絵本棚のおすすめ商品まとめ!表紙が見える子どもが手に取りやすいものは?
子どもたちにとって絵本は、想像力を育む大切なツール。だからこそ、親としては、彼らが自然と絵本に触れることができる環境を提供したいと考えますよね。
その一つの解決策が「表紙が見える絵本棚」です。
我が家では子どもが0歳の時からこのタイプの絵本棚を使ってきましたが、子どもたちが自分で本を選びやすく、読書を自分のものとして楽しむきっかけが作れたと感じています。
自分から読みたい本を選べるようになりますよ!
そこでこの記事では、子どもが自分で絵本を手に取ることの重要性、そのためのおすすめ絵本棚選びのポイントを図書館司書の資格を持つ筆者がご紹介します!
絵本棚は実際にお使いの方の声も聴いて、人気のものをピックアップしてみました。さらに、読書環境の作り方もご提案します。
ぜひ、子どもが絵本を自由に選び、楽しむことができる読書環境を作ってみてください!
子どもが絵本を自分で選ぶことのメリット
子どもが自分で絵本を手に取るのはなんてことのない行動にも見えますが、実は多くのメリットがあるんです。
まず、自分で本を選ぶことは、子どもの自立心を育てます。自分の興味や好奇心に基づいて絵本を選ぶことで、子どもは自分の意志を表現し、自分の選択に自信を持つことができます。
また、自分で選んだ本を読むことは、読書に対するポジティブな感情を育てます。
子どもが自分の興味に従って本を選べば、読書は楽しいと感じられますよね。
そうした経験を積み重ねることによって、子どもが読書好きになる可能性が高まるんです。
いまはやりの「モンテッソーリ教育」でも、子どもの自主性を育てる“モンテッソーリ式絵本棚”として、表紙が見える絵本棚を推奨していますよ。
表紙が見える絵本棚の効果とは?
表紙が見える絵本棚は、まさに上記のメリットを引き出すための効果的なツール。
表紙が見える設計は、子どもが興味を持ちやすく、絵本に手を伸ばしやすくします。これによって子どもは自分の興味に基づいて絵本を選び、自分で絵本を手に取ることを体験できるんです。
また、表紙が見える絵本棚は、子どもが自分で絵本を選んで片付ける習慣を身につけるのを助けます。これは、子どもの自立心を養うだけでなく、整理整頓のスキルを身につける良い機会でもあります。
上からサッと取り出し、サッと入れるだけだから、1歳の子どもでもお片付けができるようになりました♪
さらに、表紙が見える絵本棚は、親子の読書体験を豊かにします。親子で絵本の表紙を見ながら、どの本を読むか話し合うこともできますよね。
これにより、親子のコミュニケーションが図られ、読書が楽しい共有体験となるんです。
表紙が見える絵本棚選びで気を付けたいポイント
表紙が見える絵本棚選びで気を付けたいポイントがふたつあります。
- 素材選び
- 下に隙間が空いていないもの
これらを押さえておくと、安心して使うことができますよ。
素材選び
できれば、天然木製の絵本棚がおすすめです。
まず天然木は加工がしやすく、角を丸く加工できるのだそう。角が丸く加工されていると、子どもが誤ってぶつかったときのケガのリスクが減ります。
また、天然木製品は一般的に長持ちしますし、適切に手入れされた場合には何年にもわたって使用することができます。
大きくなってからもマガジンラックとかにつかえるよ~。
それから、天然木製品は独特の温もりと風合いを持っています。
ナチュラルな見た目はキッズスペースにもよく合いますし、空間をより自然で心地よくしてくれる効果も!
加えて、天然木製品はプリント化粧合板などと違って、シールなどで表面がはがれることがないという点も大きな利点です。
よく天然木にこだわって探される方がいますが、それなりの理由があるんですよね。
ただし、天然木製の絵本棚は合成素材(カラボのような集成材でできている感じのもの)のものよりも高価……。
購入を検討する際には、予算を考慮することが重要です。
下に隙間が空いていないもの
できれば、絵本棚に足がついていないものを選ぶのがおすすめです。
うちのも良い絵本棚だけど、ここだけは失敗したと思った点!
絵本棚に足がついていると、その下に隙間ができ、本や小さいおもちゃが入り込む可能性があります。
実際我が家は、なんども、なんども絵本が下に入ってしまいストレスになりました(何かで埋めようと思います)。
ミニえほんはいっちゃったよ~。とって~。
特に赤ちゃんや幼児がいる家庭では絶対に絵本の全出しやバラバラにしてしまうことが起きますし、掃除の手間や取り出せないことでフラストレーションを感じる原因になってしまうかも……。
この問題を避けるために、絵本棚を選ぶ際には底面がフラットで地面に直接接触するタイプを選ぶと良いと思います。
もしくは、薄い隙間ではなく、手がそのまま入るくらいの大きな隙間の絵本棚を選ぶのも一つの解決策です。
ただし、絵本棚に足がついているデザインも空間によってはメリットがあります。例えば、床からある程度高さを持つことで床の湿度から本を守る効果があったり。
夏、湿気がすごいな~というご家庭は、足ありも良いかも。
絵本棚を選ぶ際は、自分のライフスタイルや住環境に最も適したものを選ぶことが重要です。
表紙が見える絵本棚のおすすめ商品5選
表紙が見える絵本棚として、5つの商品を厳選してみました。
それぞれレビューも良く、前述のチェックポイントも押さえていますよ!
白井産業 マミハピ 絵本棚 おもちゃディスプレイラック
サイズ | 幅91cm×高さ26cm |
耐荷重 | 【天板】15kg【底板】5kg【横使い時 前板】7kg |
素材 | プリント紙化粧繊維板 |
組み立て | 必要(専門スタッフによる組み立ても依頼可能) |
おうちでモンテッソーリ教育をされている方のモンテッソーリ教具棚としても人気の白井産業【SHIRAI STORE】 の棚。
子ども用の絵本棚(絵本ラック)も人気です。
絵本ラックの向きを変えると、ミニカーやフィギュアを飾ることもできるコレクションラックとしても使えますし、同シリーズの他の商品と組み合わせて使用することができるのもメリット(最大3段まで)!
活用事例写真とレビュー
寝る前に読む絵本選び✨
この絵本棚見やすくてお気に入り教えてないのに1冊読んだらきちんと棚に戻してから次の絵本を出してくるの凄い!
kumi_stagram_68さまのレビューより
身長85~90cm前後の息子が立つと
moment_akiさまのレビューより
写真のような感じでおもちゃを手に取ったり
絵本を自分で選んだりしてます♪
タンスのゲン 現役ママが考えた絵本ラック
サイズ | 幅90×奥行30×高さ70cm |
耐荷重 | 上段(各段)約10kg 下棚約30kg |
素材 | パイン材(ラッカー塗装) |
商品展開 | 幅50cm/幅70cm/幅90cmなどあり。 サイズ展開はこちらからチェック >> |
組み立て | 不要 届いてすぐに使える完成品! |
天然木でこの値段!
いま、ジワジワと人気が出ているのが、この「現役ママたちが考えた絵本ラック」。
完成品で届くので、箱から出してすぐに使えますし、床との間にすきまがないので、絵本が入り込んだりほこりも溜まらない!
絵本をなくしませんし、衛生的で、まさに子どもが使うのにぴったりですね。
天然パイン材使用でシンプルながら素材もよく、ずっと使っていけそうな見た目なのも◎
うちでは無印良品のパイン材ユニットシェルフをおもちゃ収納棚に使っていますが、パイン材はシンプルナチュラルで飽きが来ず、良い感じです!
活用事例写真とレビュー
息子は絵本が大好きなのですが、
この絵本ラックがきてからは
これまで以上に絵本を手に取ることが増えました。
最近では絵本を片付けることもできるようになりました。
たまにですが。笑「何を読もうかなー」と絵本ラックの前に立って一丁前に選んでいる姿はとってもかわいいです。
himawari.59さまの投稿より
子どもも見た瞬間に、テンション上がりまくり😀
久々にいい買い物をした気分♪
デメリットは、今のところなしです😀
yojimama_moeさまの投稿より
絵本たちがよろこんでる!我が家は絵本を手に取りやすいようにずっとかいものかごにいれていました。
楽天カスタマーレビューより
しかしまったく見向きもしなくなりたまに使っても
ぐちゃぐちゃに入れられてました。
このたびこちらの本棚を思い切って買ってみたところ、またこどもたちに絵本ブームが再来!
きれいに整理整頓もつづいています^_^
とてもかわいく安全なデザインなので小さいお子さんからおとなまでながーく使えると思います
絵本もよろこんでいるようです。
こどもと暮らしオリジナル Milk絵本ラック
サイズ | 幅72.5×奥行き30×高さ77.5cm |
耐荷重 | ナチュラル×ホワイトウォッシュ:約12kg ナチュラル×グレー、ナチュラル:約10.85kg 耐荷重:各絵本収納部:3kg/底板:10kg |
素材 | 天然木(パイン材) ナチュラル部分:オイル仕上げ、ホワイト/グレー部分:ラッカー塗装 |
商品展開 | 幅50cm/幅72.5cm |
組み立て | 必要 |
北欧スタイルのデザインでおしゃれな雰囲気なのが、インテリアショップ・こどもと暮らし の「Milk絵本ラック」。
モンテッソーリ教具棚を紹介した記事でも、Milkシリーズは「買ってよかった」と感想をいただくことが多いため、満足度の高さが分かります。
モンテ棚と一緒に使うと、雰囲気アップだね~!
組み立ては必要ですが、ママ一人でも20分くらいでサクッと組み立てられるとのこと。
体に触れる部分はすべて丸く、ケガをしにくい安心仕様もうれしいですね。
絵本棚の下に入れられる収納BOXも、こどもと暮らしでたくさん扱っています。写真がたくさん載っているのでイメージもしやすいと思います♪
レビュー
子供も気に入っているようで片付けを積極的にしてくれています。
こどもと暮らしカスタマーレビューより
使いやすいですし、とても見た目が素敵です。
長く使っていきたいです。
一歳お誕生日のプレゼントにホワイトウォッシュを購入。リビングに設置しました。ホワイトの部分がうっすらと木目が透けて、抜け感が出て圧迫感がありません。カラフルな絵本も映えます。色々他と迷った中で買って良かったです!
こどもと暮らしカスタマーレビューより
yamatoya キッズブックシェルフ norsta3
サイズ | 幅76cm×奥行き37cm×高さ75cm、約16kg |
耐荷重 | 本棚部3kg、棚板部10kg |
素材 | ラバーウッド材(ウレタン樹脂塗装) |
商品展開 | 幅77cmのみ |
組み立て | 必要 |
キッズデスクでおなじみ、太和屋さんのこれまた人気の絵本棚。
カラーペイントなしで、ナチュラル&シンプルでおしゃれなデザインですね!
こちらはなんと、上段と下段を分割して使用することも可能になっているんです。
0歳~1歳くらいのときは、上段のみを置いてはいはいの赤ちゃんでも取り出しやすくするなんてこともできますよ!
下部には本とおもちゃの収納スペースあり。仕切り板が移動できるので、収納を調整可能なところも良い感じですよね。
ちなみに、モンテッソーリ教具棚でもご紹介した、こどもと暮らしオリジナル「Milk」シリーズの収納と相性が良いそうです◎(以下写真)
活用事例写真とレビュー
我が家の絵本棚📚
リビングの絵本棚となります😊
(この他に寝室にも絵本棚があります)yamatoyaさんの表面でおけるノスタシリーズの絵本棚をメインとし、
ehon10さまのレビューより
無印良品のパルプボードボックスを3段
dweの棚を絵本棚として活用しています😂
ささくれもないし、手触りよくて角もないし、重さも子供がつかまり立ちしてもどっしりしてるくらいあります。良いです。かわいいし部屋に馴染みます。組み立ても必要ないのでよいです。
楽天カスタマーレビューより
同類の商品と迷いましたが、合板だとやはり角があるし、本が大量なので下部がおもちゃ入れよりも全部本棚がよかったのでこれにしました。正解です。
大満足です。
楽天カスタマーレビューより
1歳3ヶ月の子どもが、自分で絵本を選んで読んだりし始めたので、絵本棚を探していました。
少し高価かなとも思いましたが、レビューも良かったし、完成品、デザインが好みだったので購入しました。
角が全て丸くなっているので安心です!
74cmの子で、背伸びして3段目にも手が届きました。長く、大切に使用していきます!
人と木 国産ひのき 表紙が見える絵本棚
サイズ | 幅約90cm×高さ約70cm×横奥行約25.5cm |
耐荷重 | – |
素材 | 島根県産・国産ヒノキ 無塗装、蜜ロウワックス仕上げ |
商品展開 | 幅90cm/幅70cm/幅45cm(ロータイプ) サイズ展開はこちらからチェック >> |
組み立て | 不要。完成品が届きます |
予算があれば検討したい!
シンプルながら雰囲気がある絵本棚です。
モンテッソーリの教育法に基づいて作られているそうで、木製の無垢材・高品質な作りとなっています。
日本製だから、品質と耐久性も保証されていますよ♪
購入された方のレビューによると、人と木の家具は高品質であり、特に香りや手触りに大満足しているとのこと。
また、お子さんが絵本棚に絵本を片付けるのが楽しくなり、長く使える家具として愛されているようですよ。
我が家でも、人と木さんのウォールシェルフを愛用していますが、小物でもとても品質が良いです◎
無垢の本棚がどうしても欲しくてレビュー等を見てこちらに決めました。他の方もおっしゃるように段ボール開けた瞬間の檜の香りに癒されました。設置して数日経ちましたが近づくといい匂いです。 値段だけ見ると高いかもしれませんが本棚は長く使うもの、リビングに置くこともあって見るたびにほっこりする気持ちになるものにして良かったなと思います。
楽天カスタマーレビューより
檜の香りに癒されます。
子供に絵本を好きになって欲しいという思いで、せっかく買うなら、とこちらのひのきの絵本棚を購入させて頂きました。届いたダンボールから開いた瞬間から檜の良い香りがします。リビングに設置したのですが、子供が絵本を、読んで読んで、とせがんでくるように。購入して良かったです。長く大切に使っていきたいです。
楽天カスタマーレビューより
同じサイズで北欧スプルース材を使ったお求めやすいバージョンもあります。
絵本棚を活用した読書環境の作り方
絵本棚を買ったなら、しっかり役立てたい!
そのためには絵本棚がきちんと活用して読書環境を整えてあげることが必要です。
読書環境を整えるということは、読書をしやすいスペースを作ること、普段から読書に親しむ習慣を持つことと言えます。
それぞれのポイントを見ていきましょう。
読書スペースの作り方
絵本棚の設置場所は、子どもが自由にアクセスでき、かつ親の目が届く場所が理想的です。
だいたいリビングや、リビングに隣接している和室に設置される方が多いですよね。
おうち知育で参考にされている方も多い『頭がいい子の家のリビングには必ず「辞書」「地図」「図鑑」がある』という本では、タイトル通り「辞書」「地図」「図鑑」をリビングに置くことを推奨しています。
その理由は辞書・地図・図鑑が知識の基盤となる情報を提供し、子どもの学習や好奇心を刺激するツールだから。
こういったリソースが手元にあることで、子どもは自分で知識を探求する習慣を育てることができるというのです。
絵本棚も同じように、アクセスしやすい場所に置くと良いでしょう。
また絵本棚の近くに、子どもが座って本を読むことができるスペースを作るのもおすすめです。
モンテッソーリ教育が主流な海外だと、絵本棚の前にクッションや小さな椅子を置いて、座って読むことをうながすところも多いようです。
こうすることで、子どもは自分で本を選んですぐに読むことができ、読書が自然な活動となるんですね。
我が家はリビングがやや狭いので、ダイニングテーブルの近くに配置しています。狭いリビングのキッズスペース作りについて書いた記事もあるので、気になる方はあわせてご覧くださいね。
読書習慣の作り方
読書習慣を育てるためには、親子で読書時間を設けることも有効ですよ。
おやすみ前の読み聞かせ時間だったり、週末の親子時間だったり。絵本を日常生活に取り入れることも効果的です。
定期的に読み聞かせの機会が得られる、絵本のサブスク(定期購読)もおすすめです。我が家では、世界の絵本が読めるワールドライブラリーを4年続けています。
ワールドライブラリーで届く絵本の内容をレビューした記事もあります。今後、年齢別に増やしていく予定です。
表紙が見える絵本棚で絵本に親しんでもらおう
表紙はいわば、本の顔ともいえる部分。
子どもにとってもやっぱり印象的なのは一番初めに見ることになる表紙です。
うちでは読み聞かせの際、読む前と後で表紙を見せてあげるようにしてきました。
そうすることで子どもにとってより印象深くなりますし、自分で選ぶときに思い出しやすくなるなど様々な良さがあるためです。
普段の生活の中で、絵本の表紙が見えることで子どもも以前読んだ本を読み返したい気持ちになったり、新しい絵本に気づいて興味を持ったりするもの。
読書につながる体験が増えるから、表紙が見える絵本棚を使えばもっと子どもが本に親しむことができること間違いなしです!
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