モンテッソーリのトレー・カゴの選び方とおすすめ品。自立を促す重要グッズ、さっそく用意しよう
おうちでモンテッソーリ教育を行う際に用意しておきたい「トレー」のおすすめ品をまとめてご紹介します。
モンテッソーリ教育では、教具棚と同じくらい「トレー」を重要視しています。
トレーがあると、子どもが自分で教具を運び・しまえるようになって大助かり!
全部自分でできるから、娘ちゃんも満足そうだよね♪
使用感がわかるように、実際に我が家で使っているものも写真におさめました。
ぜひ参考になさってくださいね!
いま最もおすすめしたいのが、モンテッソーリ教師監修「MonteMia 木製トレー」です!
モンテッソーリ教育でトレーが重要なワケ
そもそも、なぜトレーが重要視されているのでしょうか。
その理由をまとめました。
- 棚に秩序感が生まれる
- すぐやりたい、その気持ちに応える
- ひとりでできる
- お仕事に集中できる
- 持つこと自体がお仕事に
棚に秩序感が生まれる
活動内容がトレーごとにまとめられ、整頓されることで、教具棚に秩序感が生まれます。
幼児期は「秩序」にこだわるもの、というのは、モンテッソーリの敏感期をまとめた記事でも触れました。
以下の写真をご覧ください。
おうちモンテの参考書として名高い『0~3歳までの実践編 モンテッソーリ教育で才能をぐんぐん伸ばす!』の著者、藤崎達宏先生が運営するお教室です。
トレーやかごを駆使して、どこに何があるのか見分けやすい!
我が家では、子どもが赤ちゃんのときからトレーでおもちゃや教具を分けていました。
どこに何があるかわかりやすいということは、戻すときにもわかりやすいということ。
活動をする中で、お片付け習慣も身についていきます。
すぐやりたい、その気持ちに応える
教具や道具をまとめておくことで、やりたいと思ったタイミングですぐに取り出すことができます。
例えば、シール貼りの練習に使う「シール」と「紙(台紙)」に分かれておかれていたら、それぞれを取り出す手間がかかりますよね。
いちいち探すのは時間がかかるし面倒なんだな~。
それをすべでひとまとめにしておくことで、すぐに取り組めます。
ほかにも例を挙げると、以下は私が手作りした教具。
手芸用のポンポン(ぼん天)を牛乳パックのキャップから入れて落とす遊びをするものですが、ここでもポンポンと牛乳パック本体をトレーにひとまとめにしています。
棚を見て、すぐ選べ、すぐ活動できる。これがトレーの良さです。
ひとりでできる
大人の助けを借りることなく、子どもが自分でやりたい活動を選んで取り組めます。
こどもがひとりでできることを少しずつ増やし、自立を促す
モンテッソーリ教育で目指すところですよね。
トレーは自立を促すグッズとしても重要なんです。
お仕事に集中できる
トレーに乗せるものは、一つの活動だけ。
例えば、日常生活の練習に使う「洗濯ばさみの教具」だったら、それだけです。
“だけ”といっても、その活動に使うものがひとまとめになっているため、一度始めたら集中して取り組むことができます。
「フェルトを巻く教具」
「布(ハンカチ)を折る教具」……と、ひとまとめにしています。
持つこと自体がお仕事に
歩けるようになった子どもは、ただ歩くだけではなく、なんでもかんでも持って歩こうとすることがありますよね。
うちも、ママのハンドバッグを持って歩きたいようで、子どもが取れる位置に常にスタンバイしています(^^;)。
手に持って歩こうとするのは、成長の過程でよくあることなんだそうですよ。
そんなとき、トレーにものを乗せて歩くのは、それ自体が魅力的なお仕事になるんです。
モンテッソーリのトレーは5つの点に注目して選ぼう
トレーを選ぶ際に注目したいポイントは5点。
- 子どもでも扱いやすいサイズ
- 軽い
- 持ち手があり、握りやすい
- 深すぎない
- できれば木製
扱いやすい
トレーはその場で使うのではなく、活動をする机の上まで運ばなくてはなりません。
そのため、扱いやすいサイズや重さ、取っ手の存在はとても大切です。
取っ手なしのものも使ってみましたが、どうしてもそのまま手前に引き出して取ろうとするので、乗せたものが落ちました……。
深すぎないというのも大切。
深すぎると、立ち上がりがあってなにが入っているのかよくわかりません。
たかいところにあると、全然見えない!
そのため、立ち上がりが5cmくらいまでのものを選ぶようにしましょう。
できれば木製
木製品は、モンテッソーリ教育でおすすめされる素材。
安全性や見た目と重さが一致していること、美しいことといった良さがあるからです。
ただ、木製はそれなりにお値段がするのがネックですね。
そこで考えられるのが100円ショップですが……。
2023年7月現在、300円商品としていくつかの店舗で木製トレー「ボヌール」 の取り扱いは確認しました。
ただカフェ用品としても人気なようで、入荷次第すぐに売り切れることが多いようです。
プラスチック製でも使いやすそうなものはたくさんあるので、お店で吟味してみてくださいね♪
100均や300均なら、お試しとして導入しやすい!
余談ですが、教具が落ちないように、トレーに滑り止めシートを敷いておくのもおすすめですよ。
食器棚のポコポコした滑り止めシートが使えるよ~!
モンテッソーリのトレー・おすすめ品たち
ここから、具体的なモンテッソーリトレーのおすすめ品をご紹介していきます。
商品名 | サイズ(cm) 幅×奥行×高さ | 重さ | 値段 |
---|---|---|---|
MonteMia 木製トレー3点セット おすすめ! | 大:29×19×5 中:25×17×5 小:21×15×5 | 大:171g 中:141g 小:102g | 2,980円 |
木製トレー「ボヌール」 | 21×14.5×5 | 300g | 830円~ |
木製トレー「ボヌール」 (大) | 36×26×5 | 440g | 1,210円~ |
パール金属 木製トレー 角型お盆 | 38×25.5×5.5 | 600g | 1,513円 |
40×29×4.5 | 640g | 1,017円 |
※2022年8月現在、ニトリの取っ手付きトレーは廃盤になりました。
MonteMia 木製トレー3点セット
いま一番のおすすめが、MonteMia(モンテミーア)の木製トレーセット。
おうちモンテトレーの新定番としてInstagramで人気が出てきています!
大・中・小の3つのサイズがセットになっているので、あけ移しの練習や小物入れなど、様々な用途に役立てることができます。
このトレーセットの良いところは、何と言っても先に挙げたトレーを選ぶ際に注目したいポイントをすべて満たしている点!
- 子どもでも扱いやすいサイズ
- 軽い
- 持ち手があり、握りやすい
- 深すぎない
- できれば木製
自信をもっておすすめすることができますよ♪
国際モンテッソーリ教師監修、取り扱い説明書同封、よりよい製品を提供するためのバージョンアップなど、とことん子どものことを考えて作られている点も、信頼感がありGoodです。
MonteMia木製トレー購入者さまの口コミ
このトレイは一番大きいものでも
__marrianna__1224さまのInstagramより
144gとすっごく軽くて
取っ手も持ちやすいし
小さなお皿も付いて、
しかもお片付けする場所を
目印にできるシール付き✨
同サイズのセット品など、他の商品展開にも期待しちゃう!
ひとつ注意していただきたいのが、Yahoo!ショッピングでは正規品を販売しておらず、もし出ていたら転売品ということです。
値段が不当に高いから、気がつくはず……
購入はAmazonか楽天の公式ショップにしてくださいね。
不二貿易 木製トレー「ボヌール」
モンテッソーリ教育のトレーのザ・定番。
それが不二貿易の木製トレー「ボヌール」です。
うちはMonteMiaのトレーが発売される前に、こちらを多数そろえていました!
大きさは、コップ2個が乗るくらいですが、意外と色々入りますよ。
子どもも普通に持ちやすそうです!
ボヌールには大きなサイズもあります。
大サイズのサイズ感はこんな感じです。
大サイズの“よく一緒に購入されている商品”で、モンテでよく使われるピッチャーが出てくる!
日常生活の練習にみんな買っているのね~♪
写真の通りです。そんなに重くないです。
木の匂いが強めですが、風に当ててしばらく使っていたら、あまり気にならなくなりました♪
ところで、どうしてモンテッソーリのおぼんって木製にこだわるんでしょうか?とにかく見た目が可愛いのでモチベーション維持になっています。
Amazonより引用
デメリットは、通販だと価格が安定しないところ。
安いと思っても、送料で1,000円以上取られる場合も……。
300円商品としていくつかの店舗(キャンドゥ、スリーピーで確認)で取り扱いがあるので、ぜひ実店舗も見てみてください。
パール金属 木製トレー 角型お盆
シンプル&ナチュラルな木製トレーです。
大きさはボヌールの大サイズと近いですね。
とてもしっかりした作りで、レビューも高評価。
A4プリントが入るサイズなので、我が家ではシール貼りセットを入れています。
先に紹介したボヌールのトレーとは立ち上がりのところに角度がついている点が少しちがいますが、木目が似ているため相性は良いですよ。
そしてこの角度が手で持った時にとてもフィットします!
ちょっと残念ポイントがあって、裏面のバーコードシールがはがしにくいです。
Amazonレビューでも「バーコードシールがマジできれいに剥がれません」というレビューが多数見られます……。
裏側なので気にならないかもしれませんが、念のため……。
ニトリ 取手付きトレー ブランシュ
2022年8月現在、ニトリの取っ手付きトレーは廃盤になりました。
ニトリのトレーは、大きめで明るいカラーが特徴。
大きさの割にお値段もお手頃ですよね。
ただ耐久性には難あり?
リピーターも多いですが、“長い間活躍してくれた初代が劣化してきた”との口コミもありました。
ただ安い分、落としたりするとパコっと壊れそう(^_^;
ニトリネットより引用
我が家で愛用中・木製ボヌールのトレー
いま現在のおすすめはMonteMiaの木製トレーですが、我が家では「ボヌール」の木製トレー(小さいほう)を多数愛用しています。
サイズ感はこんな感じ。
上で挙げた選び方5つのポイントをすべて満たしているだけではなく、他にもこんな良いところが。
- 面取りされている
- 厚みがあり持ちやすい
- ロゴがちょっと可愛い
幼児が扱っても角でケガをすることがありませんし、ほどよい厚みは持ちやすさが向上して良い感じ。
どんどん自分で手に取るようになりました♪
感覚教具「バイカラーボトル」などちょっと倒れやすいものも入れていますが、プラスチックよりは滑りにくいからか、倒すことなく運べています◎
トレーには1つの活動をまとめるので、いろいろなお仕事をするとなると、やはり複数個必要です。
6個セットは送料無料なので、ぜひチェックしてみてくださいね。
ベビーモンテには洗えるかごも用意!
まだ1歳になりたての息子は、ものを乗せたトレーを運べません。
そうはいっても、なにか入れ物にまとめておきたいな……。
ということで、洗えるかごにおもちゃをひとまとめにしています。
これはよく見る洗えるかごではなくて、ちょっぴり知名度が低いんですが、素材感が本当に良い!
籐のかごにそっくりです!
実際の籐はもっと濃い色だけど、このかごは明るくて可愛さもあるよね♪
Todai(トーダイ)というブランドのものです。
隠れた名品ですよ!
おもちゃ収納としては自然素材のかごやシーグラスバスケットも人気ですが、ささくれがあったりして刺さると危険なので、赤ちゃんが使うにはおすすめできません。
一方、Todai(トーダイ)のカゴは拡大してもこのとおり。
素材に差がなくささくれもありません。
こまごまとしたベビーおもちゃを入れるかごがほしい、そんなアナタにTodai(トーダイ)のカゴをおすすめします。
モンテッソーリのトレー|まとめ
おうちでモンテッソーリ教育をするならまずは用意しておきたいトレイ。
ぜひ本記事を参考に選んでみてくださいね!
商品名 | サイズ(cm) 幅×奥行×高さ | 重さ | 値段 |
---|---|---|---|
MonteMia 木製トレー3点セット おすすめ! | 大:29×19×5 中:25×17×5 小:21×15×5 | 大:171g 中:141g 小:102g | 2,980円 |
木製トレー「ボヌール」 | 21×14.5×5 | 300g | 830円~ |
木製トレー「ボヌール」 (大) | 36×26×5 | 440g | 1,210円~ |
パール金属 木製トレー 角型お盆 | 38×25.5×5.5 | 600g | 1,513円 |
40×29×4.5 | 640g | 1,017円 |
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