幼児向け鉛筆おすすめ4選!使いやすさやデザインを比較して選ぼう
子どもにとって、鉛筆は学びの第一歩!
絵を描いたり、文字を書いたりする際に欠かせないアイテムですよね。
特に幼児期は小学校に向けて筆記具に慣れるための大切な時期です。
園でプリントをやったりするところも多いもんね~!
適切な鉛筆を選ぶことで、書き方や握り方を正しく練習できるようになりますよ。
本記事では、幼児向けの鉛筆を選ぶ際のポイントと、現在人気のある4種類の鉛筆を紹介します!
お子さんにぴったりの鉛筆を見つけて、楽しく安全な鉛筆デビューをサポートしてくださいね。
幼児向け鉛筆は「三角」がいい!
おすすめの鉛筆紹介に入る前に、幼児向きの鉛筆の形状について解説しておきたいと思います。
鉛筆の形状は、六角、三角、円筒、穴あきなどいろいろあるのをご存じですか?
この中で、一般的に幼児に適した鉛筆とされているのは「三角」。その理由がこちらです。
- 握りやすい
- 滑りにくい
- 筆圧のコントロールがしやすい
三角形状のデザインは、親指・人差し指・中指を3面に置きやすく、自然な握り方がしやすくなります。これにより、正しい握り方を習得しやすくなります。
また円筒形状の鉛筆と比較して滑りにくく、安定して描画ができます。
さらに、筆圧のコントロールがしやすいとされています。幼児は筆圧を適切にかける力がまだ発達途中なので、指3本をしっかり置いて筆圧をかけられる三角鉛筆が適しています。
三角鉛筆以外にも、太めの鉛筆や穴あき鉛筆もおすすめです。
穴あき鉛筆もこの後紹介していますが、指を置く穴があり矯正されるので、正しく握れますよ。
おすすめ幼児向け鉛筆4つを比較
以下の表は、おすすめの4種類の幼児向け鉛筆を比較したものです。
それぞれの詳しい特徴については、読み進めていただくとわかります。
項目/鉛筆名 | トンボ鉛筆 「Yo-i おけいこセット」 | くもん 「はじめてえんぴつ」6B | スタビロ 「かきかた学習鉛筆 イージーグラフ」2B | 学研ステイフル 「さんかくえんぴつ」6B |
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商品画像 | ||||
年齢のめやす | 2・3・4歳~ | 2・3・4歳~ | 3歳~(保護者がついていれば3歳未満でも可) | 2・3・4歳~ |
鉛筆の長さ/濃さ | 12.7cm/6B | 12cm/6B | 17.5cm/2B | 13cm/6B |
形 | 三角 | 三角 | 三角・穴あき | 三角 |
デザイン | ||||
専用えんぴつ削り | 必要(付属している) | 必要(「くもんのこどもえんぴつ はじめてセット」や「専用鉛筆削りセット」を購入するとついてくる) | 必要(スターターセットを購入するとついてくる) | 必要(「はじめてのセット」を購入するとついてくる) |
トンボ鉛筆「Yo-i おけいこセット」6B
年齢のめやす | 2・3・4歳~ |
鉛筆の長さ/濃さ | 12.7cm/6B |
形 | 三角 |
専用えんぴつ削り | 必要(付属している) |
- お父さん・お母さん・お兄さんマークがプリントされており、置く指を分かりやすくガイドしてくれる
- 削る方向で右利き用、左利き用どちらにも使える
- 木肌が滑りにくく持ちやすい印象
- 老舗文房具メーカーの商品
トンボ鉛筆「Yo-i おけいこセット」6Bは、小さな手でも握りやすい三角形状のデザイン。
特に優れているのが、はじめてでも上手に持てる目印付きなところ!
お父さん指・お母さん指・お兄さん指をそれぞれマークのところに置くだけで、自然と正しい持ち方が習得できるようになっています。
絵だから一目でわかるよ~。
鉛筆の両端には『右・左』のプリントがあり、削る方向で右利き用、左利き用で使い分けることができます。
幼児用だと右用左用がわかれているものもあるんですが、利き手を気にせず買えるのもいいところですよね。
▼上(左の表記)を削ると右利き用に、下(右の表記)を削ると左利き用に。
専用のミニ削り器も付いてくるので、初めて使う方にもぴったりのセットになっています。
トンボ鉛筆は日本の老舗筆記具メーカーなので、「Yo-i おけいこセット」も書き心地に優れているように感じられました。
やっぱりトンボは日本の一流メーカーだよ……!
くもん「はじめてえんぴつ」6B
年齢のめやす | 2・3・4歳~ |
鉛筆の長さ/濃さ | 12cm/6B |
形 | 三角 |
専用えんぴつ削り | 必要(「くもんのこどもえんぴつ はじめてセット」や「専用鉛筆削りセット」を購入するとついてくる) |
- 初めから持つ位置が安定するように短め
- 同じシリーズで硬さのラインナップも充実
- Amazonで名入れサービスがある
- くもんブランド
くもんはご存じの通り教育用品や学習教材で定評があり、こちらの鉛筆も学習効果を重視した設計がされています。
丸みのある三角形で、子どももしっかりにぎりやすい!
てざわりもいい~♪
試作品を公文式教室で子どもたちに使ってもらい、「細い鉛筆だとギュッと力が入りすぎて疲れやすい。楽に持つにはある程度の太さが必要」「鉛筆を握ったとき、支点となる人さし指のつけ根から上に出る長さのバランスも大切」といったことに気づき、太さや長さをミリ単位で調整していきました。
くもんのこどもえんぴつ|KUMON now! KUMONトピックス|公文教育研究会
しっかり持てて書きやすいから、お絵描きでもワークでもスムーズに取り組めます。
最初からある程度短めだから、持つ位置も安定するし子どもの顔に当たったりもしません。
専用の持ち方グリップも車やうさぎのデザインがかわいく、人気ですよ。
ラインナップも豊富で、3歳からおすすめの4B、4歳からおすすめの2Bとバリエーションがあります。
Amazonなら名入れのサービスもあるから、自分の鉛筆を持っていく園や幼児教室の場合も安心です!
▼名入れバージョンとセット品
スタビロ「かきかた学習鉛筆 イージーグラフ」2B
年齢のめやす | 3歳~(保護者がついていれば3歳未満でも可) |
鉛筆の長さ/濃さ | 17.5cm/2B |
形 | 三角・穴あき |
専用えんぴつ削り | 必要(スターターセットを購入するとついてくる) |
- 穴に指がフィットして自然に持てる
- おしゃれデザインで周りに差がつく
スタビロの穴あき鉛筆(Stabilo EASYgraph)は、特徴的な穴のデザインが握りやすさを向上させています。
斜めに彫られた穴に指を合わせることで自然と鉛筆の持ち方が正しくなるのがポイント。
左利き用と右利き用のバージョンがあり、子どもの利き手に合わせて選ぶことができます。
おしゃれでかわいいから好き~♪
うちの4歳の娘は、見た目だけでこの鉛筆を選んでいます!
注意点としては、長すぎて筆箱に入らない場合があること。
うちは大き目の文房具ボックスに入れているので問題ないですが、持ち運びなどの際には注意が必要ですね。
学研ステイフル「さんかくえんぴつ」6B
年齢のめやす | 2・3・4歳~ |
鉛筆の長さ/濃さ | 13cm/6B |
形 | 三角 |
専用えんぴつ削り | 必要(「はじめてのセット」を購入するとついてくる) |
- 3色カラーで置く指を分かりやすくガイドしてくれる
- 学研ブランド
学研からも幼児がはじめて使うための鉛筆セットが出ています!
トンボ鉛筆のイラストを、カラーでの識別にした感じ。
もようがくねくね、点々してかわいいね♪
それぞれの面に対して1本ずつ指が置かれているかがわかりやすいカラーになっているので、しっかり確認しながら取り組めますね。
カラーユニバーサルデザインを採用しているから、色々な色覚の子に色の違いを認識してもらうこともできます。
幼児の鉛筆に適切な硬度の選び方
ここまで主に「6B」の鉛筆を紹介してきました。
実は、鉛筆の硬度も書き心地や使いやすさに大きく影響します!
特に幼児向けの鉛筆を選ぶ際には、適切な硬度を理解しておくことが重要ですよ。
鉛筆に付いているH、B、Fといった記号は、芯の濃さと硬さを表すものです。
H,B,Fの意味|よくあるご質問|三菱鉛筆株式会社
HはHARD(ハード:かたい)、BはBLACK(ブラック:黒い)の略字で、Hの数字が多いほど薄く硬い芯を示し、反対にBの数字が多いほど濃く柔らかい芯を示します。FはFIRM(ファーム:しっかりした)という意味で、HとHBの中間の濃さと硬さを持った芯のことです。
硬い順に並べると、
【硬くて薄い】10H>~2H>H>F>HB>B>2B>~10B【柔らかくて濃い】
という感じになります。10Hや10Bはデッサン用で、通常お勉強には使われませんが……。
幼児には6Bが最適
幼児向けにおすすめの鉛筆の硬度は、通常「6B」。
この硬度の鉛筆なら、筆圧が低くても濃い線が描けます。
幼児はまだ筆圧をコントロールする力が十分に発達していないため、柔らかい鉛筆が使いやすいとされています。
子どもの力で硬めの鉛筆を使うと、線が描けても薄くて見づらくなりがちだから要注意!
また、消しゴムで消しやすいのも利点です。
デメリットとしては、色が濃いので手や机についてしまうと汚れやすいという点でしょうか。
6Bではないものの、スタビロの穴あき鉛筆のように太い芯でわりとはっきり見えるものもあります。
スタビロは文房具屋さんで一本ずつ買えることも多いので、まずは文房具屋さんに行って一本買ってみるのもおすすめですよ。
鉛筆の硬度に慣れるためには、いくつかの異なる硬度の鉛筆を試してみることもおすすめです。
お子さんと一緒に鉛筆を使って絵を描いたり、文字を書いたりする際に、それぞれの硬度の違いを実感してみてもいいと思います。
鉛筆の練習に入る前にやっておくといいことは?
鉛筆の練習に入る前にやっておくと良いことは、クレヨンや太めの色鉛筆に慣れること。このような理由からです。
- 握力を鍛えておける
- 楽しみながら学べる
幼児の握力はまだ十分に発達していないため、太めの筆記具を使うことで握力を鍛えることができます。
またクレヨンや色鉛筆は、色や質感が楽しめるため、遊び感覚で親しむことができます。
クレヨンや太めの色鉛筆に慣れた後に鉛筆の練習に移行すると、鉛筆を使った書き方や描き方をスムーズに学ぶことができますよ。
我が家は1歳からシュトックマーのブロッククレヨン、2歳からステッドラーのノリスジュニアを使ってきました。
ノリスジュニアはかなり太めの六角形状で、幼児が握りやすいデザインになっています。
はじめてのお絵描きの記事でも、これらの画材について詳しく解説しています。あわせてご覧くださいね。
幼児向けおすすめ鉛筆まとめ
本記事では、幼児向けのおすすめ鉛筆4種類と、適切な硬度の選び方について解説しました。
最後にもう一度、おすすめの鉛筆一覧を載せておきます。
項目/鉛筆名 | トンボ鉛筆 「Yo-i おけいこセット」 | くもん 「はじめてえんぴつ」6B | スタビロ 「かきかた学習鉛筆 イージーグラフ」2B | 学研ステイフル 「さんかくえんぴつ」6B |
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商品画像 | ||||
年齢のめやす | 2・3・4歳~ | 2・3・4歳~ | 3歳~(保護者がついていれば3歳未満でも可) | 2・3・4歳~ |
鉛筆の長さ/濃さ | 12.7cm/6B | 12cm/6B | 17.5cm/2B | 13cm/6B |
形 | 三角 | 三角 | 三角・穴あき | 三角 |
デザイン | ||||
専用えんぴつ削り | 必要(付属している) | 必要(「くもんのこどもえんぴつ はじめてセット」や「専用鉛筆削りセット」を購入するとついてくる) | 必要(スターターセットを購入するとついてくる) | 必要(「はじめてのセット」を購入するとついてくる) |
適切な鉛筆を選ぶことで、楽しく鉛筆デビュー!
鉛筆の持ち方から書き方の上達まで、効果的にサポートできます。
お気に入りの鉛筆ができたら、子どもの書く力・描く力がグーンと伸びますよ!
お子さんの学びの第一歩に最適な鉛筆を見つけて、楽しい書きはじめの時間を過ごしてくださいね!
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