簡単な英語絵本10選!まずはここから、英語力に自信がなくても大丈夫!
子どもが英語を学ぶ上で、英語絵本はとっても有効な教材!
ですが、英語絵本を選ぶのってけっこう難しいですよね……。
自分自身の英語力に不安を感じる場合など、悩みや疑問が尽きません。
そこでこの記事では、英語が苦手だと感じているパパママや、はじめて英語に触れるお子さんにおすすめの「簡単な英語絵本」に絞っておすすめを紹介していきます。
英語は苦手ではないけど得意でもない、英語に関する権威性はないママですが、図書館員としてサーチ能力を生かし絵本を集めました。
非ネイティブ、お子さんが0歳~2歳程度、はじめて英語に触れる、英語が苦手なパパママ
このあたりのワードが気になる方は、ぜひ読んでみてください。
自分に合った絵本を選ぶことで、親子一緒に楽しく英語を学ぶことができますよ♪
英語教材もお探しなら「幼児英語教材を使い倒すママのおすすめ13選!どれが向いてる?チェックしよう」という記事をあわせてご覧ください。
選ぶのをすべてお任せしたい方は、ひと月ずつ月齢に合わせた英語絵本が届く「Baby English Labo」も要チェック!
簡単な英語絵本の選び方
簡単な英語絵本を選ぶにあたって、以下の2点を基準に選んでみました。
- レビュー件数が多いものかつ★の数が多いもの
- 単語数が少なく、絵だけで物語の内容が理解できる絵本
レビューサイトで注意すべきは件数と評価(★の数)。
レビュー件数自体が多いほど評価に偏りがなくなって、より客観性が高まります。
レビューが良くても少ないときは、たまたまその作品が刺さった人が高評価しているだけだったり。要注意!
それから、単語数の少なさと、絵だけでも十分内容が理解できるかどうかを重視しています。
ひとことで「簡単な英語」といっても、英語素人の考える簡単な英語と、英語の達人(?)でおうち英語をバリバリできる方の考える簡単な英語にはけっこう差がありますよね。
日本語の名作絵本で例えるなら、『こぐまちゃんシリーズ』レベルの日本語をイメージしていたら『ぐりとぐらシリーズ』レベルの内容だったというような……。
今回のターゲットとしてははじめて英語に触れる0~2歳程度の子をイメージしていますので、『こぐまちゃんシリーズ』かそれよりも簡単なレベルの絵本を選んでいます。
参考にした絵本レビューサイト
この記事のおすすめ絵本リストを作成するにあたり、AmazonのランキングとGoodreads内のランキング「Best Picture Books」を参考にしました。
Amazonはいわずもがなですが、Goodreadsは、読書好きな人たちが本のレビューや評価を共有するサイト。
英語絵本を選ぶ際にGoodreadsを参考にすることで、さまざまな絵本のレビューや評価を確認することができます。
レビュー件数が多いものかつ★の数が多いものを高評価とし、探してみました。
意外とAmazonで高評価でもGoodreadsでは評価が低かったり、その逆も!
絵本のレベルガイドライン
英語の読解力および文章の難易度を示す「Lexile(レクサイル)」が提供するレベルガイドラインに基づくと、ネイティブの0~2歳向けの英語絵本は、約500語程度が目安とされています。
いきなり500語はハードルが高いのでは……
英語にはじめて触れる非ネイティブ向けの英語絵本において、語数の基準については、特定の統計データや機関が公表している情報はありません。
ただし、一般的には、1冊あたり50語程度以下が目安とされています。
そのため、50語より少ないもの~少し進んで200語程度のものを選びました。
これくらいなら、英語慣れしてないパパママも安心!
語数が少なくても絵本の中で繰り返し言葉を使うことで、子どもたちの理解を深める工夫がされていることも多く、表現方法も重要なポイントとなります。
ちなみに読み聞かせの際の発音に不安がある……とYouTubeで読み聞かせ動画を探す方もいらっしゃると思いますが、読み聞かせ動画は著作権上、公衆送信権と複製権を侵害しており違法です。
公式(出版社等)から許可を得ていればその旨記載されていますが、そうでなければNGですので、視聴しないようにしましょう。
読み聞かせが不安な方は、文章をGoogle翻訳に入力するか、単語をググれば発音も聞けます。また、ここでもCDつきの絵本を紹介しますので、ぜひチェックしてみてください。
簡単な英語絵本10選
それでは、簡単な英語絵本10選(+α)をご紹介します。
語数が少ないものから並べています。
『HUG』(ぎゅっ)
語数:3語
著者:Jez Alborough
発行:2009年
丈夫なボードブックまたはハードカバーで入手可能
『Hug』は、Jez Alboroughによる絵本。
BOBO(ボボ)という赤ちゃんチンパンジーが、自分を抱きしめてくれるひとを探しているところから始まります。
彼は、自分の動物仲間たちが様々な方法で抱きしめ合っているのを見て回りながら「HUG」を探す旅を続けます。
出てくる言葉は「HUG」「BOBO」「MUMMY」だけです。
これなら英語がニガテでも大丈夫だね~。
わずか3つの単語しか使われていないため、言葉以上に絵や表情から感情を読み取り理解する力も養われそうです。
ボボが「HUG」と言い泣いてしまうところは、こちらももらい泣き!
この絵本が伝えたいのは、愛や温かさの大切さ。
ボボは「ぎゅっ」してもらうために旅をする中で、多くの動物たちが互いにハグしている姿を目にしていきます。
たった3種類の単語しか使われていませんが、人間も動物も愛や温かさを求めていて、抱きしめられることで満たされた気持ちになることを伝えているのです。
『Peek-A Who?』
語数:17語
著者:Nina Laden
発行年:2001年
表紙から何かが見ているこの絵本、『Peek-a Who?』は、世界的に200万冊以上売れているベストセラー!
Scholastic Parent&Child magazineの「子ども向けの最高の100冊の本」にも選ばれているお墨付きです。
タイトルは英語版いないいないばあの「peek-a-boo」というをもじっていて、「peek-a」「who?」の次にページをめくると、動物や人々のイラストが現れる内容になっています。
イラストはカラフルでかわいらしく描かれており、視覚的な楽しさも刺激することができますよ。
『Twinkle, Twinkle, Little Star』(きらきら星)
語数:32語
著者:Caroline Jayne Church
発行年:2014年
キラキラのホイル表紙が印象的な一冊!
英語圏の子どもたちにとっても馴染みの深い童謡「きらきら星」を、カラフルなイラストと共に楽しめる絵本です。
メロディーに合わせて歌いながら読み聞かせができるのが魅力。
歌詞が載っているのみでストーリー性はありませんが、意外とうちの4歳児&2歳児は未だに手に取っています。
また、CDや動画サイトでも音源を探しやすいため、英語絵本に慣れていない人や発音に自信がない人にもおすすめ。
うたに合わせてページをめくればいいんだもんね~♪
このような童謡絵本はほかにもいろいろあります。
『Row, Row, Row Your Boat』や『The Wheels on the Bus』など。いずれもネットに音源がたくさんあるためおすすめです。
『Where Is Baby’s Belly Button?』(おへそどこ?)
語数:42語
著者:Karen Katz
発行年:2001年
丈夫なボードブックまたはハードカバーで入手可能
『Where Is Baby’s Belly Button?』は、Karen Katz(カレン・カッツ)によるしかけつきの絵本。
可愛らしい赤ちゃんたちがいないいないばあ遊びのようなものをしていて、赤ちゃんの手や目、そしておへそなどを探すことができます。
この絵本はなかなか学びも多く、自分自身の体の部位を学ぶことができます。
例えば、「Where is baby’s belly button?(おへそはどこ?)」という質問に対して、「Under her shirt!(服の下)」と答えられます。
この本を知るまでおへそを”belly button”っていうなんて知らなかったという方も多いのでは?
またしかけ絵本なので、探す楽しさを学ぶこともできますよ。
Karen Katzさんはシリーズでたくさんの絵本を出しているので、この絵本をきっかけにしてそろえていくのもいいと思いますよ!
『Where’s Spot?』(コロちゃんはどこ?)
語数:70語
著者:Eric Hill
発行年:1980年
この作品は、Eric Hillの2歳の息子のために書かれたものだそうで、日本でも人気のある子どもにやさしい作品。
この絵本は、お母さん犬のサリーが、仔犬のスポット(日本語版だとコロちゃん)を探すストーリーです。
家中のあらゆる場所を探しながら、「Is he behind~?」「Is he in~?」と尋ねます。
探す場所は全てめくり仕掛けとなっていて、めくると中に隠れた様々な動物が登場!
動物たちは「No.」と答え、サリーは次の場所を探しに行くという展開です。
楽しいストーリーとめくり仕掛けの仕掛けが子どもたちの好奇心を刺激する絵本と言えますね。
『Yummy Yucky』(おいしー!べーっ!)
語数:109語
著者:Leslie Patricelli
発行年:2003年
Spaghetti is yummy.
『Yummy Yucky』より引用
Worms are yucky.
大人気赤ちゃん絵本シリーズ!
「おいしい」「まずい」がテーマになっており、「yummy」なものと「yucky」なものが交互に登場します。
スパゲッティはおいしいけど、いもむし(!)はまずいというように、似ているけれども全く違うものを対比させながら「食べて良いもの・いけないもの」を楽しく学ぶことができます。
こんなものまで食べてる~!
魅力はなんといっても、可愛らしい赤ちゃんの表情!
親しみやすいイラストで絵本の内容に入っていけるので、食べることが大好きなお子さんに特におすすめです。
『Dear Zoo』(おとどけものです。)
語数:115語
著者:Rod Campbell
発行年:1986年
『Dear Zoo』はRod Campbellによる絵本。1982年に出版されて以来、世界中で200万部以上を売り上げている定番中の定番です。
So they sent me a… He was too tall! I sent him back.
『Dear Zoo』より引用
子どもが動物園にペットを頼む手紙を出した後、動物が次々に送られてくるという楽しいストーリーが展開されます。
プレゼントのしかけをめくると、そこにはいろいろな動物が!
読み進めながら、「次は何が出てくるかな?」という想像力をかきたてることができ、好奇心を刺激することができます。
「動物園からペットをもらう」というのは現実的ではないストーリーではあるものの突飛で面白く、最後の結末は微笑ましく感じられますよ。
CDつきをお探しならこちら。
絵本の定期購読「ワールドライブラリー」がセット販売している英語絵本シリーズのうちの一冊になっています。CDつきで臨場感があり、より楽しめます!
お手軽に英語に親しめる
ベネッセの幼児向けハイレベル英語教材「Worldwide Kids(ワールドワイドキッズ)」でも教材の一部になっておりました。
同作者の同シリーズだとこちら。クリスマスの時期にぴったりです。
『Dear Santa』語数:113語
『Goodnight Moon』(おやすみなさいおつきさま)
語数:131語
著者:Margaret Wise Brown/絵 Clement Hurd
発行年:1947年
『Goodnight Moon』の発行年はなんと1947年! 長く子どもたちに愛されている古典的な寝かしつけ絵本です。
ウサギの子どもが自分の部屋にあるなじみのあるものすべてにおやすみなさいと言う様子を追っていきます。
だんだん暗くなっていくんだね。
なんだか眠くなってきちゃった……
心地よくリズミカルな文章と温かみのあるイラストで、時代を超越した絵本として何世代にもわたって子どもたちを眠りに誘ってきました。
美しく鮮やかなオレンジ色のインクが目を引くので、赤ちゃんへの読み聞かせにもおすすめですよ。
おやすみ前に読む絵本でしたら、『Good Night, Gorilla』(おやすみゴリラくん)もおすすめです。
『Good Night, Gorilla』の内容は、以下の年齢別英語絵本の記事の中で紹介しています。
『Brown Bear, Brown Bear, What Do You See?』(くまさん くまさん なにみてるの?)
語数:196語
著者:Bill Martin Jr./絵 Eric Carle
発行:1967年
Brown Bear, Brown Bear, What Do You See?
『Brown Bear, Brown Bear, What Do You See?』より引用
I see a red bird looking at me.
『Brown Bear, Brown Bear, What Do You See?』は、流れるようなリズムが特徴的!
くまさんが何を見ているのかという問いかけと答えの形式で進みます。
色鮮やかでコントラストのはっきりとしたイラストが印象的で、赤ちゃんへの読み聞かせにも最適です。
挿絵は『The Very Hungry Caterpillar』(はらぺこあおむし)のエリック・カールなんですよ。
赤、青といった基本的な色が9色でてくるので色の名前の勉強にもぴったりです。
リズム感が良い文章で、いつの間にか上の子はひとりで読めるようになりました^^
ほかに『Polar Bear~』『Panda Bear~』『Baby Bear~』と同シリーズで3作品出ているので、あわせてチェックしてみてください。
『Polar Bear~』はボタンを押すと動物の鳴き声が聴けるバージョンもあるので、より楽しめそうですよ。
うちの子は最初怖がっていましたが……(^^;)
かなりホンモノの鳴き声になっています!
『The Very Hungry Caterpillar』(はらぺこあおむし)
語数:221語
著者:Eric Carle
発行:1969年
『The Very Hungry Caterpillar』は日本では「はらぺこあおむし」というタイトルでおなじみ。世界中で愛されている大ベストセラーです。
卵から生まれた小さな青虫が蝶になるまでの成長過程を描いたもので、作者エリック・カールの独特の世界観が表現されています。
青虫が果物やお菓子を次々と食べていく様子が描かれていて、穴あきの仕掛けもありワクワク感を与えてくれます。
果物やお菓子が登場するので食欲をそそられちゃう感じですし、楽しく読み進められるでしょう。
実は文章には中学レベルの文法も入っているんですが、ニュアンスで理解できますよ。
『はらぺこあおむし』を一度でも読んだことがあるなら大丈夫!
簡単な英語絵本10選まとめ
今回紹介した絵本は、どれも非常にシンプルな表現や語彙で構成されています。
なので、赤ちゃんや子どもが英語に触れる最初の絵本として、それから英語初心者なパパママが英語絵本の読み聞かせを始めるファーストステップとしておすすめです。
これで簡単すぎると感じたなら、またもうちょっと難しい本に進んでみましょう!
ここから先は語数だけでなく、表現やストーリーなどが子どもたちに適したものかどうか考えていくのも重要なポイント。
絵本を選ぶ際には、子どもたちの興味や理解度に合わせて、自由にアレンジして読み聞かせることが大切です。
英語にニガテ意識がある方も、ここからだんだん英語絵本の魅力にはまっていくかも。
親子で最初に触れる英語の絵本として、今回紹介した絵本を参考にしてみてくださいね。
選ぶのをすべてお任せしたい方は、ひと月ずつ月齢に合わせた英語絵本が届く「Baby English Labo」も要チェック!
▼海外絵本の翻訳版や英語教材がおすすめする市販絵本も紹介しています。あわせてご覧くださいね。
英語教材もお探しなら「幼児英語教材を使い倒すママのおすすめ13選!どれが向いてる?チェックしよう」という記事をあわせてご覧ください。
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