手先を使うおもちゃ1歳に良いものは?手指を使う遊びの重要性とおすすめ玩具一覧
子どもの手先を器用にするには、どうしたらいい?
お子さんがおもちゃを手にとった瞬間から、そこには無限の可能性が広がっています。
積み木を積み上げたり、クレヨンで紙に色を付けたり、紙を折って飛行機を作ったり。これらの活動は、単なる遊び以上のもの。
手先を使って遊ぶことは、子どもの創造性を育み、細かい動きのコントロールを教え、さらには思考力や問題解決能力を高めるんです。
指からの刺激が子どもの脳を育てます!
この記事では、器用さをはぐくむ「1歳向けの手先を使うおもちゃ」の選び方とその重要性について深掘り!
どんなおもちゃがおすすめなのか、そしてどういった遊び方が子どもの成長に寄与するのか。多忙な毎日の中で、お子さんとのかけがえのない時間をより有意義に、そして楽しく過ごすための情報をお届けします。
手先を器用にするおもちゃ1歳向けの選び方
赤ちゃんはラトルから始まり、お座りができて両手があくようになる頃から手先を使う遊びが楽しめるようになります。
どんどんできることが増えていくので、手先を使うおもちゃを選ぶ際にも、年齢と発達段階に合ったものを選ぶことが重要です。
0歳6か月から12か月
0歳は、手の筋力と手指の協調性が発達し始める時期。
このため、握ったり、押したり、叩いたりする簡単なおもちゃが適しています。
ラトル、布製の本、人形などがおすすめだよ~。
1歳から2歳
1歳から2歳の時期の子どもは、自分の手でものをつかんだり、移動させたりする能力が大幅に向上!
1歳半ころまでには、つまむ、振る、たたく、ひっぱる、ものを出し入れするといった多彩な手の動きを獲得します。
つまみのあるパズルや、マラカス、積み重ねたりするおもちゃなどがオススメ!
1歳後半になると道具を使い始めるようになるので、道具でねらってたたくおもちゃに夢中になります。
手指の多彩な活動を促すための「全部盛り」なおもちゃも助けになってくれますよ。
次の項では、手指を使うおもちゃの中でも特におすすめのカテゴリーと、それぞれが子どもの成長にどのように寄与するかを詳しく見ていきましょう。
▼2歳以上におすすめの手先を使うおもちゃまとめ記事はこちら。
「たたく」手先を器用にするおもちゃ
「たたく」おもちゃは、ハンマーやばちなどを持ってものをたたくことで遊ぶおもちゃです。
棒をにぎって、上から下へふりおろすというシンプルな動作ながら、ねらった場所にキチンとあてるためには慣れが必要。
子どもの握力と集中力を養うことができます。また、たたいたときに出る音も楽しめますよ。
楽器に限らず、良い音がするものが多いです!
パロ
対象年齢 | 1歳頃~ |
メーカー | レシオ(イタリア) |
できる動き | たたく、押す |
「パロ」は、木玉とハンマーを使って遊ぶおもちゃ。
我が家の1歳のお誕生日プレゼントもこちらで、1歳で買ってよかったおもちゃ12選にもランクインしました。
1歳ころになるとたたくことに興味が出てくるので、おもちゃで十分にたたかせてあげると、手を器用にするだけでなく欲求を満たしてあげることもできます。
上にあいている穴に木玉を置いて叩くと、木玉が下に落ちて転がって出てくる仕組みになっています。最初は手で、ハンマーを使いたがったらハンマーで遊びます。
落とすのがボールなのが良くて、どこをたたいてもうまく落ちていくので、子どもも満足そうでした!
ボールだけでも打ち鳴らしたり転がしたりと何かと遊べます。
\補充用玉もあり安心/
ソリッドドラム
対象年齢 | 1歳半ころ~ |
メーカー | プラントイ(タイ) |
できる動き | たたく |
太鼓は、リズム感を養うだけでなく、手先を器用にするおもちゃとして機能することができます。
プラントイの「ソリッドドラム」は1歳半ころから遊べるおすすめの太鼓おもちゃ。木製で、元気よく叩いても打面がしっかりしています。
特徴的な点は、叩く場所によって音が微妙に変わるので、狙ってたたく遊びもできますよ。
より本格的な太鼓がほしいという方は、レモ社の「キッズ・フロアタム」かナカノの「リズムポコ ドラムセット」をおすすめします。
おもちゃというよりもむしろ実際の楽器として設計されていて、音質も最高です!
たたいて手首や腕の筋力をつけながら、同時にリズム遊びも楽しんじゃおう~!
ちなみに太鼓は手作りするのもオススメ!
家にミルク缶などがあれば、オリジナルの太鼓が作れちゃうんですよ。
▼ミルク缶を使った太鼓の作り方はこちらの記事をご覧ください。
「組み立てる」手先を器用にするおもちゃ
組み立てるおもちゃは、自分で好きな形にものを組み合わせて形を作るおもちゃ。
ブロックや積み木などがわかりやすい例と言えますよね。
自分で完成形をイメージしながら手先を使っていくことで、指先で繊細な動作ができるようになるんです。
ネフスピール
対象年齢 | 3歳~ 1歳からでもOK |
メーカー | ネフ(スイス) |
できる動き | 組み立てる(ひねるなど) |
「ネフスピール」は、ネフ社の代表的な積み木。
特徴的なのはその形状で、5cm角の立方体に切込みが入った、ちょうちょ形、りぼん形とも表現される独特の見た目をしています。
この形状のおかげで子どもの成長にあわせて様々な遊びが可能となるので、小さな子から大人になるまで生涯現役でたっぷり楽しむことが可能です。
我が家では0歳のときに英語教材「ワールドワイドキッズ」の副教材としてやってきました!
赤ちゃんの頃には複雑な積み方は必要なく、単純に積み上げたり崩したりして楽しむことができます。
次第に子どもが崩す遊びを経験すると、4つ角を使ったバランスをとった高度な積み方もできるようになります。
よく見るこのクロス積み(↓)は、手首をひねるから実はけっこう高度なんだそうですよ。
ちなみに、積み木遊びは具体的な形を作り出すための手先の動きやバランス感覚、空間認識能力などを鍛える効果があります。
また、積み上げては崩し、再度積み上げるという過程を通じて、試行錯誤する機会が増え、問題解決能力も育っていきます。
積み木は単に形を作るだけでなく、様々な角度から考える力を育むための重要なツールともいえますね。
▼ネフスピールの詳しい仕様や口コミ評判はこちらの記事をご参照ください。
▼ネフスピールの遊び方やパターン写真はこちらの記事をご参照ください。
知育ブロック系
学研のニューブロックやレゴデュプロに代表される知育ブロックは、パーツを組み合わせていろいろなものを作って遊ぶおもちゃ。
しっかり手を使ってパーツ同士をはめる必要があるため、積み木よりも複雑な形を作ることが可能です。
どこの知育ブロックも様々な展開をしているので、バリエーションがあって楽しめますよね。
自分のつくりたいものをつくってるうちに、だんだん細かいところも上手にできるようになっていくよ~!
0歳や1歳から遊ぶなら、学研のニューブロックがとてもおすすめ。
赤ちゃん向けの小規模セットからボールコース作りができるセットまで、どんどん拡張できるのがいいところです。
そして低年齢であればあるほど、形を気にせずどんどんつなげていけるのですが、より完成度の高い作品を作るには、型や色がぴったりそろったブロックを合わせる必要があるんです。
正確に組み合わせるためには、何度も試行錯誤を繰り返す必要があり、なかなか奥が深いおもちゃだと感じています。
ニューブロックは知育度が高い!
▼ニューブロックデビューにおすすめのセットの解説もしています。以下の記事をご覧ください。
▼知育ブロックの人気・おすすめ品は以下の記事をご覧ください。
「操作する」手先を器用にするおもちゃ
おもちゃの中には、スイッチを押したりコンセントみたいな部品を差し込んだりといった、道具を操作する動きを楽しめるおもちゃがあります。
押したり引っ張ったり回したり、といった動作ができて、しっかり手指の動かし方の練習になってくれます。
これらは赤ちゃんや子どもが「やってみたいけど、パパママが(危ないので)やらせてくれない」ようなものも含まれているから、知的好奇心を満たしてくれますよ。
アクティビティケース
対象年齢 | 生後6か月~ |
メーカー | アンビ・トーイ(オランダ) |
できる動き | ボタンを押すと音が鳴る 鳥をはじいてベルを鳴らす ダイヤルを回すと色が変わる 鏡を上げるとクマが隠れている くるくる回るローラー スライドできるボタン |
ボーネルンドで買えるアンビ・トーイ社の「アクティビティケース」は赤ちゃんが遊べるパーツを多数そなえたケース型のおもちゃ。特に手先を器用にするための特徴を持っています。
赤ちゃんが好むシンプルかつ目立つ配色で、押したり引っ張ったり回したりする動作を楽しめます。
取っ手付きで持ち運べるから、寝室やリビングなど色々なところで遊べますよね。
お出かけ先で、外食中などちょっと遊んでてもらいたいときに活用してる方もいるそうですよ。
アンビ・トーイのおもちゃはいくつか持っていますが、色が基本の色(赤青黄)基調で、どれもとってもかわいいです!
▼ボーネルンドで人気のおもちゃは以下の記事でランキングを取りまとめています。
わんわんのバイリンガル・スマホ
対象年齢 | 生後9か月~ |
メーカー | マテル(アメリカ) |
できる動き | ボタンを押すと音が鳴る 鳥をはじいてベルを鳴らす ダイヤルを回すと色が変わる 鏡を上げるとクマが隠れている くるくる回るローラー スライドできるボタン |
いわずと知れた、バイリンガルわんわんシリーズのスマホ型おもちゃ「わんわんのバイリンガル・スマホ」です。
パパやママとおんなじようにスマホを使っている気分が味わえますよ。
スイッチ、ボタン、スライドの動作ができて、大人みたいなスマホさばきをマスターできちゃうかも!?
指先のトレーニングになるのはもちろん、日本語と英語を耳から学べるのがメインなのでそちらもしっかり学べます。
ハンディサイズなのでどこへでも持っていけますよ。
ちなみにバイリンガルわんわんのパソコンおもちゃもあります。
こちらはリモート会議がテーマになっていて、歌もそれっぽい歌詞になっています。
カエルさんがミュート設定忘れてる歌なんて、どこまで子どもに伝わってるのか……(笑)。
おうたが楽しいので、すごく喜んでいるしほとんど覚えています。
数字やアルファベットのボタン、ローラーなどさまざまなタイプのしかけが搭載されているので、お仕事気分でかっこよく遊べちゃいますよ。
指先の知育
対象年齢 | 生後7か月~ |
メーカー | ピープル(日本) |
できる動き | 操作する(つまむ・スライド・引っぱる・まわす・止める・開ける・閉めるなど) |
たくさんの機能がついたボックス型のおもちゃは、赤ちゃんから幼児までの定番と言えるおもちゃですよね。
ひとつあるとそれだけで様々な遊びができるということで、子育て支援センターでもよく置いてあります。
ピープルの「指先の知育オールスター」も、そんなおもちゃの一つ!
押したり回したり、ひねったりといった様々な動作を楽しむことができますよ。
「押す」手先を器用にするおもちゃ
指先でものを押す、というのは指の運動の中でも基本中の基本。
単純な動作なんですが、指先には神経が集中しているからとても良い刺激になるんです!
シンプルだからこそ大人も子どもも楽しめちゃいますよ!
プッシュポップ、ディンプル系
対象年齢 | 6歳~ ディンプル系では0歳からOKのものもあり |
メーカー | フォックスマインド(アメリカ) |
できる動き | 押す、はじく |
いわゆるプチプチをつぶす感覚で無限に遊べるということで、年齢を問わず大人気となった「プッシュポップ」。
これもまた指を使ったおもちゃです。
ひたすらプチプチ押していくだけですが、無限に指で押す刺激が得られますし、集中力も増しますよ。
ふしぎとストレスかいしょうにもなるよね~♪
ちなみに100円ショップなどでも買えるんですが、元祖(正規品)はフォックスマインドという会社の「Go Pop!」です。我が家にあるのもこちら。
パチモンを買うよりも、正規品をおすすめします。押した感触がしっかりしています。
「Go Pop!」の対象年齢は6歳~と意外と上なので、赤ちゃん向けならファットブレインの「ディンプル」、ムシエの「プレストイ」を買ってください。いずれも0歳からOKです。
「ビーズ・ひも通し」手先を器用にするおもちゃ
ひも通しのおもちゃは、さまざまな形状や色のビーズやパーツをひもに通すことで、一連のパターンや独自のデザインを作り出すもの。
ひもをビーズに通す工程は、書き取りや絵を描くといった他の活動にも必要とされる手の精密性を鍛えます。
また、筆記具を正しく持つための手指の協調性や筋力を向上させるのにも役立ちますよね。
さらに、集中力も高めてくれます。
一つの作業に集中して完成させることは、自己肯定感を養うと同時に、集中力と忍耐力を強化してくれますよ。
シグナ
対象年齢 | 1歳~ |
メーカー | ネフ(スイス) |
できる動き | ビーズ・ひも通し |
ネフ社の赤ちゃん向け積み木「シグナ」。
積み木に棒通し・ひも通し要素を加えたおもちゃです。
まず、大きな穴が開いた立方体と、その穴にフィットする円柱がそれぞれ4個。それから棒付きのひも1本の計9点セットとなっています。
穴が大きいので、初めての棒通し・ひも通し遊びとして理想的!
大人が最初に立方体に円柱がすっぽり入るところを子どもに見せてあげれば、子どもはその後自分で挑戦できます。
棒を穴に通すためには、右手・左手を上手に使わなければならず、赤ちゃんから手先を器用にするのに役立ちます。
その上、シグナは積木遊びとしても楽しめるところが魅力的。
5cmサイズで同じネフ社のリグノやネフスピールなどとも互換性がありますよ。それぞれで遊ぶのに飽きたら、別のものを追加してさらに楽しめます。
つみきで遊ぶのも手先をよく使うよね~
たくさんの遊び方ができるシグナの特性は、まさに手先を器用にするための優れたおもちゃになるといえますね!
プラステン・リングテン
対象年齢 | 1歳~ |
メーカー | ニック(ドイツ) |
できる動き | ビーズ・ひも通し |
棒通しからひも通しへ!
「プラステン」は、ドイツのニック社が製造・販売している積み木です。
1950年に発売されて以来、世界中で愛されているロングセラー商品なので、どこかで見たことがあるという方も多いのではないでしょうか。
プラステンは、1歳からかなり長く楽しむことができるのが特徴。最初は積み木のように積み上げて遊んだり、ひもを通して遊んだりすることができます。
年齢が上がってくると、おままごとの具材にしたり、さまざまなものを作ることができます。子どもの成長に寄り添う優れたおもちゃといえますね!
年齢に応じて遊び方が変えられるから、どの年齢でも手先を器用にしてくれます!
▼プラステンの遊び方は以下の記事で詳しく解説しています。
似たような商品の「リングテン」は日本のウッディプッディのおもちゃで、かわいい見た目が人気です。
遊び方としてはプラステンと同じことができるので、見た目の好みで選んでよいでしょう。
「型はめ」手先を器用にするおもちゃ
型はめはよくパズルの前段階として遊ばれているおもちゃで、型にぴったりピースをはめ込むことで完成させる遊び。
しっかり狙ったところにはめ込むことで、精密な動作をする練習ができます。
ポストボックス
「ポストボックス」はピースを形に合わせて入れて、ふたを開けるとピースが表れ取り出せるおもちゃです。
この様子が楽しくてなんども挑戦するうちに、さまざまな形に親しめ、器用になります。
最初は〇から挑戦して、次に基本的な形(〇□△)だけ出しておくのがおすすめです。
ユシラのこのおもちゃはフタが自分で開けられるのもよくて、パタパタ開けては面白がっていました。手を挟まないようにちゃんとスキマも作られています。
このスキマを利用して……下で紹介しているチェーンのおもちゃ「エデュコチェーン」を落としたりもしていました。
ユシラのポストボックスは通販ではあまり取り扱いがないので、似たものとして「MICKIのポストボックス」「BRIOのポストボックス」を紹介します。
はめ絵
対象年齢 | 1歳~ |
メーカー | デコア(スイス) |
できる動き | 型はめ(押してはめ込む、取り出す) |
デコア社の「はめ絵」は、素朴で美しいデザインと精巧に作り込まれた細部により、世界中の子どもたちから愛されています。
厚みのある木材を丁寧にくり抜いているため、手触りが良く、安心して遊ぶことができますよ。
形や色の違いを視覚的に認識し、手で触れることにより、その形状や質感を直接感じることができます。
さらに、それぞれの部分を正しい位置にはめ込む行為は、手先の器用さや思考力を鍛える絶好の機会になります。
少しお値段はしますが、上質なおもちゃなのでおすすめです。
「つまむ」手先を器用にするおもちゃ
つまむ動作は二つの指を同時に動かす、意外と高等な動作。
手指の協調性は筆記具やお箸を持ったりするときに必要なので、しっかり練習したいもの。
洗濯ばさみを使った手作りおもちゃも併せて活用してみてくださいね。
ピックアップパズル系
「ピックアップパズル」は、知育玩具としては定番!
一つの魅力は、持ち手がついていて、指先を使う練習ができるということです。
例えば、ボーネルンドの「ファーストシェイプパズル」は、そのカラフルでかわいい絵柄が特徴。
このような小さな持ち手があることで、比較的簡単にピースを扱うことができ、1歳ころの子どもでも楽しむことができます。
赤ちゃんでもあそびやすいんだね~。
▼300名に回答いただいたボーネルンドおもちゃランキングでも、このパズルは人気でした。
また、パズルは主に思考力や考察力、判断力を伸ばすための知育玩具です。
パズルにはさまざまな形や絵柄があるから、遊んでいるうちに子どもの観察力や想像力も育つ可能性も。
ピックアップパズルは、さまざまな知育効果をもたらすことが期待できるおもちゃといえます。
こどもちゃれんじベビーのピックアップパズルも遊びやすくておすすめです!
月々2,000円で育児マニュアルと絵本、おもちゃが届くのでコスパがいいですよ。
ルーピング系
「ルーピング」は、色々な形や色のビーズが付いたレール(ワイヤー)を指で移動させて遊ぶおもちゃです。
特にその特徴としては、目と手の協応を鍛えるという点が挙げられます。
ビーズを目で追いながら手で移動させるという動作を通して、微細な運動や忍耐力を育むことにつながります。
すいすいできるようになると楽しいんだよね~。
また、ルーピングは一人で遊ぶだけでなく、他人がビーズを動かす様子を観察することで追視能力を高めることもできます。
ボーネルンドなどの遊び場もそうですが、幼稚園や保育園、児童館など子どもが集まる場所にドーンと置かれていることも多く、みんなで遊んでいますよね。
このように視覚と触覚を組み合わせた遊びを通じて、子どもの知育を高めることができるのが良さといえます。
小さいものへの興味は0歳後半から始まるので、この時期から知育玩具として活用することが可能ですよ。
▼ルーピングは手作りすることもできます。100円ショップの材料でルーピングを手作りする方法は、以下の記事をご覧ください。
「ひねる・ねじる」手先を器用にするおもちゃ
ひねったりねじったりする動作もまた、色々な場面で使える動き。
例えば水道の蛇口をひねったり、ペットボトルやジャムの瓶の蓋をひねって開けたりと、活用するシーンは多いですよね。
ノシリス
対象年齢 | 1歳~ |
メーカー | ICIデザイン研究所(日本) |
できる動き | ひねる・ねじる |
Instagramで紹介してバズったおもちゃ。
「ノシリス」は、日本の株式会社アイ・シー・アイ・デザイン研究所が開発したシリコン製の知育玩具で、2014年に発売され、2018年にはグッドデザイン賞を受賞しました。
まずは遊び方の動画を見てみてください。
ノシリスの特徴は、以下のとおりです。
- 柔らかく弾力性があり、思わず手に取ってしまう質感
- ひっくり返すと形が変わり、子どもの好奇心を刺激
ひっくり返したり形を組み合わせたりして遊ぶんですが、なんとなく手がさみしい時に触りたくなっちゃう質感なんですよね。
みて!
ひっくり返せたよ~!
2歳の息子は最初ひっくり返すことができませんでしたが、何度も遊ぶうちにできるようになりました。
▼買ってよかった1歳おもちゃ12選の中でも紹介しています。
コマ系
日本や世界の伝承遊びである「コマ回し」。
昔はこのような伝承遊びおもちゃで遊ぶことで、自然に手先を鍛えていたようです。
コマを遊ぶためには、コマのトップをひねってまわす、難しい手の動きが必要。
手先の器用さと集中力を養うのに役立ちますね!
さらに、コマを手作りするのもまた、創造性と芸術性を刺激する活動です。
手作りだと形、色彩などによって独自の特性を持つため、それを理解し、最大限に活用する能力も遊びを通じて磨かれます。
気軽にオリジナルコマを作りたいという方は、コマが作れるキットを活用するのがおすすめ。
シャオールの「いろコマ」はできあがりがとてもきれいで、見た目に楽しめますよ。今までにない、透明パーツがすごいんです。
エデュコチェーン
対象年齢 | 1歳ころ~ |
メーカー | エデュコ(オランダ) |
できる動き | ひねる・ねじる |
「エデュコチェーン」は、オランダの知育玩具メーカー、エデュコ社が開発した知育玩具。なんと40種類以上の国際的な賞を受賞しています!
このおもちゃは、赤、青、黄、緑の4色のリングをつなげて遊ぶもので、カチカチ鳴るけど柔らかいプラスチック製。
リングは簡単につなぎ外すことができ、赤ちゃんでも安全に遊ぶことが可能です。
また、構成遊びのように図形を作ったり、何かに見立てて遊ぶことも可能で、子どもの想像力を刺激し、創造力を育ててくれますよ。
▼エデュコチェーンは、1歳で遊んでよかったおもちゃの中にもランクインしました。その他の1歳おもちゃは以下の記事をご覧ください。
ビナリオ
対象年齢 | 1歳~ |
メーカー | レシオ(イタリア) |
できる動き | ひねる、棒を押してはめ込むなど |
「ビナリオ」は最初に紹介した「たたくおもちゃパロ」と同じレシオ社のおもちゃ。モンテッソーリ教育をされている方に人気です。
このおもちゃの基本的な機能はハンドルを回すことで、色のついた棒が「コトン、コトン」と転がり出てくることです。
ハンドルを手前にまわすと手前に棒が転がり、後ろにまわすと後ろに転がり出てくるという仕掛けあり。
色を手前と後ろで変えて出すという遊び方も可能で、一種の規則性や順序性を理解するのに役立ちますよ。
またただ棒を転がすだけでなく、ハンドルを回すスピードによって棒の転がる速さが変わり、それによりリズム感を体得することも可能。面白いですよね!
ぐるぐるまわすのにハマっちゃうね~!
チーズくんとふしぎなかぎ
対象年齢 | 1歳半~ |
メーカー | エドインター(日本) |
できる動き | ひねる・ねじる |
「チーズくんとふしぎなかぎ」は、絵本と木のおもちゃが一緒になった知育玩具で、「えほんトイっしょ」というシリーズの一部です。
我が家はこの「えほんトイっしょ」シリーズをいくつか持っているんですが、知育効果がとても高いと感じています!
このおもちゃは、お話に沿って鍵を開けたり、積み木遊びをしたりと、楽しめる工夫が盛りだくさん。
具体的には、主人公のチーズくんと一緒に冒険を楽しみつつ、家の鍵を開けたり、ひもとおしをしたり、数や形、大きさについて考える活動が含まれています。
絵本を読んで遊びながら、楽しく手指の発達を促してあげることができますよ。
カギ開けって子どもが好む活動ですよね!
▼「チーズくんとふしぎなかぎ」は買ってよかった知育玩具にもランクイン。その他の知育玩具は以下の記事をご覧ください。
おまけ:しかけ絵本も手先を器用にする
おもちゃではないですが、手先の動きを鍛えるのに「しかけ絵本」を取り入れてみるのもおすすめです。
しかけ絵本はページをめくるだけでなく、めくったりスライドさせたりすることで、自然と手指を使います。また、紙の抵抗感や細かな動きを必要とする部分では、指先の力や制御力を鍛えることができます。
また視覚だけでなく触覚も刺激してくれますし、さまざまな感触や動きを通じて脳が刺激を受けるので、知的発達や言葉の発達にもつながるといわれています。
そのため、日常的に絵本を読む際にもしかけ絵本を取り入れてみることをおすすめします。
赤ちゃんには布絵本がいいですね。フィッシャープライスの布絵本はAmazonレビューも良いのでチェックしてみてください。
我が家はすぐれた海外の翻訳絵本が届く「ワールドライブラリー」という定期購読サービスを5年ほど利用しています。
年齢が上がってもしかけ絵本がラインナップにあるので、けっこう重視されているのかも。
ワールドライブラリーは、1歳から大きな子にもおすすめです!
手先を器用にするおもちゃまとめ
手先を器用にするためのおもちゃ、そして手指を使う遊びの重要性について紹介してきました。
どのおもちゃや遊びも自然に手指の器用さを伸ばし、子どもの発達に役立ってくれます。
もちろん器用さの発達のみならず、それぞれのおもちゃが持っている特性によってさまざまな分野のスキルアップにもつながっているから、色々と試させてあげたいですよね。
子どもはハマってくれるとずっとやってるから、その分成長も早い!
子どもにピッタリなおもちゃを用意してあげることで、しっかり指先の発達を促してあげましょう!
おもちゃに関する人気記事
ここで紹介したおもちゃを収納するためのおもちゃ棚の記事もあわせてご覧くださいね。
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