵と一緒に文字のような図形を描いたりも。

手指を動かしたい「運動の敏感期」とも重なるので、自分で書いてみたいと思うのですね。

読みの敏感期はそれよりも遅くやってきます。

色んな字を壁に貼っておいたり、絵本を手の届くところに置いておくと、自ら読み始めます。

▼絵本はいつでも手に取れる高さに!

子どもでも手が届きやすい絵本棚

数の敏感期

期間:3歳~6歳くらい

数も文字と同じように日常生活にあふれているもの。
数字を数えたり、読み上げたりするのにハマるのが数の敏感期です。

ちいくまま

何歳(いくつ)になった?

ちいくまちゃん

3さい!

得意げに答えてくれるのが面白いです。

3歳ころには5くらいまでカウントできる子は多いですが、多くはただ呪文のように唱えている状態。

目の前のものの量とカウントが一致し、いよいよ数の敏感期! というのは4歳後半と遅いんです。

早い時期に子どもが数を唱えているからと言って、ワークやドリルなどを取り入れすぎると数嫌いになってしまうので見極めが大切です。

感覚の敏感期

期間:0歳~6歳くらい

感覚とは互換のことで、五感が洗練される時期のことです。

0歳からさまざまなことを感じて過ごしてきた赤ちゃん。
それまでに吸収した膨大な情報を頭の中で整理し始めます。

3歳くらいになると、視覚・聴覚・触覚・嗅覚・味覚という特徴に従って区別していきます。

例えば……

  • おもちゃのブロックを色ごとにまとめたり、大きさ順に並べたり(視覚)。
  • すべすべの石とゴツゴツした石の感触の違いを楽しんだり(触覚)。

この経験をたっぷりすることで、将来も秩序だって物事を考えられるようになります。

▼感覚の発達を促すおもちゃをご紹介しています。

文化と礼儀の敏感期

期間:4歳半~

もっと世の中を知りたい! と思う時期。
言語や数以外に出てくる興味や関心のことです。

同時に社会性が芽生えてきます。
日常のあいさつや季節の行事などにも興味津々。

お子さんごとに興味の方向が変わってくるので、図鑑や絵本を使って好奇心に付き合ってあげてくださいね。

小学館
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敏感期の子どもへの接し方は?

敏感期の子どもはこだわりが強く、何でも「自分でやる!」の一点張りになることも。

ちいくまま

毎度毎度、困っちゃう……。

敏感期の子どもには、どう接すればよいのでしょうか。

ポイントは、6つあります。

敏感期の子どもへの接し方
  1. 自分でやりたがることはやらせる
  2. サイズが合ったものを与える
  3. できることを日課に取り入れていく
  4. 邪魔をせず見守る
  5. 選ばせる
  6. やり方はゆっくりした動作で見せる

自分でやりたがることはやらせる

自分のことは自分でやりたがる子どもに、チャレンジする機会を与えてあげましょう。

うまくできないからと大人がしてあげるばかりでは、将来自分で何もしない子になってしまいます。
やりたがるならやらせてみましょう。

うまくできる工夫もしてあげられると良いですね。

我が家では生後10ヶ月くらいから娘が自分で靴下を履きたがったのですが、もちろんうまく履けません。
そこで大人用のスニーカーソックスを与えたところ、履くことができました!

▼こちらは11ヶ月の時です。靴下を履く練習中!

靴下を履く赤ちゃん

簡単に脱ぎ着できるので、嬉しそうに何度もチャレンジしています。

サイズが合ったものを与える

サイズが大きすぎる道具も大人の手を借りなくてはならないので、うまくできません。

道具が自分に合ったサイズのものだと扱いやすく、上達します。

100均でミニサイズのホウキなどが調達できるので、お子さんと一緒にチェックしてみるのも楽しいですね♪

できることを日課に取り入れていく

敏感期は、お手伝いもしたがります。
大人のお手伝いをすることで、家族の一員だと認めてもらえる気持ちになるのです。

食べ物を運ぶ、お皿を並べるといった、子どもがやりたがるお手伝いをさせてみてください。

1歳になったうちの娘は、洗濯物を干すためにカゴから取り出すお手伝いが大好きです。

ちいくまちゃん

ハーイ! ってゴキゲンでお手伝いしてるよね。

邪魔をせず見守る

何かに夢中になっているときは、やり遂げるのをじっくり見守りましょう。

そのうち何にハマっているのかが分かるようになり、興味をひくものを与えてあげることができるようになります。

▼ひたすら鉛筆を削るのにハマっている2歳……

鉛筆削りをずっとするのも敏感期?

また、夢中になっているということは、それだけ集中しているということ。

子どもの集中力を伸ばすために、その様子を見守り、ヘルプを出してきた部分だけ手伝ってあげると良いですね。

そうすることで子どもは集中を続けられ、ますます探求を深めることができるんです。

選ばせる

子どもに自分で選ばせる

あわただしい朝に、ママが選んだ服を嫌がって着ない!

子育てあるあるだと思います。

そんなとき、2パターン用意してどちらが良いか選ばせるようにすると選んでくれることが。

ちいくまま

こっちのお洋服と、こっちのお洋服。
どっちを着る?

こっちのピンクのにする!

自分で選んだという満足感が嬉しいみたいですね。

やり方はゆっくりした動作で見せる

子どもがうまくできないとき、言葉と動作で一生懸命に伝えようとしてしまうことがあると思います。

モンテッソーリ教育では、原則として言葉と動作を一緒にして教えることはしません。

ひとつの動作をゆっくり見せ、他のものは気が散らないように片付けます。

ちいくまま

動作をはっきりゆっくりが大切ね。

できなかったら、もう一度正確にゆっくり見せてあげます。
この繰り返しで、子どもは徐々に動作を覚えていきます。

▼こちらの記事でご紹介した『マンガ モンテッソーリの幼児教育 ママ、ひとりでするのを手伝ってね!』も、ぜひ参考にどうぞ。

子育てあるあるの悩みと、どう対応すれば良いかがわかりやすくまとまっています。

敏感期を逃してしまったらどうする?

モンテッソーリの敏感期を逃してしまった場合

敏感期は、0歳で始まって、6歳くらいまでには消えてしまいます。

マリア・モンテッソーリ曰わく「敏感期を逃すことは終バスに乗り遅れるようなもの」。
敏感期が終わると自分でやりたいという衝動がなくなってしまうそうです。

最近は「ひねる動作」をする機会が減っていることから、コマをうまく回せない子どもが増えているそうですよね。

ただ、長い生涯、何度でもやり直しはききます。
敏感期を逃してしまっても、今お子さんが夢中なことを見つけようとする心構えでいることが大切です。

子どもも、自分が見守られていることを感じると受け入れられた喜びを得ます。
すると、内面にある力が出てきます。

それをチャンスと捉え、夢中なことに取り組める状況を作りましょう。

モンテッソーリ教育の敏感期を知って子育てに生かそう

子どものこだわりや思いがけない行動には、どうしてもイライラして手出し口出ししてしまいますよね。

でも、敏感期を知ると「今がその時期だ!」と分かって子どもとの生活が興味深いものになります。

いたずらや気まぐれも成長のための大切なお仕事。
手や口を出すのをぐっと我慢をして、子どもがひとりでできることを手伝うことが大切です。

ちいくまま

自立への第一歩を見守ってあげましょう!

▼子どもの敏感期に必要な教具は簡単に手作りできます。こちらの本が参考になります!

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