【実体験】子どもが本好きに育つ方法を大公開!家で簡単にできるテクとは?
本好きな子どもに育ってほしい!
そう考えているパパやママは大勢いらっしゃいますよね。
本を読むことで楽しく親子のコミュニケーションもできますし、読解力や情緒の向上にも役立つんです。
そこでこの記事では、子どもを本好きにする方法をご紹介しています。
本好きが高じて図書館司書の資格まで取ったパパとママが、本好きな子を育てるコツを大公開!
実際に子どもも1歳でひとり読みできるくらい本好きになりました♪
1歳で恐竜の本や図鑑もたくさん読んだし、4歳の今も本が大好き!
お子さんに本好きになってほしいと望んでいらっしゃる方、ぜひこの記事を読んでみてくださいね。
本好きな子どもに育つと、いいことがたくさん!
子どもを読書好きにしたい方は多いと思いますが、なぜ読書好きになってもらいたいのでしょうか。
賢くなってほしいとか、本を楽しめるようになってほしいとか、理由はご家庭によって様々だと思います。
でも最終的には、子どもの人生を豊かにしてあげたいというところに落ち着くと思います。
本好き・読書好きになると、人生が豊かになる!
というのはよく言われていること。
それは読書に以下のような力があるからです。
読書にはこんな力がある!
- 読解力が身につくことで、学力向上に役立つ
- 自分で勉強したり知識を広げる力が身につく
- 感性を磨くことができる
詳しく見ていきましょう♪
読解力が身につくことで、学力向上に役立つ
本好き・読書好きな子は勉強ができるとはよく言われますよね。
本を読むことで日本語力が身につくのが理由です。
日本語を読んで理解し表現する力は、国語だけでなく算数や理科・社会などあらゆる分野で重要。
授業が理解できるようになるためにも本を読む力は大切ですよね!
知識がつくのはもちろん、筋道を立てて論理的に考えるトレーニングにもなります。
すなわち、読解力の成長につながるんです。
大人になって仕事をするようになっても、読解力が必要とされる場面は少なくありません。
読書好きになると、将来のための力をつけることにもつながるんですね。
自分で勉強したり知識を広げる力が身につく
本を読む習慣がつくと、自分で勉強したり知識を広げる力が身につきます。
新しく読む本には、これまで知らなかった事柄が含まれているもの。
その本の中だけでわかる事柄もあれば、特に詳しく解説されていない事柄もあります。
わからないとモヤモヤする!
そうそう、わからないままにしているとモヤモヤするのは大人も子どもも同じですよね。
そんなときに自分で調べてみよう! という気持ちになるんです。
それから、本を読んでいるうちにすごく気になる、興味のある事柄が出てきたときも自分で調べ物をしたくなるもの。
もっと知りたい! 調べたい!
という気持ちが生まれるからです。
普段から色々なことを調べる習慣がつくことで、自主性が高まります。
自分から調べる経験を積むことで、のちのち勉強や仕事などで調べ物をするときにも役立ちますよ。
感性を磨くことができる
さらに得られるものは学力だけではありません。
優れた作品を鑑賞することは想像力や感受性を伸ばすことにつながります。
例えば絵本や図鑑などを通して色彩感覚を身に付けたり、詩や物語などで言葉のセンスを磨いたりすることができます。
こうした経験が好き嫌いという価値観を育んだり、様々な感性を磨くことにつながっていくんです。
感性を磨くことで、より人生が豊かになること間違いなし!
生きていく上で役に立つ場面が出てくるはずです。
本好きな子どもにする方法集
うちの子が本好きな子どもになってくれたのは、どんなことをしてきたからでしょうか?
大きく分けて、この2つがあったからこそ、本好きになったんです。
- 読書環境を用意すること
- 絵本の読み聞かせ
読書環境や読み聞かせと言っても、どちらも本好きにするためにすることとしてはありがちな話ですよね。
では具体的にどのようなことをしてきたのでしょうか。
我が家で実際にやっているテクニックをまとめてみましたので、紹介していきます!
リビングに本棚を置こう
本棚はすぐ手の届くリビングに設置します。
なぜなら子どもがその時々で一番読みたい本を取れることが、本に親しむコツだから。
本は汚れたり破れたりしやすいため、子どもの手の届かない所に置きがちですよね。
でも読書好きな子どもにするためには、子どもが本を見たいと思った時にすぐに手にとって見られるようにしておくことが大切。
子ども自身が、自分で「読みたい!」という気持ちを育てることにつながります。
そういえばうちの子も、自分で歩き始めたら読んでほしい絵本を持ってくるようになったわね。
▼モンテッソーリ教育では、赤ちゃんの時期から手に取りやすい絵本棚を作ります。
絵本棚はダンボールと牛乳パックで手作りできるので、ぜひ参考にしてくださいね。
子どもが小さいうちは、後述するボードブックを置いておくと破られずに安心。
ボードブックほどではなくとも、ページが厚めの紙を使っている絵本は安心度合いが高めです。
また、何か珍しいものを見つけたときにすぐに調べられるのもやる気を引き出すコツ!
「あれっ?」と思ったときに調べるクセをつけることで、探求心を広げられるんです。
絵本棚の整え方は、下の方でも解説しています。
⇒手っ取り早く読む方はこちら。
ボードブックを活用しよう
このテクニックは、乳幼児向けです。
ボードブックというのは、厚めの紙でできている本のこと。
上の画像はこどもちゃれんじベビーで届くものなんですが、パッと見てもページに厚みがあるのがわかりますよね。
まだページを上手にめくれない子どもは、普通の紙の本に触れるとにぎってクシャクシャにしてしまいがち。
赤ちゃんに絵本を読んであげると触ろうと手を伸ばす子も多いと思いますが、なかなか触らせてあげるには勇気がいります。
絵本がクシャクシャになったら、パパやママも残念な気持ちに……。
子どももパパやママのがっかりした顔を見たら、悲しくなっちゃいますよね。
本を小さな子に与える以上は、折れたり汚れたりしても仕方がないもの。
でも、最初のうちはもっと気楽に触れさせてあげたいところです。
そこでおすすめなのが、ボードブック!
赤ちゃん向けのボードブックなら、ちょっとやそっとじゃ折れません。
安心して手の届く場所に置いておくことができるというわけです。
有名絵本にも「ボードブック版」があることも。チェックしてみてくださいね!
厚みがあるからページをめくる練習にもなるね!
上手にページをめくれるようになったら、普通の絵本も安心して持たせられるわね。
▼0歳児向けおすすめ絵本の記事でも、ボードブックをたくさんご紹介していますので、気になる方はご覧くださいね。
本棚のラインナップを入れ替えよう
本のラインナップは定期的に入れ替えるようにしましょう。
定番の本をある程度残しつつも、一部を別の本と入れ替えるんです。
子どもの好みにあう本のほか、その時々の季節感が出ている本などを選んで並べます。
- そのときの子どもの興味にあう本
- そのときの季節にちなんだ本
特に小さいうちは、ハミガキやトイレトレーニングの本など、今見て欲しいと思う絵本もあればもっと良いです!
レギュラーから外れた本は、また時期が来るまで別の場所に保管しましょう。
子どもの頃は、興味の対象や理解できる事柄が日々変わっていく時期です。
季節感や実用的な本をタイムリーに見せてあげることで、内容への共感がしやすくなるんですよ。
共感できる本を読むことで、もっと本を楽しむことができます。
小学校入学前のお子さんには、「こどもちゃれんじ」の絵本がとってもオススメ!
毎月その年齢に合った本・教材が届くから、季節感を取り入れつつも生活習慣を学べます。
子どもにとってタイムリーな内容を提供することができますよ。
本の入れ替えを見据えて絵本を買うなら、絵本通販の「絵本ナビ」や絵本の定期購読がオススメ!
絵本ナビは増えすぎた本を処分する場合、絵本ナビで買った絵本の引き取りサービスがあります。
最大30%分のポイントバックがあるので、ただ捨てたりするよりもお得です!
絵本ナビの便利な使い方は以下の記事でご紹介しています。
絵本の定期購読(サブスク)サービスの人気どころとその特徴を解説した記事はこちら。
ロングセラーの本を選ぼう
ロングセラーの本は、やはり長く読み継がれている理由があります。
例えば『いないいないばあ』は昔から今までずっと人気が続いている絵本。
やっぱり読み聞かせてあげたときに赤ちゃんの反応が良いんですよね。
新しい本ももちろん大切ですが、ある程度はロングセラーの本を本棚に並べておくと良いんです。
個人的な感覚ですが、ロングセラーの本は読んであげたときに語感というか、音が良い絵本が多い印象があります。
一音のリズムが良く、音が良いと自然に体に入ってくるという感覚というとわかりやすいでしょうか。
また、有名な本なら親同士、子ども同士の共通の話題にもなります。
基礎教養というわけでもないのですが、読んでおくと役立つ場面があるかもしれません。
写真が多い図鑑を選ぼう
絵本に限らず、写真が多い本を選ぶのもおすすめ。
特に図鑑は子どもが好きな本の一つですよね。
図鑑を選ぶときのコツとしては、写真(あるいはイラスト)が多いものを選ぶこと。
多くの場合、子どもは最初に興味がある写真だけを見るはずです。
色々な写真を見て興味を広げると、次にその詳しい内容を知りたくなってくるというもの。
写真が多くあることで、子どもの知的好奇心を刺激してくれるんです。
写真を見ているとワクワクしてくるよね~!
それに言葉が読めなくても、写真を見ているだけで子どもは十分楽しめます。
写真に添えられた説明の意味はわからなくても、むしろ「文字も理解したい!」という意欲につながる効果も。
文字が読めるようになれば、説明書きを読んだり自分一人でも読み進められるようになります。
だからこそ写真を多く載せている図鑑が望ましいんです。
対象年齢は気にせず子どもの興味を優先しよう
絵本を読むにあたって、対象年齢が書いてある絵本があります。
確かに目安として対象年齢が書いてあればわかりやすいのですが、そこにこだわり過ぎないこともコツとなりますよ。
子どもが興味を持っていれば、少し難しそうかな? と思ってもチャレンジさせてあげたり、簡単すぎない? と思っても試しに読ませてあげてみてください。
きっと子どもは、そこから何かを学び取ってくれるはず。
子ども向けの絵本を大人が読んでも発見があるように、赤ちゃん向けの絵本を大きな子が読んでも良いんです。
それに、積極的に本を読んでいる子は上の年齢層の絵本もきちんと理解できたり、できないにせよ絵だけでも楽しめたりできます。
うちも、3歳で神話や落語の本を読み始めました!
本の楽しみ方はみんなちがって良いんだね~。
表紙をしっかり見せてあげよう
私が普段絵本を読むとき、最初と最後に絵本の表紙を見せてあげています。
こうすることで、もっと絵本を楽しむことができるんですよ!
最初に表紙を見せてタイトルを読み上げると、これから始まる絵本タイムのワクワク感を盛り上げてくれます。
そして最後に改めて表紙を見せることで、お話の印象を強くすることができるんです。
例えば、読み終わったあとに「『わたしのワンピース』でした。おしまい」と、表紙を見せながら言ってあげます。
こうすることで絵本が印象深くなって、表紙やタイトルを覚えやすくなるはず。
次に読んでほしいな、と思ったときに子どもが自分で見つけやすくなるんですよ。
読み聞かせはハッキリ読もう
読み聞かせのときには、一音一音をはっきり読むようにしています。
その目的は、聞き取りやすくしてあげること。
聞き取りやすい日本語(ときには英語)の方が、スムーズに頭に入ってくるんです。
くり返し読み聞かせをしていく中で、助詞や助動詞などをマスターしていくきっかけにも。
将来的に自分で本を読み始めるとき、理解を助ける下地になるんですよ。
▼赤ちゃんと一緒に読む「音読」の絵本もおすすめです。こちら、絵がハッキリ&擬音が多くて読む楽しみが感じられます。
親も一緒に楽しんで読もう
親が楽しそうに本を読むのも大切なテクニックです。
パパママが楽しいと自分も楽しい!
いかにもつまらなそうに読んでもらっても、子どももつまらなくなってしまいますよね。
むやみにハイテンションになる必要はまったくないです。
なぜなら子どもだってパパママの気持ちをある程度感じ取ることができるから。
親が楽しんでいるのであれば、自然と子どもも「読書って楽しいな」と思うようになってくれますよ。
仲良く楽しくがいちばん大事ってことなんだ~。
読み聞かせを習慣化しよう
読み聞かせを習慣にすることで、より本に親しめるようになります。
なるべく決まったタイミングで読んであげる方が、習慣にするには楽でした。
無理して「何があっても毎日読む!」と意気込まなくても大丈夫ですので、なるべく続けられるようにすると良いと思います。
ちなみに、学習効果アップを考えるのなら夜寝る前がオススメ!
人は眠っている間に記憶を整理するようにできているから、寝る前に見聞きしたことが定着しやすいんです。
それにおやすみ前に本を読んでもらうと、気持ちがリラックスするよ~。
ちなみに、習慣化には絵本の定期購読サービスを利用するのも手。
届いたときに読み聞かせの時間が確保できます!
幼児~小学生までが対象の「ワールドライブラリーパーソナル」は、すぐれた世界の翻訳絵本が毎月届くのでおすすめですよ。
お得に利用できるワールドライブラリー割引クーポンも出ています。
図書館にも足を運ぼう
図書館の利用もおすすめです!
本を大量に買っていると、予算とスペースがいくらあっても足りません。
ですが、図書館で本を読んだり借りたりすることでその問題を解決できます。
気兼ねなく多数の本に触れられるし、だんだん好みの傾向がわかってくるはず。
自分で買う本と、図書館のみの利用で済ませられる本が見極められるようになりますよ。
「ドハマりして何度も読みたがる本に出会えたら買う」というスタイルなら、厳選したラインナップを揃えつつも予算とスペースを抑えることができます。
また、同じ題材を扱っていても、作家さんによって表現がまったく異なるのが本です。
例えば、昔話の『桃太郎』にしても文章や絵がだいぶちがいますよね。
とはいえ、家に色々な種類の『桃太郎』を買いそろえるのは研究者でもないとなかなかできません。
う~ん、買っても2種類くらいかしらね……。
その点、図書館に行けばタイトルごとに色んな作家さんの絵本が置いてあります。
もし置いていなくても、連携している図書館から取り寄せだって可能です。
この表現のちがいが面白いな!
とか、読むことで世界が広がるね!
あとは図書館に行くこと自体がちょっとした遠足気分!
道中を楽しめると、図書館に行って本を読むという行為も楽しくなるんです。
ちょっとしたお散歩ついでに図書館へ足を運んでみてはいかがでしょうか。
教育を意識しない
最後に、とても大切なこと。
子どもに読み聞かせをするときに、教育を意識しすぎる必要はありません。
この記事でも、読書によって学力向上や感性が磨かれるなどの良い効果があらわれると述べました。
教育効果が期待できると、ついつい 1日何冊読もうとか、ノルマを課して張り切りすぎてしまいますよね。
でも、パパママが期待しすぎることで子どもはかえって絵本が嫌いになってしまうことも……。
特に、幼児期の読み聞かせはあくまで親子のコミュニケーション。親子の愛着関係を育む時間なのです。
パパママが楽しく読み聞かせをする!
それだけで子どもは自然と本が好きになりますよ。
子どもが本を取りやすい環境に整えるには?
せっかく本をリビングに用意したなら、子どもが取り出しやすい環境にしてあげましょう。
子どもが自分で本を選んで取り出せると、どんどんやる気が出てくるものです。
どんなところに注意したら良いのかは、こちら!
- 本を取り出しやすいように並べる
- 本棚を子どもの背の高さに合わせる
- 表紙が見やすいように並べる
- 本を隙間なく詰めて入れない
- 選んだ本と一緒に他の絵本が出てこないように収納する
大事なのは子どもの気持ちになってみることです。
子どもは大人より身長が低いし、手足の使い方も発展途上。
本を手に取るだけで一苦労してしまうようでは、だんだん興味も薄れてしまいます。
本がぎゅうぎゅうに詰まってると、大人でも取り出すのが大変だもんね。
▼うちは子どもの背の高さの絵本棚を、ハンドメイドサイトminneでオーダーしました!
パパやママもしゃがんだり寝そべってみて、取りやすさ・見やすさを研究してみてくださいね。
表紙が見える絵本棚のおすすめ品やみなさんの活用事例を紹介した記事もあります。気になる方はご覧くださいね。
可能なら本棚の前には畳やマットを敷いて自由に本を見られるコーナーを作り、本を見る時の意識付けをしましょう。
読書コーナーがあると、習慣化や本を読むときの集中力アップにつながります。
▼こんな読書コーナーがあると素敵♫
子どもを本好きにするコツは、楽しみながら本に親しむこと!
子どもを読書好きにするためのテクニックを挙げてきました。
これらのテクニックに共通しているコツは、「楽しみながら本に親しむこと」!
子どもが気軽に本を楽しめるように促してあげることで、自然と子どもも本好きになっていきます。
子どもの頃に素敵な本との出会いをしていれば、豊かな人生を送れること間違いなし。
読書は知識を増やしてくれるだけではなく積極性や好奇心、自立心も伸ばしてくれます。
対応力や応用力が求められていく時代の中で、しっかりと土台になってくれる力が実るんですね。
しかも、本を読む取り組みをしていく中で、パパママも一緒になって本を楽しむことができて一石二鳥!
ぜひ親子で楽しい読書ライフを送ってくださいね。
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