0歳からの無料習い事体験でギフト券2500円!コドモブースターのキャンペーン中

コダーイ・メソッドはわらべうたで人間を育てる!実践法やおすすめ教材を紹介

コダーイ・メソッドはわらべうたで人間を育てる!実践法やおすすめ教材を紹介

ハンガリーでは幼少期から音楽教育を大切にしています。
それをメソッドとして確立したのが、ハンガリー生まれの作曲家コダーイ

音楽教育は人間教育と考え、音楽によって子どもたちの力を引き出そうとしました。

この記事では、コダーイ・メソッドと呼ばれる子ども中心の音楽教育についてまとめています。

  • コダーイ・メソッドの特徴
  • おうちでのコダーイ・メソッドの取り入れかた
  • コダーイ・メソッドがもっと知れる書籍

ちいくまま

私ちいくままも合唱でコダーイの曲を歌ったことがあり、コダーイ・メソッドには興味津々!
幼児期から良質な音楽に触れさせたいと思っている方、ぜひ参考になさってくださいね。

コダーイ・メソッドとはどんな教育?

音楽を通して、音楽的能力を向上させるとともに、調和のとれた人間を育成する

音楽によって子どものさまざまな能力を引き出すのが、コダーイ・メソッドです。

コダーイは論文「保育園の音楽」の中で、音楽の持つ力について以下のように語っています。

  • リズムは注意力・集中力・決断性・神経を統御する能力を発達させる。
  • 旋律は感覚の世界の扉を開く鍵である。
  • 強弱の諸段階と音色はわたしたちの聴器官感度を高める。
  • 歌をうたうことは、からだの多様な部分の運動を意味する。
  • 母国語能力を育てる。

コダーイ・メソッドは音楽家を育てるための早期英才教育というわけではなく、子どもを多面的に育てるためのものということですね。

ちいくまちゃん

楽しく歌いながら、感性とか言葉を伸ばすんだね!

ちなみに、コダーイ・メソッドという言葉はコダーイ自身が提唱したものではなく、彼を支持する人や彼が執筆した論文の内容をして呼ばれているそうです。
コダーイ・システム、コダーイ・アプローチなどとも呼ばれます。

コダーイ・メソッドの特徴とは?

コダーイ・メソッドで行われる教育の特徴は、次の通りです。

歌唱

コダーイ・メソッドで一番重要視されているのが、「声に出してうたうこと」です。

“より深く、より高度な音楽的教養は、うたうという基礎の上に成り立つ”とコダーイが言っているように、歌うことこそがコダーイ・メソッドの根幹ともいえるでしょう。

通常、幼稚園や保育園ではピアノを伴奏に童謡を歌うと思いますが、コダーイ・メソッドではピアノの伴奏をつけず、大人の歌唱に倣って歌います。
平均律(※)によるピアノを頼りにしては、和声の際に響きが濁ってしまうからです。
子どもが自分の調子で正しく、周りとも調和した音程で歌うことを目標にしています。

MEMO
平均律はオクターブを数学的に12等分したものです。
平均的に区切っているので、和声の際に濁った音に聴こえることがあります。

ちいくまま

ピアノに依存せず、アカペラで耳を育てるのね。

楽器を使うこともありますが、
“少なくともリズムと階名で流暢に楽譜を読むことができるまでは、楽器に触れるべきではない。”と前提条件を付けています。

ソルフェージュ

ソルフェージュは、楽譜を見て歌ったり、聴いた音を楽譜に書き写す、いわゆる音楽の読み書きです。

コダーイ・メソッドでは、ソルフェージュも重要視しています。
楽譜を読むための練習として、幼児にも分かりやすいレター・サイン(文字譜)やハンド・サインを使うのが特徴です。

ソルフェージュで用いるハンド・サイン

また、調が変わってもドの位置を移動させて「ドレミファソラシド」で旋律をうたいやすくすることができる「移動ド」で音を読む訓練も取り入れていました。
サインの音階でも移動ドを利用しています。

五音音階(ペンタトニック)

ペンタトニックは、半音を含まない5音(ドレミソラ)。
コダーイが出版した音楽教育のための作品は、ペンタトニックが特徴となっています。

ペンタトニックの5つの重要な音を捉えることで、“清潔に歌うことがやさしい”といいます。

ちいくまま

清潔という言葉はよくコダーイが用いるけれど、純正律で美しく歌えるということね。
さらに、のちに上からでも下からでもラクに半音をはめ込むことができるようになるそうです。

ちなみに、5つの音以外の半音を締め出しているわけではありません。
あくまで5音から始めることが、その後の音楽の習得に効率的であると主張しているのです。

わらべうた

コダーイが子どもに最適な音楽だと提唱したのが、「わらべうた」です。

わらべうたはいわば、音楽の母国語。
母国語を学ぶのにも適していますし、その国の文化を学ぶのにも最適だからです。

また、わらべうたで遊ぶことはコミュニケーションにも役立ちます。
コダーイはわらべうたを“人間同士の結びつき、生きる喜びを高めてくれるもの”としています。

乳児期にわらべうたを聴き、幼児期にわらべうたで遊んだ子は、大人と子供の関係、子ども同士の関係を自然に学んでいくのです。

わらべうたをおうち知育に取り入れよう

おうちでもコダーイ・メソッドを取り入れてみたいというパパママ向けに、日本語のわらべうたをいくつかご紹介します。
お馴染みのものもあるかもしれませんね!

コダーイ芸術教育研究所の『わらべうたであそぼう―乳児のあそび・うた・ごろあわせ』

出典:『わらべうたであそぼう―乳児のあそび・うた・ごろあわせ』

ちいくまま

赤ちゃんには歌ってあげてくださいね。

あぶくたった にえたった

いっぽんばし こちょこちょ

あんたがたどこさ

でんでらりゅうば

手先を使うので、良い学習にもなりそうですよね。

コダーイの生涯

ここで、コダーイ・メソッドが生まれた背景として、彼の生涯についてまとめておきます。

コダーイ・ゾルターン(1882~1967)

ハンガリー出身の作曲家であり、音楽教育家。

1905年、作曲家のバルトークとともにハンガリー民謡の採集をはじめ、民謡集の出版も手掛ける。
1907年、音楽アカデミーの教授に就任。

1925年、児童向け合唱 「ごらん、ジプシーがチーズを食べている」を作曲したことをきっかけに、幼児音楽教育の分野に興味を持つ。
1941年、論文『保育園における音楽』を発表し、音楽教育の変革を訴えた。

その後、音楽一般小学校という彼の理想とした学校が設立され、現在も世界各国でその理念が生き続けている。

コダーイがよく分かる本・著書

もっとコダーイ・メソッドのことが知りたいと思ったときに役立つ本をご紹介します。

『コダーイ・システムとは何か』

コダーイの理論を実際に保育園教育に取り入れた著者たちによる、コダーイ・(システム)メソッドの入門書です。
上記でご紹介したハンド・サインなども分かりやすく図で紹介されています。

『わらべうたであそぼう―乳児のあそび・うた・ごろあわせ』

コダーイ芸術教育研究所による、わらべうたをまとめた本です。
乳児向けなので、赤ちゃんと楽しく遊びたい方にぴったりです。

『いっしょにあそぼうわらべうた 3・4歳児クラス編』

こちらは年少さんからのわらべうた。
自分で歌いたい年頃の子にぴったりです。

参考文献:
『コダーイ・ゾルターンの教育思想と実践』全音楽譜出版社
月刊クーヨン2008年9月号増刊『のびのび子育て』

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です