赤ちゃんへの言葉の教え方って?楽しく発達を促すためにやってきたこと15選

知育と言えば「ことば」!
赤ちゃんへの言葉の教え方が気になるという方は、きっとたくさんいらっしゃると思います。
1歳になった我が家の娘はまだスラスラ話すことはできません。
が、0歳から単語を10個以上言えたり、自分でつくった? 言葉でたくさん話しかけてくれていました。
他人とのコミュニケーションも上手なので、こちらも言いたいことが分かって助かっているんですよ。
赤ちゃんに言葉の発達を促してあげるにはどうしたらいいのかな?
今回は言葉の発達をテーマに、
- 赤ちゃんがどうやって言葉を知っていくのか
- 言葉を促すために、我が家で取り組んできたこと
について書いていきます。
といっても、難しいことはないので、気楽に読んでみてくださいね!
赤ちゃんが言葉を知るということ
赤ちゃんはどうやって言葉を話せるようになるのでしょうか。
実は赤ちゃんは、周囲の音を聞きながらすごいスピードで頭を回転させています。
しかもママのおなかにいた時から!
さすがの赤ちゃんもおなかにいる頃は、言葉の詳しい意味を知ることはできません。
が、「こんな言葉があるんだな」ということを覚えたり、「楽しいときの言葉なんだな」というニュアンスを感じ取ったりしています。

おなかの中で、もう耳のトレーニングをしているんだね~。
生まれたあとは、もっと赤ちゃんが言葉を学べる環境が整います。
というのも、おなかの中ではママの血管等が大きな音を立てているし、見えるものもほとんどありません。
外に出てきて初めてクリアな音を聞けて、目で光を感じるようになります。
他にも色々な刺激を受けられるようになって、記憶された音と意味が結びつき始めていくんです。
ナンセンスな「赤ちゃんはわからないから……」


よく「赤ちゃんはわからないから声掛けしてもしょうがないんじゃないの?」という人もいますが、ナンセンスです!
今はまだわからないかもしれませんが、赤ちゃんは「わかろうとしている時期」なんです。
赤ちゃんは朝くり返し「おはよう」、と言ってあげれば「おはよう」は朝のあいさつなんだと次第に理解します。
難しい会話でも、実は赤ちゃんの記憶に残っているんです。
今日は天気が良いから駅までお散歩しようね
とか、
パパはお仕事で帰ってくるのが遅くなるんだって
と言った声掛け。
こんな長い文章でも、しっかり赤ちゃんは聞いているんですよ!
そのとき、どんな意味なんだろうと雰囲気や状況など、五感で受け取れる情報から推測しています。
例えばパパが毎日「パパはお仕事に行ってくるよ」「行ってきます!」と言って手を振っていたうちの場合。
生後7ヶ月過ぎから、「お仕事に行くよ」「行ってきます」と聞くだけで娘は手を振るようになりました。
手を振らなくても、言葉を聞くだけで娘は手を振ってくれます。
意味がわかるようになったんだね!
目で見たり、聞いたりした経験を赤ちゃんはどんどん吸収していきます。
だからこそ赤ちゃんに色々な言葉を聞かせてあげることが大事なんですよ。
言葉の発達を促す実際にやってみたこと15選。ジャンル別に紹介
では、実際どんなことをやってきたのか紹介していきます。
あれもこれもやっているように見えるかもしれませんが、どれもやってみると楽しいですよ!
手間のかからないものも多く取り揃えておりますので、ぜひ普段の生活に取り入れてみてください。
人とのコミュニケーションが言葉の基本!
やっぱり言葉の発達に大切なものは人と人とのコミュニケーションです。
家族や親戚、赤の他人など、色々な人と話をする(聞く)ことがやり取りの基本となっていきます。
おしゃべりそのものが、やっぱり一番肝心ね!
語りかけを大事に
うちの場合、小さくてもひとりの人間として、語りかけを大事にしていました。
ニャンニャン、ワンワンなどの育児語も多用しつつ、大人言葉で話しかけるようにしています。
例えば、
ニャンニャンがいっぱいいるね。みんなで仲良くお昼寝をしてるね
とか、
ダッフィーちゃんが『ぎゅってして~』だって。ぎゅってしてあげて~
といったような感じです。
おでかけのときも「今日は暑いよね! ○○ちゃんは大丈夫?」というようなことも言っています。
とはいえ、小さな赤ちゃんはまだジェスチャーでも言葉でも返事がうまくできません。
返事がないのに話しかけるのが苦手、という人もいらっしゃることでしょう。
そんな人は、実況中継すると良いかも。
○○ちゃんが今日も元気にミルクを飲んでいます! ゴクゴクと飲んでいます!」みたいな感じだね。
だんだん慣れて、返事や反応がなくても語りかけが楽しくなってきますよ。
助詞を意識した語りかけを
子どもは助詞を手掛かりに意味をつかむように発達していくそうです。
「あれ、鳥だね」よりも「あれは鳥だね」の方が子どもには理解しやすいということ。
そういえば、絵本には『とりがいるよ』のように助詞が省略されていないものが多いわね!
そのため、語りかけるときには助詞をしっかり使って理解を促してあげましょう。
助詞を省略するのは、ある意味応用テクニック。
大人になると自然に使えるようになるから、忘れがちですよね。
気持ちを伝える言葉を優先的に
気持ちを伝える言葉をなるべく優先的に覚えてもらえるようにしました。
例えば食事ときには、こんな言葉を毎回かけてあげています。
おなかがすいたね、まんまを食べよう
ジュースを飲みたいね
ここから覚えてくれた言葉は、



まんま! ちゅ(じゅーちゅ)、んむ(のむ)!
という感じです。
1歳を前に、好き嫌い、快不快、欲しい、などコミュニケーション力が高まりました。
少しでもやりとりができると、嬉しくなっちゃう!
外に出て色々な経験を
外に出て家にないものを見せるのも良い経験になりますよね。
実物の川や信号、色々な草花などを見せつつ名前などを話すようにしました。
スーパーなどのお店も、見せるものがたくさんあって楽しめますよ!
なにごとも経験することが大事だね!
よその人に会わせることも大事なこと。
地域の子育て支援センターに足を運んだり、イベントに参加したりしています。
ベビーパークの体験、英語体験、読み聞かせ体験なども色々と参加中。
コミュニケーションの場を持てるようにしてあげたいなと思っています。
▼無料でお試しできる幼児教室にも足を運んでいます。
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絵本こそ定番!読み聞かせで語彙力アップ


言葉の発達といえば、絵本の読み聞かせですよね。
うちも読み聞かせにはなるべく力を入れてきました。
ある研究によると、絵本の読み聞かせをしている家庭とそうでない家庭では語彙力に大きく差がでると言います。
もちろん効果は語彙力だけではなくて、感性や情緒などの発達にも良い影響を与えてくれるのです。
やっぱり絵本は赤ちゃんにとって大事な存在なのね。
▼人生は3歳までの言語環境が大切といいます。こちらの本は科学的な裏付けがあって納得できました。おすすめです。


擬音語が多い絵本
赤ちゃんが好きな言葉というと、やっぱり擬音語ですね。
擬音語がたくさん出てくる絵本はこちら。


これらの本はひとつひとつのフレーズが短いので、パパママが絵本を読む練習にもなりますよ。
うちも数え切れないほど繰り返し読んであげました。
しっかりしたつくりのボードブックなので、ちょっと大きくなったら自分でめくる練習もできます。
定番の絵本
昔から読まれている定番の絵本。
読み継がれるだけのことがあると思います。
特に「いないいないばあ」は、10ヶ月くらいから自分でマネできるようになりました。
ちょっと難しい絵本
妊娠中や新生児の頃から絵本を読んであげていたのですが、その頃はちょっと難しめの絵本も聞かせてあげていました。
やさしく語り掛けるような言葉がたくさん入っているところがポイント。
自分で動けるようになると、話の長い絵本は途中でページをめくったり離れてしまうようになりました。
なので今では飽きずに読める絵本を優先してあげていますが、ときどき長い絵本も絵だけ見たがってくれます。
パラパラ絵を見るだけでもけっこう楽しんでくれています。
ひとりでパラパラ見て楽しんでるよね!
好きなものの絵本
やっぱり興味を持てるものといえば、好きなものですよね。
うちの子の場合は、食べ物や人の顔が大好きなんです。
なので、食べ物が出てきたりお顔中心の絵本をいっぱい読んであげています。
意外と乗り物も好きで、なぜかトーマスに出てくるゴードンだけ名前が呼べます。
100均ダイソーの絵本『いろんなおかお』
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歌で楽しむ!
歌というのも、言葉を覚えるのに有効な手段だと思います。
繰り返し聞いているうちに言葉が頭に入ってくるし、リズムや音の変化を楽しむこともできます。
赤ちゃんでもうっとりしたり、ワクワクしちゃう!
音だけだと視覚的な結びつきがないのですが、パパママにとって繰り返しが苦にならないのがポイント。
何度も繰り返すことで赤ちゃんが音から言葉を覚えてくれます。
音だけでは意味がわからなくても、絵本などでフォローすることで「この言葉ってこれなんだ!」と理解してくれます。
子守唄や童謡を聴かせる
童謡を歌ってあげたり、寝かしつけのときに子守歌を聴かせてあげたりしました。
アカペラで歌うこともあれば、ベッドメリーの音楽に合わせて歌ってあげることも。
特に子守唄は眠りの習慣にもなってくるのか、別の歌をうたうとなかなか寝付かなかったりすることもありました。



一緒にうたえるようになるのがまちどおしいね~。
▼くもん厳選の童謡集を、夜寝る前の子守歌として一日1曲歌っていました。続けやすくておすすめ♪
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CDなども活用
CDなどを使って歌詞付き音楽を流すこともしています。
一緒にうたってあげたりBGMとして聴かせてあげることも。
手遊びの歌もおすすめで、赤ちゃんと遊びながら言葉を学ばせてあげられますよ。
日本語の歌だけでなく、英語の歌も聴かせてあげています。
パパやママが発音に自信がなくても、CDならネイティブの発音です。
楽しく耳に英語を慣れさせてあげられますよ。
▼我が家でも聴き流しに重宝している英語ソング集です。
関連子ども向け英語の歌なら『WeeSing』がおすすめ!世界で大人気の童謡集
リトミックで体を動かしながら
ちょっと大きくなってからは、不定期でリトミックのイベントに参加しています。
他の子たちと一緒になって踊ったりすることで、歌を楽しんでいますよ!
歌を聞いたり「こうやって踊ってね」という先生の指示を聞いたりして、身振りも交えたコミュニケーションを経験できます。
身振りは口の動きよりもシンプルに自己表現ができるので、しゃべることよりも早くマスターできる場合があるんですよ。
ジェスチャーで脳の言語野をトレーニング
リトミックのところでも書きましたが、身振りは口の動きよりもシンプルに自己表現ができます。
赤ちゃんがしゃべるためには、まず唇や舌の動きを発達させないといけません。
頭ではわかっていても、まだ赤ちゃんは発音できなかったりするのです。
英語が聞き取れても、発音できなかったりするのと同じことなのね。
その点、手の発達はかなり早い段階で進みます。
ジェスチャーはそうやって自己表現を促してくれるので、赤ちゃんの脳の中でも言語を使う部分へ刺激を与えてくれるんですね。
ベビーサイン
ベビーサインは、赤ちゃんとやりとりするために作られたジェスチャーです。
うちでも少し取り組みました。
自分の顔を触ったり、手や腕を動かす動きでものの意味などを教えてあげることができます。
例えばミルクや、お風呂など。
それぞれの前に繰り返しジェスチャーしてあげることで、
これからミルクだ!
これからお風呂に入るんだ!
ということを理解させてあげることができます。
こうして間接的に赤ちゃんの言語センスを高めることで、結果として話し言葉も含めた発達を促すことになるのです。
▼トイザらス・ベビーザらスでは、不定期でベビーサインイベントをやっています。こちらの記事で内容を詳しくレポート!
気になる方はぜひ参加してみてくださいね。
手遊び
手遊びもまた、言葉のセンスを育ててくれる遊びです。
例えば『むすんでひらいて』や『Head, Shoulders, Knees and Toes(あたまかたひざぽん)』など。
これらは手の動きや上下、頭や肩などの体の部位といったものが出てくる遊びですよね。
何度も見せてあげているうちに、自分でも真似できるようになり、言葉の意味もわかってくるのです。
今ではうちの娘も、歌に合わせて自分で手を上にあげたり、拍手したりといった色々な行動ができるようになりましたよ。
遊びで言葉が身についているね~。
その他の取り組み
その他に取り組んだことをまとめました。
テレビも良質なら見せる
「うちはテレビは全く見せない!」というご家庭もあるのでしょうが、うちではある程度テレビを見せています。
ただし、基本的に一人では見せないで一緒に見るようにしています。
よく言われるのが「テレビを見ていると何も考えないで良いから、頭が悪くなる」ということ。
だったら、テレビの内容にからめたコミュニケーションで、考えることを促してあげればいいのでは?
キャラクターが言ったことを反復して語りかけたり、踊りをするのを手伝ってあげたり。
そういったことができる番組を選んで見せてあげています。
- いないいないばあっ!
- おかあさんといっしょ
- シナぷしゅ
- みんなのうた
これらの番組は低年齢でも楽しめる映像になっています。
それに加えて、パパママも赤ちゃんと一緒に参加しやすいところがポイント。
歌を一緒に歌ってあげたり、ハイハイさせてあげたりといった遊び方ができます。
自宅でできるリトミック、って感じね。
自分で座れるようになったころくらいから、時間を決めて一緒に見ると良いと思います。
ワールドワイドキッズ


ワールドワイドキッズは、ご存知ベネッセのハイレベル英語教材です。
オールイングリッシュの教材ですが、これまた言葉の発達に役立っています。
絵本、歌、映像、おもちゃ、電子玩具がセットになっていて、相互に関連。
赤ちゃん的には楽しく遊んでいるうちに英語を身につけられるような仕組みです。
うちの子もドハマりしていて、CDやDVDはもちろんのこと、おもちゃ類も積極的に遊んでいます。
絵本も好きなもの・関心が薄いものはありますが、喜んで聞いてくれますよ。
自分でひっぱりだして読んだりもしてるよね~。
英語の発音を促す仕掛けのおかげで、娘も「p」を始めとしてaeiouや複数の母音を発音できるようになっています。
もちろん無理強いはしたくなかったので、英語体験をして反応をみてからのスタートでした。
娘の様子を見つめてわかったこと
娘が言葉に興味を持っているときは、じっとママの口を見ていることに気が付きました。
そんなときは、ゆっくり、それでいてはっきりと発音してあげます。
すると真似して発音してくれるように!
その子のやる気スイッチがはいっているタイミングを逃さずに、うまく活かしてあげることが重要だと思います。
色々な取り組みをしてきましたが、その根底には娘のことを見つめてあげたいという気持ちがあります。
うちの子の場合、ここまで紹介してきた方法を楽しんで受け止めてくれました。
もちろん赤ちゃん自身があまり気乗りしない日もあります。
そんなときはこれまでの経験上、なるべく無理強いせずに別の楽しいことをしてあげることが大事なのかなと思っています。
そうはいっても、ついつい口出ししちゃうときもあるけどね💦
赤ちゃん自身の性格やタイプもあるので、色々試してみることが言葉の教え方の第一歩。
きっとピッタリな方法が見つかりますよ♪
参考文献
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