超簡単にぎにぎ「キャンディスティック」を手作り。0歳モンテッソーリにおすすめ
親子の成長と学びの場であるモンテッソーリ教育。特に0歳児にとって、手で触れることは学びの第一歩です。
そこで今回は、簡単に作れるモンテッソーリ式にぎにぎ「キャンディスティック」をご紹介します。
実は赤ちゃんが使いやすいにぎにぎって、あまりないんですよね。
売っているものってけっこう太くて、すぐにポロって落としちゃうよ~(泣)。
その点、キャンディスティックは、赤ちゃんが自分でつかんで色々な感触を楽しめるように設計されています。
材料も手に入りやすく、作り方も超簡単!
親子で楽しみながら、赤ちゃんの五感を刺激しましょう。
キャンディスティックは海外のモンテッソーリ実践者のブログ等で知りましたが、作ったきっかけはモンテッソーリ教育の本です。
本の中で0歳から使えるおうちモンテッソーリ教具としておすすめされていたので、生まれたばかりの我が子に作ってみたくなった次第。
この本は棋士の藤井聡太さんをはじめ、世界の有名人を育てた知識の宝庫になっています。
この本は分かりやすい実践書としておすすめですよ。
▼0歳児向けの手作りモンテッソーリ教具をまとめたページもあります。
「キャンディスティック」がにぎにぎとして成長をうながすワケ
赤ちゃんは成長するにつれ、「見る」だけだったものが「触る」ことができるようになってきます。
生後5か月ころからは、以下のような手の発達が見られるようになります。
- 握る
- 握ったものを離す
- 握ったものを持ち代える
手は脳につながる神経細胞が多く、「第二の脳」とも呼ばれますから、手を動かすことで脳がどんどん発達するんですよ。
そこでお役立ちなのが、赤ちゃん用にぎにぎ「キャンディスティック」。
細長いので持ちやすく、さまざまな感触を得られるので、赤ちゃんの発達を促すんです。
キャンディスティックの特長
- 赤ちゃんが握りやすい細さ(かなり細くてびっくり)
- シンプルな作りで思う存分握ってなめられる
- 数種類の素材を用意すれば、さまざまな感触を味わえる
ただのあやすためのおもちゃと思いきや、発達に働きかける要素がいっぱい。モンテッソーリ教育でも用いられるものなんですよ。
ものを握れるようになったらぜひ作ってあげましょう。
▼この時期の赤ちゃんの発達に役立つ他のおもちゃはこちらの記事をご覧ください。
モンテッソーリ教具「キャンディスティック」材料
モンテッソーリ教具「キャンディスティック」作りに必要な材料と道具は以下のとおりです。
キャンディスティックの仕様は『0~3歳までの実践版 モンテッソーリ教育で才能をぐんぐん伸ばす!』という本にもあるのですが、私が作ったものは少し長めです。子どもは持ちやすかったようです。
- 布*17cm×6cmの長方形に切ります。
- 糸
- 詰め物(綿など)
- チャコペン(フリクションペンでも代用可能。アイロンの熱で消えます)
- 定規
- アイロン
- ミシン(あると便利)
小さなサイズなので、柄も小花など小さめのものがおすすめ。手芸屋さんのワゴンに使えるはぎれがたくさんあります。
また通販でも可愛いものがたくさんあります。
特にデコレクションズ楽天市場店の布が可愛くておすすめ。
赤ちゃんの布おもちゃ(下の写真はモンテッソーリのキッキングボール、ミルク缶カバーのおもちゃ)や、レッスンバッグ等にいつも使っています。
中に詰めるものは、こんなものにします。
- 綿
- 綿とプラスチックの鈴
- お米
- 小豆
- コーン など。
食べ物を使う場合は、水分で腐ってしまうので、炒ってからにしてください。
さまざまな素材で複数作れば、ベビー期を卒業したお子さんでも何が入っているか当てるゲームができそうですよね。
兄弟で遊べる!
モンテッソーリ教具「キャンディスティック」の作り方
モンテッソーリ教具「キャンディスティック」の作り方を写真で詳しく解説します。
所要時間:20分~30分
布を切る
布を17cm×6cmの長方形に切ります。
端を縫う
布のほつれ止めのため、短辺の端を縫います。
*両端のギャザーの部分になります。
5mmほど折り返し、アイロンをかけたら直線に縫います。
布を縫い合わせる
布を裏側にして半分に折り、長辺を直線に縫います。
端は返し縫いでほつれないようにしましょう。
布を表に返す
筒状になった布を、ペンや指などを使って表に返します。
片側のギャザーを作る
端から3cmを測り、印をつけます。粗く手縫いで縫い、絞って留めます。
粗く縫わないと絞れなくなるので注意!
絞ったら3回糸を3回巻き付け、玉結びをします。
赤ちゃんがカミカミすると結び目がほどけてしまうかもしれないので、何度か玉結びをするのがおすすめです。
中にものを詰める
中に綿などを入れていきます。
お米など粒状のものを入れる場合は、ぎゅうぎゅうに詰めすぎないことがポイントです。
その方が握ったときに感触を楽しめます。
お手玉のような感じです。
もう片側のギャザーを作る
STEP5と同様に、端から3cmを粗く縫い、絞って留めます。
以上で完成です。
ギャザーの絞り口にリボンを縫いつけても可愛いかもしれませんね。
リボンは結ぶだけでなく、必ず結び目を布に縫い付けてください。
キャンディスティック作りで注意したい点
キャンディスティック作りの過程はそれほど難しくはありませんが、いくつか注意したい点があります。
- 口に入れても大丈夫な素材を選ぶ
- 破れない丈夫な布を選ぶ
- 硬いものは念のため綿で包んで入れると良い
- 布の端がほつれないように縫う
- ギャザーの絞り口が開かないように縫う
- さまざまな感触を楽しめるように、数種類の素材を用意して選ばせる
赤ちゃんは口で考える、という言葉がありますよね。
まず何でも口に入れて感触を確かめます。なので、安全性を確保しましょう。
見た目もキャンディでおいしそうだもんね~。
感触のちがいを味わってもらう目的もありますが、衛生面を考えたら、複数作っておくと安心。
複数あると、傷んでしまったときにどんどん捨てられます。
モンテッソーリ教具「キャンディスティック」まとめ
キャンディスティックは赤ちゃんに安心して持たせられて、発達をグングン促す優れモノ。
産後はお世話で大変ですが、スキマ時間に作れるお手軽さも嬉しいところです。
おうちモンテッソーリ教育をやっている方もそうでない方も、ぜひ赤ちゃんのために準備してあげてくださいね。
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