



この記事では、ミルク缶を使った太鼓のおもちゃの手作り方法を写真付きで詳しく紹介しています。
0歳後半からの楽器遊びでおすすめなのが、太鼓です。
手指がめざましく発達するころなので、遊びの中でも手指や腕を使わせるように意識したいもの。
太鼓はそんな時期にぴったりのおもちゃなんだよ~♪
太鼓のおもちゃはたくさん市販されていますが、実は身近なもので簡単に作ることもできます。
それがミルク缶。使い終わったミルク缶と100円ショップで手に入る簡単な材料を使って作れます。
さらに、型紙も用意しているので、初心者でも安心して挑戦できます。
手作り太鼓で音楽の世界へ一歩踏み出してみましょう!
▼楽器も含めたモンテッソーリ手作り教具・おもちゃまとめ記事はこちら。
ベネッセ幼児教材公式アンバサダー/明治クラフトアンバサダー/Yahoo!をはじめとする各種メディアで執筆中/元教師
我が家では、娘が生後10か月の頃からフォローアップミルクを足しています。
スティックに比べて安価な缶のパッケージのほうを購入しているので、缶がたまるたまる……汗。
おもちゃにリメイクしたいな、とずっと思っていたので、ちょうど良い機会でした!
あと、下の子にも遊ばせて気が付いた意外なメリットが。
1歳くらいになると、いろんなものを叩きたい時期があるのですが、そんなときの代用品になるんです。
なんでも叩くのは困るけど、「太鼓ならいいよ」と渡すことができます。
モンテッソーリ教育でいう、「叩く」の敏感期の教具におすすめですよ。
今回は、ミルク缶を使って太鼓のようなおもちゃを再現しています。
必要な材料
必要な道具
合皮は膜代わり。風船を被せる方法もありますが、割れたら怖いので合皮を選びました。
▼「フェイクレザー カットクロス」「合皮 はぎれ」などと検索すると出てきます。薄手のものにしてくださいね。
ミルク缶の装飾は、布や紙で。布の方が貼りやすいです。紙は一度貼るとはがしにくいですし、はがすときに破れる可能性があります。
または、リメイクシートを巻いても良さそうです。ボール落としのおもちゃを手作りしたときに使いました。
リメイクシートは100円ショップに豊富にあります。写真はセリアの花柄リメイクシートです。
柄はドット柄や花柄など総柄がおすすめ。単純に可愛いですし、どこをとっても模様に差がないので使いやすいと思います。
ミルク缶太鼓の作り方を写真で詳しく解説します。
ミルク缶の上下を缶切りで切り取ります。
切り取った部分はとても鋭利なので注意!
缶にはフタをするのでむき出しにはなりませんが、ギザギザ感が気になるようであれば、ビニールテープでカバーしたり、やすりをかけて滑らかにすると良いですよ。
ミルク缶の周囲に合うように布やリメイクシートをカットします。
うちで用意した「和光堂ぐんぐん」「森永チルミル」のフォローアップミルクは、以下のサイズ感でした。だいたいこのくらいのサイズみたいです。
※サイズ変更の可能性もあるので、必ず測りなおしてください。
横:43cm(余裕あり)
縦:17.5cm
リメイクシートをお使いの方は、STEP3と4の工程を飛ばしてください。
ミルク缶に両面テープを巻いて貼ります。
布か紙をミルク缶に慎重に貼っていきます。
巻き終わりは手芸用ボンドで貼り、はがれないようにします。
合皮を2枚カットします。
ミルク缶の周囲3cmの位置にペンで印を付け、切り取ってください。
ミルク缶の直径は、調べたところだいたい直径約12cm(フタをして13cm)です。
以上が12cm。
一部、誤差ですが2~4ミリの差がありました。
これに+3cmしてください。
※サイズ変更の可能性もあるので、必ず測りなおしてください。
コンパスがない方は、当サイトでダウンロードできる型紙を切り取り、合皮の上に配置して使ってくださいね。
合皮に穴をあけます。型紙をお使いの方は、○の位置にペンで印を付けておいてください。
型紙をお使いでない場合は、8等分に印を付けて穴をあけます。
紙用の穴あけパンチを使っても大丈夫でした。
穴にひもを通します。
合皮をミルク缶にかぶせ、ひもをきつく引っ張りながら結びます。
もう一方の合皮にもひもを通し、ミルク缶にかぶせて結んでください。
上下の合皮をひもで斜めに結びます。引っ張りながらしっかり結んでくださいね。
合皮とミルク缶が接する部分をボンドでくっつけます。
以上で出来上がり!
太鼓を演奏するために用いる「ばち」。ミルク缶に付属のスプーンをそのまま使っても良い音がします。
でも、叩く向きを気にしないといけないから、小さい子には向かないわよね。
そこで、先がまあるい形のばちを考えてみました。綿と風船を使います。
ばち(マレット)の材料
作り方は、簡単。
スプーンを綿で包み、根元を切った風船をかぶせて輪ゴムで根元をしばるだけ。
どの面から打っても良い音がするね!
付属のスプーン以外で代用するのであれば、
などがおすすめです。
ここでは、ミルク缶太鼓のデザイン例をご紹介。
布や紙のデザインを変えるだけでガラッと見た目が変わるので、好みのものを作ることができますよ。
@dora_azu_chiさんの太鼓はモノトーンのディズニーキャラがおしゃれ。
当ブログの記事を参考に作ってくださいました(感涙)。
膜の部分にはなんとIKEAの食器棚シートをお使いとのこと。
ばちには麻ひもを巻き付けることで、より大きな音が鳴るようにされたそうです。
ママの工夫がキラリと光る、素敵な作品ですね♪
まずはパパやママがポンポン叩く様子を見せてあげましょう。叩くだけで音が鳴る太鼓は、きっと赤ちゃんの興味を引くはず。
簡単に音が出て、楽しいね!
手のひらで叩けば、音の違いを楽しめます。
転がすこともできるので、追いかけながら運動だってできちゃいます。手で押すと少し手応えがあるので楽しめますよ。
ミルク缶と100円ショップの材料を使って手作り太鼓を作る方法をご紹介しました。
簡単な手作り太鼓は、お子様の音楽への興味や叩きたい気持ちを受け止める素晴らしいツールです。
この機会にぜひ挑戦してみてください。自分作った太鼓で遊ぶ喜びは、市販のおもちゃとは一味違った特別なものになるでしょう。
ミルク缶を使った手作り教具
被せてモノを出し入れして遊ぶ「ミルク缶カバー」の作り方や、ミルク缶を使ったモンテッソーリの「ボール落とし」の作り方も紹介しています。
\大ベストセラーの教具本/
\100均で作る可愛い教具/
\モンテママたちのアイディア/
『ゆる~く楽しく続く! おうちモンテッソーリの知育あそびアイデア帖』は私の作品ほか、おうちでモンテッソーリ教育をされているママさんの手作りアイディアが紹介されていて、実践本としておすすめ。
『100均でモンテッソーリ』もとてもおすすめです。
必要な材料がわかっても、材料だけでけっこう高くつくことも。その点、100均ならそろえやすい!
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