ベビーくもんは意味ない?やって悪い効果はないと実感
赤ちゃんのうちから知育できる数少ない教材、「Baby Kumon(ベビーくもん)」。
くもんはブランドとしての信頼感もありますし、気になる方も多いのではないでしょうか。
一方で、「意味がない」「効果を感じられない」といったネガティブな口コミ、デメリットも多く見受けられます。
こどもちゃれんじと比較してみて、やっぱりこどもちゃれんじにした! という方も多いとか。
この記事にたどり着いてくださったあなたも、きっと否定的な意見に不安になったのでは……。
我が家は娘が0歳11か月のときにベビーくもんに入会。続けてみて雰囲気がつかめてきたのでまとめます。
結論からいうと、意味ないってことはないです。ただ、効果が見えづらくデメリットと感じるのも事実。
体験だけではわからないリアルな感想を載せているから、ぜひ最後まで読んでね!
※撮影した冊子画像の出典は、すべて「ベビーくもん」のものです。
ベビーくもんの仕組み
ベビーくもんは、教育事業者である「くもん(公文教育研究会)」が展開する、0~2歳児向けの教育プログラムです。
「おうちで取り組む教材+月1回の面談」という、ちょっと変わった仕組みになっています。
教材は毎月新しいものをもらいつつ、面談でフィードバックするような形。
アドバイスをもらえるから、初心者ママでも安心できますよ。
3歳からの公文式とちがって、プリント・ワーク的なものはありません。
絵本や歌などの取り組みが中心となっています。
以下はベビーくもんの教材例です。絵本や歌なので、毎日無理なく取り入れられそうですよね。
ベビーくもんのよく言われるデメリット
ベビーくもんを体験&受講してみて、意味ない理由というか、意味ないと思われてしまう理由、いくつか思い当たるところがありました。
それが本当に意味がないのか? というとそういうわけでもないです。
ただ、やはり印象としてはそう思われてしまうかな、という面があります。
- 月齢に合った内容ではない
- 効果がわかりづらい
- 公文式とスタイルがちがう
月齢に合った内容ではない
月齢に関係なく、必ず1号からのスタートになっているのが、ベビーくもんの特徴。
ベビーくもんの存在を知るタイミングが遅くなればなるほどスタートが遅くなってしまいます。
もちろん出だしがそれでも追いつく方法があれば良いのですが、基本的に途中からの先取り等は想定されていない様子。
公文式の方では実力次第で先へ先へと進めるので、そのあたりのちがいも不安になってしまう要素かと思われます。
効果がわかりづらい
ベビーくもんを続けてる人はどんな効果を感じてるんだろう?周りにちゃれんじやってる人は結構いるんだけど、ベビーくもんやってる人がなかなかいない。小学生になるとくもんやってる人はうじゃうじゃいるイメージなんだけどなぁ
— あるちゃん (@harenohisukiyo) April 17, 2021
ベビーくもんの効果、気になりますよね……。
中心となるのが絵本の読み聞かせや歌い聞かせ、ふれあい遊びなどになってくるので、効果が見えづらいという点もあります。
言葉が早く出てくればある程度実感できるところかと思いますが、そこは個人差も大きい分野!
もちろん「多読多聴(たくさん読んで、たくさん聴くこと)」は言語習得の重要キーワード。
実際に効果のあるものですが、個人差のせいで「たまたまでは?」という風に思われてしまうと、反論しづらいところです。
また、手の器用さ(巧緻性)などを伸ばせる要素もベビーくもんだけでは確約されていないというのが惜しいところ。
他の教材だとシール貼りや知育おもちゃがついてくることで巧緻性アップを図る形です。
うちも継続している幼児通信教育の「こどもちゃれんじ」や「幼児ポピー」はたくさんのシールがついてきますね。
一方、ベビーくもんでは指先でのなぞり絵があったり、やり取りレシピに手作りおもちゃの作り方が掲載されていたりはしますが、基本は自分でどうにかするスタイル。
教室によっては、くもんブランドの赤ちゃん向け知育おもちゃがあったりするようですが、ないところの方が多数派のようです……。
実際、教材の内容は長年蓄積された研究データをもとにして作られているものなので、確実に良質です!
子どもに常識や知っておきたい季節のイベントなども伝わるようにできていますからね。
その分、プラスアルファの部分をどうするかがカギとなりそうです。
公文式とスタイルがちがう
ここまでで書いてきた通り、けっこう3歳以降の公文式とスタイルがちがいます。
公文式では実力で先取りしていく仕組みがあったりプリントを繰り返し解いていくスタイル。
いわゆる学習している感じが実感しやすい内容です。
逆にベビーくもんは、ある意味右脳的というか、学習・勉強というよりも遊び・楽しさを重視するスタイル。
やっていても感覚的には「本当にこれで実力がつくの……?」と不安になってしまう方もいらっしゃるのではないでしょうか。
これについては今注目されている非認知能力の向上につながるカリキュラムですので、不安がる必要はありませんよ。
非認知能力は、コミュニケーション能力、社会性などのスキルを指し、これらは従来の学習・勉強だけではなく、遊びや楽しい活動を通じて養われることが多いです。
ですが、やはり幼稚園受験や小学校受験を考えている方などにとってはじれったいとか物足りなさを感じてしまう一因となりえるかもしれません。
1歳からワークをやったりする子もいるみたいだしね。
ベビーくもんをやる意味=親のモチベーション
それでは逆に、ベビーくもんの意義について考えてみます。
ベビーくもんは、「親子のことばのやりとり」をサポートする教材。この一点なので、やって意味がないということはありません。
ことばのやりとりって具体的に何をするかというと、この4つ。
- 語りかけ
- 歌いかけ
- 読み聞かせ
- やり取り遊び
話しかけて歌って、絵本を読んで遊ぶときにも言葉をかける。
これって普段の育児でもしていることですよね。
それなら自分一人でもできそう、という方にはベビーくもんは不要かもしれません。
ぶっちゃけ、絵本ややり取りカードのようなものは市販でいっぱいありますから、自分で購入してやれば誰にだってできます(極論、他の多くの教材にもいえることですが……)。
くもんのうた200えほんといった歌いかけに適した本も、くもん出版から出ています。
ではベビーくもんは何が良いのかというと、親のモチベーションになるという点です。
モチベーションにつながる要素としては、以下のようなものが考えられます。
ベビーくもん=モチベーションな理由
- 面談でアドバイスがもらえる
- れんらく帳が成長記録に
- 読み聞かせが習慣化する
面談でアドバイスがもらえる
月に1回、くもんの先生とおうちでのやり取りを振り返る機会があります。
また、次号のBaby Kumonセットをもらえ、使い方の説明もしてもらえます。
困ったことがあれば、その場で相談もできます。
子どもの成長を一緒に喜んでくれる誰かがいるって、実はすごく嬉しいことですよね。
また、良い意味で強制力があるので、頑張ろうっと思えるんです。
一方、自動的に送られてきて添削もないこどもちゃれんじは、やるやらないはこちら次第だし、実は手を付けてない……なんてこともあるかも。
その他のこどもちゃれんじとのちがいは、「ベビーくもんvsこどもちゃれんじ問題に決着!両方やった我が家のおすすめは……」という記事の中で詳しく書きました。
特に新米ママ新米パパは子どもとどう関わったら良いのか悩むこともありますよね。
私は手遊び歌のレパートリーが少なかったので、教えてもらって役立ちました!
童謡も、小さいころに歌ってもけっこう忘れてるよね……
それに、YouTubeだと独自にアレンジされていたり歌詞が追えなかったりだから、冊子+CDはかなり使えるセット!
保護者向け冊子の「やりとりレシピ」には、さらに遊びを広げる内容や季節を楽しむ記事も載っています。
とても役立ちます。
れんらく帳が成長記録に
月に1回の面談のために、「れんらく帳」に子どもの様子ややりとりを記入する必要があります。
私は日記が続かないタイプなんですが、これは書いてみたらちょっと楽しい!
書くテーマが設定されているので、わりと気軽に書き込めました。
また、成長記録は子どものニーズに応じたサポートを提供するための貴重な情報源となります。
後々見返したときには子どもの成長記録としても楽しめるので、れんらく帳システムは良かったです。
読み聞かせが習慣化する
最初に「よみきかせガイド」という公文の冊子をもらいました。
効果的に読み聞かせの仕方や、くもんがおすすめする絵本が載っているもの。
「うた200、読み聞かせ1万、賢い子」という標語があるくらいなので、いかに読み聞かせを大切にしているかが分かりますね。
毎回の面談の中では、今月はどれくらい絵本を読んだかを聞かれます。
ギクッ……
そうならないように、暇さえあれば絵本を読むようになりました。
口コミでは、ベビーくもんの絵本を気に入って家にあるほかの絵本を読むきっかけになった、絵本も歌も好きに育っている、というポジティブな感想もありました。
ベビーくもんをお試ししてみたけど
— miko (@kanm1kanm1) November 20, 2022
毎日はやっぱりできない😇
でもベビーくもんの絵本を食いついて
読んでたのと、家にある他の絵本も
読もうとするきっかけになってくれてるのは良い☺️
お歌のCDは正直保育園で習ってくる方がレベル高いことをやってるイメージかな
他の習い事教室も見てみたい。
べびーくもん始めて1年経過。毎月のえほんも素敵だし、やりとりぶっくやカードの食いつきもいい。歌はくもんのうた200をお風呂で流してる。お陰で我が子は絵本大好き、お歌大好きに育ってる。来月からのアドバンスコースも楽しみ。フルタイムで時間は限られるけど、なるべく読み聞かせしてあげよう。
— moraharadv_hirunige (@MHirunige) September 26, 2021
時間の過ごし方に迷ってしまうというママパパにも良いですよね。その月のおすすめ絵本なども教えてもらえるようです。
ベビーくもんは効果が見えにくいが意味がある
ベビーくもんは親のモチベーション向上につながるというメリットがあります。それは子どもの成長をサポートする意欲を高めます。
また、先生からのアドバイス、成長記録のれんらく帳、読み聞かせの習慣化などが親子共に子どもの成長を楽しみながら取り組む手助けとなりますよ。
ですので、ベビーくもん自体に意味がない、なんてことはありません。
結果として、ベビーくもんは親子の絆を強化し、子どもの発達をサポートする有益なプログラムと言えますね。
ただし、親子+先生のチームでしっかりタッグを組んでいく必要があることと、すぐには効果が見えにくいという点があるかと思います。
また、短時間でギュッとエッセンスを詰め込むというよりも、時間をかけてじっくり進める形。
ワーママ、ワーパパよりも、育休中の方やおうちにいる時間が多い方のほうがおすすめです。
くもんブランドの知育おもちゃ・ワークを併用することで、今回あげたデメリットを解決できる場合がありますので、あわせてご覧くださいね。
おうちにいる時間が少ないご家庭には、子どもが自発的に学ぶ「こどもちゃれんじ」のほうがおすすめ。
0歳はベビー、1歳はぷち、2歳はぽけっとと、年齢ごとにコースが分かれているので、ベビーくもんよりも成長に合っている印象でした。
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こどもちゃれんじ口コミ体験談一覧
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